《初心者向け》音楽フェスに出演する方法、フェスに出れば知名度は上がる?![記事公開日]2020年11月6日
[最終更新日]2020年11月6日
[ライター]ソロモンの 猫

音楽フェス

日本では数多くの音楽フェスが毎年開催されています。

大きなフェスのステージで歌いたい、憧れのフェスに出演したい、そんな夢を抱いて活動しているミュージシャンも多いと思います。

今回の記事は日本の「大型フェスのそれぞれの特色」「どうやったらそのフェスに出演することが出来るのか」「フェスに出れば知名度を上げることができるのか」について書いていきたいと思います。

日本最大級の4大ロックフェス

日本では沢山の音楽フェスが毎年開催されています。まずはその中でも特に規模の大きい、4大ロックフェスと呼ばれる4つのフェスについて紹介していこうと思います。

  • 1.FUJI ROCK FESTIVAL
  • 2.ROCK IN JAPAN FESTIVAL
  • 3.RUISING SUN ROCK FESTIVAL
  • 4.SUMMER SONIC

どのフェスも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

順番に紹介していきたいと思います。

①FUJI ROCK FESTIVAL

フジロック

主宰:SMASH

会場:新潟県苗場スキー場

一般公募オーディション:あり

 

1997年夏に誕生した国内最大級のロックフェスティバル。「自然と音楽の共生」をテーマにしていて、毎年7月下旬〜8月上旬に新潟県の苗場スキー場にて開催されています。

緑に囲まれたスキー場という大自然の中で音楽と自然を共に楽しめます。

ライブのみならず、アウトドアを目的としたお客さんも多いです。

ロックフェスではありますが、ジャンルはロックのみならず、ポップス、ジャズ、和太鼓、民族音楽など多岐に渡ります。

海外からも大物アーティストがベッドライナーを務め毎年大きな話題となります。

 

「ルーキー・ア・ゴー・ゴー」という一般公募のオーディションも行っており、専用のステージが設けられてます。

くるり、サンボマスター、ASIAN KUNG-FU GENERATIONもかつてはこのステージに出演していたそうです。

FUJI ROCK FESTIVAL – 公式サイト

②ROCK IN JAPAN FESTIVAL

ロックインジャパン

主宰:TOKYO FM

会場:茨城県国営ひたち海浜公園

一般公募オーディション:2020年をもって終了

 

2000年から行われている大型の野外フェスティバル。フェスのタイトルの通り、出演アーティストは邦楽のアーティストに限られています。

ロックバンドは勿論、アイドルやヒップホップ、弾き語りのアーティストも出演します。

音楽雑誌「ROCKIN’ON JAPAN」に出たり、 ROCK IN JAPAN FESTIVALによく出演するようなアーティストを指して「ロキノン系」とも呼ばれ、今や日本における音楽ジャンルの一つとも言えるでしょう。

 

「RO JACK」という一般公募オーディションを行っており、優勝アーティストは夏の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」または年末の「COUNTDOWN JAPAN」への出演権が得られます。

しかしながら、12年間続いた「RO JACK」は2020年を以て一旦終了となってしまいました。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL – 公式サイト

③RUISING SUN ROCK FESTIVAL

RUISING SUN ROCK FESTIVAL

主宰:WESS

会場: 石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ

一般公募オーディション:あり

 

1999年から北海道にて始まった、音楽と共に朝陽を迎えることが出来るというオールナイトフェスティバル。

フェスの頭文字を取って「RSR」と略され、コンセプトは「自由」

「自由」と謳っているだけあって、RSRには予め確保された座席もなければ、入場ゲートからステージまで誘導するスタッフもいません。細かなルールや制約がない本当に「自由」なフェスになっています。

北海道ならではの味覚を楽しめる飲食店の出店や、自然を満喫出来るアトラクションもRSRの魅力の一つです。

8月の開催ですが、北海道なので夜間は気温が下がり一気に冷え込みます。防寒対策は必須と言えるでしょう。

ジャンルはロックに限らず、テクノ系やレイヴ系まで幅広いです。

ROCK IN JAPAN FESTIVALに比べると日本のポップス系のアーティストは少ない印象です。

 

2006年より「RISING★STAR」という一般公募オーディションを開始。

サカナクションもこのオーディションからフェスに出演し、翌年メジャーデビューしました。

RUISING SUN ROCK FESTIVAL – 公式サイト

④SUMMER SONIC

サマソニ

主宰:クリエイティブマンプロダクション

東京会場:千葉県ZOZOマリンスタジアム、幕張メッセ

大阪会場:大阪府舞洲SONIC PARK

一般公募オーディション:あり

 

通称「サマソニ」と呼ばれ、2000年より行われている都市型ロックフェスティバルです。他の三つのフェスと大きく違うのは2001年以降、大阪と千葉(千葉ですが東京会場と呼ばれます)の二箇所での同時開催という点があります。

サマソニでは1日目に東京会場に出たアーティストと1日目に大阪会場に出たアーティストを二日目に丸々入れ替えるというシステムをとっています。

そのため、どちらの会場であっても二日間参加すれば殆ど全てのアーティストを観ることが出来ます。

 

コンセプトは「日帰りでも気軽に行ける」という都市型夏フェスを掲げています。

東京、大阪の各中心部から約1時間で会場に行けるというのは大きな売りの一つです。

 

ジャンルは洋楽のアーティストが多いのが特徴です。

GREEN DAY、Red Hot Chili Peppers、LINKINPARK、 OASIS、スティービーワンダーなど国内でここまで豪華な海外アーティストが観れるのは サマソニならではと言えます。

洋楽のロックが多いですが、近年では日本のポップスアーティストやアイドルも出演するようになっています。

ベッドライナーは毎年、洋楽の大御所アーティストであることが多かったのですが、2019年にはB’zが初の日本人ベッドライナーを務め話題になりました。

 

「出れんの!?サマソニ!?」という一般公募オーディションを2009年から行なっており、神聖かまってちゃん、WHITE ASH、ヤバイTシャツ屋さん、など数多くの有名バンドを輩出しています。

SUMMER SONIC – 公式サイト

フェスに出演する方法

紹介した4つの超大型のフェスですらも、一般公募オーディションを行っています。

ROCK IN JAPAN FESTIVALのみ2020年でオーディションは終わってしまいましたが。

まずはこれらのオーディションに申し込みましょう。

大きいフェスであればあるほど倍率は高いですが、申し込んでみる価値はあります。

それぞれのフェスによって運営方針やブッキングの方針は様々ですが、必ずアーティストをブッキングをしている人間が存在します。

まずは、その人に自分の音楽を聴いてもらい、存在を認知してもらわなくては何も始まりません。

どんなに良い音楽をやっていてもブッキング担当の人間にあなたの音楽の存在を認知してもらえない限り、フェスへの出演はあり得ません。

 

ここまで大型のフェスだと中々難しいかもしれませんが、もう少し規模の小さいフェスの場合はブッキング担当、フェスの主催者の人間に直接コンタクトを取るというのもオススメです。

調べればフェスの主催者やブッキング担当のTwitterなどのSNSを見つけることが出来ると思います。

そこでDMなどで思い切って営業をしてみるのも一つの手です。

オーディションのような間口が設けられている場合は、そこに申し込むのが正攻法ではありますが、担当者に直接連絡をして売り込むということも大いにアリかなと思います。

フェスに出れれば大きく何かが変わるか

「大きなフェスに出演したい」そんな思いを抱いて活動しているアーティストに言いたいのは、フェスに一度出演したからといって劇的に状況が好転するとは限らないということです。

寧ろ、その可能性は思っているよりもずっと低いです。

勿論、大きなフェスに出演したことをきっかけにどんどん売れていったアーティストも確かに存在します。

1つの経験としてフェスに出演するのはそれはそれで大きな意味があります。

しかしながら、全く世間に知られていない状態で、運良くフェスに出ることが出来たとしてもそこから広がる知名度はたかが知れています。

 

フェスは複数のステージでライブが同時進行で行われます。

ということは自分たちよりも格上のアーティストと演奏の時間が被ることが予想されます。格上のアーティストと同じ時間に演奏して集客で勝てるわけもありません。

ですので、「フェスに出れれば知名度が一気に広がる」といった考えは、実はそうでもないと言わざるを得ません。

また、世間的に知名度が広がりつつあり大型フェスへの出演が決まった場合、ここでコケたら「音源は良いけど、ライブは良くなかった」という悪評にもなりかねません。

フェスに出るということは格上のアーティストたちと同じステージで闘うということなので、心して挑まなくては格上のアーティストたちに喰われてしまいます。

まとめ

少々厳しいことも書きましたが、フェスに出演することで知名度をうまく伸ばしていくとも勿論可能です。

「フェスに出れれば何とかなる」といった考え方は危険ですが、大きなフェスに出場できるということ自体は、アーティストとしてのブランドを上げることにも繋がるので決して悪いことではありません。

フェスに出るということがゴールではなく、それぞれの音楽活動にプラスに還元できるよう計画的にフェスへの出場を目指していきましょう。

フェスによってジャンル、特色、コンセプトも様々ですので、自身の音楽に合うフェスを見つけて積極的にオーディションに出るなど動いてみると良いと思います。

ライター:ソロモンの 猫

法政大学文学部日本文学科卒業。大学在学中、小説、詩、文章の書き方を学ぶ。2020年よりフリーライターとして音楽をメインに幅広いジャンルの記事を執筆中。 @soromonnoneko


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