アーティスト向け〜DMでライブ告知は絶対にするな!正しいライブ告知の仕方〜[記事公開日]2021年2月26日
[最終更新日]2021年06月18日
[ライター]ソロモンの 猫

ライブ告知

お客さんにライブハウスに来てもらう為に、ライブ告知はとても重要です。

しかし、間違ったライブ告知の仕方をしてしまうとお客さんは離れてしまいます。

今回は絶対にNGなライブ告知のやり方、有効なライブ告知のやり方について考えていきたいと思います。

絶対にNGなライブ告知

 

・DMやメッセージ機能を使って告知を送る

これは本当にお客さんを呼べないアーティストでやっている方が多いのですが、SNSのDM(ダイレクトメール)の機能を使って個別にお誘いを出すという行為は絶対にNGです。

先に言っておくと、この方法でライブに来てもらえるケースは結構ありますし、この方法でお客さんを呼んでいるアーティストはかなりの割合でいます。

 

しかし、声を大にして言いたいのは、あなたがメジャーの第一線で活躍するような一流のアーティストを目指しているのであれば、お客さんに個人的にライブのお誘いを送るのは絶対にやめてください。

仮にそれでライブに来てもらえたとしても、それで今現在、動員がそこそこあったとしても、それをやっている限りそこから上に行く事は望めません。

 

考えてみて欲しいのですが、メジャーの第一線で活躍しているアーティストからDMでライブのお誘いが来るでしょうか?

あいみょんや、back numberから「今度、ooでライブあります!来て下さい!」とDMが来たことはありますか?

100%あり得ませんよね。

 

「そりゃ、あれだけ売れているんだから当然だ。売れていないうちは仕方がないじゃないか」

という反論もあるでしょう。

しかし、「売れてからそうする」という考え方では一生売れません。

売れる前から、そうなった時のことを想定して、出来る限り、売れている人と同じような活動の仕方をしていくということが必要です。

 

・DMを使ってライブ告知することのデメリット

DMやメッセージ機能でお誘いをすることの一番のデメリットは、お客さんに「舐められる」「売れていないと思われる」という点です。

あいみょんからDMが来ることがないように、そこそこ売れてきているインディーズのアーティストからもお誘いが個別のDMで来る事もまずあり得ません。

ちゃんとお客さんがいて、ちゃんと活動が出来ているアーティストはまず間違いなく、個別にライブ告知を送るという事はしていません。

 

個別にライブのお誘いをお客さんに送ると、「わざわざDMしてくるくらい、 動員が厳しいんだな」「人気ないんだな」「売れてないんだな」「うざいな」といったマイナスのイメージを抱かれる可能性が高いです。

また、そこからライブに来てもらえたとしても、その人はまたこちらからDMを送らないとライブには来ません。

一度DMでお誘いをしてしまうと、向こうもDM待ちになってしまうのです。

そして、DMをやめた瞬間にその人はライブに来なくなります。

はっきり言ってしまうと、DMを送らないとライブに来ないような人はあなたの「ファン」ではありません。

 

更に、こちらからDMを送ることをしてしまうと、向こうからもDMが来るようになります。お客さんが「アーティストと連絡を取りたい」「仲良くなりたい」という風に思うのはごく自然の心理です。

 

アーティストとお客さんの間には明確な境界線が引かれて然るべきで、その境界線をアーティストが自ら壊してはいけません。

「個別に連絡を取って、お客さんと仲良くなった方がライブに来てくれる人が増える」

それは間違いないのですが、それってミュージシャンがやることでしょうか?

それじゃホストと何ら変わりません。

長い目で見た時に、お客さんと個別に連絡を取り合うことは絶対にプラスにはなりませんので、今すぐにやめた方がいいです。

 

正しいライブ告知の仕方

それでは、どうやってライブ告知をしたらいいのでしょうか。

それは、きちんとライブの1〜2ヶ月前からホームページ、SNSで全体に向けてアナウンスすることです。

直前でライブの概要を告知しているのは論外です。

ライブハウスからイベントの概要が送られて来るのが1〜2週間前なんてこともザラにありますが、そんな適当なライブハウスには出演しない方が良いです。

 

イベントの告知は当然、早い方が良いです。

最低でも1ヶ月前、出来るなら2ヶ月前には概要を全てホームページにアップすべきです。

はっきり言って、半年前にホームページでライブ告知をしてもライブに来る人がいないのであれば、それは音楽が悪いか、あなたの音楽をそもそも知っている母数が少ないかのどちらかです。

 

・告知の基本はホームページ

意外とホームページを作っていないというアーティストも多いことに驚きますが、ホームページがない時点で、お客さんからは「売れてない人」と思われます。

ちゃんとしたホームページをまずは作りましょう。

「jimdo」や「wix.com」など無料で簡単にホームページを作れるサイトがあります。

 

・SNSは使えるだけ使う

DMやメッセージ機能を使っての個別の連絡はNGですが、SNSは使えるだけ使いましょう。Twitter、Facebook、Instagram、TikTok、やれるものは全てやって損はありません。

但し、告知ばかりのSNSはお客さんから興味を失われてしまいます。普段の投稿から、いかに魅力的な内容を投稿出来るかが勝負です。

 

・一斉送信出来るツール

個別の連絡はNGですが、一斉送信できるメルマガや公式LINEを使用するのはアリだと思います。

こちらもライブ告知だけだと「ウザイ」と思われ、解除されてしまいます。

ですので、メルマガにしろ公式ラインにしろ、例えば、定期的にカバー動画を送るだとか、自伝的なエッセイを書いて送るだとか、工夫をして、お客さんに楽しんでもらえるコンテンツを発信していく必要があります。

 

 

アーティストは受け身であるべき

アーティストはお客さんに対して常に受け身であるべきです。

どういうことかというと、アーティスト側からお客さんに積極的に「ライブに来て!来て!」となってはいけないということです。

どちらかと言えば「ライブやります。よかったら来てね。」くらいドライで良いのです。

 

お客さんは心理的に、追われたら逃げます。

逆にお客さんにアーティストを追わせなくてはいけません。

その為、アーティストはお客さんに対して受け身でいて下さい。

 

また去っていくお客さんも追っては絶対にいけません。

インディーズ、アマチュアではお客さんとの距離が近く、お客さんの顔と名前がわかることが多い為、「あの人が最近ライブに来なくなった」「あの人が違うライブに行っていた」などといったケースも良くあります。

 

そういった時に落ち込む気持ちもわかりますが、そこでその人を絶対に追ってはいけません。

迷ったら、メジャーの第一線で活躍しているようなアーティストがそれをするのか?

と一度考えてみて下さい。

Mr.Childrenの桜井さんが「最近、ライブに来てくれないね、どうしたの?」とメールをくれるでしょうか。

 

ミュージシャンの仕事は、「良い音楽を作る」「良いライブをする」基本的にはこの二つです。

当然、インディーズでは自分たちで宣伝、プロモーションを行い、それ以外の雑務もこなすわけですが、「ミュージシャンの本来あるべき姿」を見失わないようにして下さい。

 

 

・手売りチケットを活用するべし!その他の便利なツール

意外と盲点なのが、「手売りチケットをライブ会場で売る」というものです。

実は一番、集客の効果があります。

 

例えば、自主企画イベントをやって自分のお客さんを30人呼んだとします。

その日のライブ中に、次の自主企画イベント開催を解禁します。

そして、その日のライブの熱が冷めないその日に、手売りチケットを販売するのです。

手売りチケットは「またライブに行く」という約束にもなりますし、お客さんも手売りチケットを持っていたいという方はとても多いのです。

 

その日のライブが良いものであれば、間違いなくチケットは売れます。

30人の半分の15人にでもその日に買ってもらうことが出来れば上出来でしょう。

逆にチケットが売れなかった場合、その日のイベントがあまり良いものではなかったということです。

その場合は真摯に受け止めて次に活かしましょう。

 

また、大きなイベントでは、e+やローソンチケットなどのプレイガイドを出すというのも一つの手です。

プレイガイドを出すメリットはコンビニからいつでも手売りチケットが買えるという点と、「ちゃんとしているように見える」という点です。

テレビに出ているようなアーティストのライブのチケットを買う場合も、e+やローソンチケットなどのプレイガイドを使うと思います。

「テレビに出ているアーティストとチケットの買い方が同じ」というだけでも、「売れてそう」「ちゃんとしたイベントっぽい」と思ってもらえます。

 

 

まとめ

①DMでの告知は絶対にNG

一度やったら抜け出せない麻薬です。周りでやっているアーティストがいても絶対にやめましょう。

基本的に売れていない人の周りには売れていないアーティストしかいませんので、周りの真似をすること自体がナンセンスです。

 

②告知は早めに!!

ライブ告知はとにかく早めにホームページに出す。そしてお客さんにホームページをチェックさせる習慣を付けさせましょう。

 

③お客さんに対しては常に受け身

お客さんを追ったら負けです。常にお客さんに追われるように意識して下さい。

 

動員が少ない時ほど、目の前のお客さんに固執し、追いかけてしまいがちです。

そうなりそうになった時は、1万人の前でライブが出来るアーティストになったつもりになって行動してみて下さい。

「売れたい」と思うのであれば「売れた時に自分が取るであろう行動」を今のうちからしていくことが一番の売れる近道です。

「売れたらやる」ではなく、今すぐに変えられるところは変えていきましょう。

ライター:ソロモンの 猫

法政大学文学部日本文学科卒業。大学在学中、小説、詩、文章の書き方を学ぶ。2020年よりフリーライターとして音楽をメインに幅広いジャンルの記事を執筆中。 @soromonnoneko