[初心者向け]単独ライブの会場選びのポイント7選!![記事公開日]2022年7月24日
[最終更新日]2022年07月24日
[ライター]ソロモンの 猫

ライブ会場の選び方

単独ライブはアーティストの集大成であり、アーティスト活動において非常に大きなウェイトを占めるものだと思います。

単独ライブを行う会場選びは非常に重要です。

今回の記事では、単独ライブの会場選びのポイントについて書いていきたいと思います。

「これからワンマンライブをやってみたい」と考えている駆け出しアーティストの方の参考になれば幸いです。

会場選び

会場選びは何を基準に選ぶかで大きく変わってきます。

①音響、照明、設備で選ぶ

まず、音響、照明などの設備が良いかどうかという点はとても重要ですよね。

音響、照明の良し悪しで、ライブのクオリティは大きく変わってきます。

その他にもプロジェクターが使える会場、グランドピアノが常設されている会場なども限られていますので、事前に調べておく必要があります。

アコースティック系のライブハウスやホールだとドラムの使用がNGの会場もあります。

ドラムが使用可能でも、音量制限のある場合もあります。

使用可能な楽器、常設されている機材等をホームページで必ず事前にチェックするようにしましょう。

どのような演奏形態でライブを行うのかを決めた上で、それが実現可能な会場を選びましょう。

②立地で選ぶ

会場の「立地」も意外と重要な項目です。

お客さんが、「どの会場であれば来やすいか」をしっかり考えるようにしましょう。

駅からの距離、交通手段、周辺環境なども重要です。

お客さんに年配の方が多い場合、駅から遠く離れている会場では歩くのが大変です。

会場にエレベーターがあるか、エスカレーターなのか、階段なのかといったことも事前に調べておきましょう。

遠征で来るお客さんが多い場合は終電、終バスの時間を調べて、終演後でも帰れるような時間に設定するなど、小さな気配りも大切です。

③値段で選ぶ

やはり何だかんだで一番気になるのは会場の値段でしょう。

単独ライブの場合はホールレンタルとしてライブハウスの規定の値段で会場を借りるのが一般的です。

中には、動員数に応じて何%かをアーティストに返してくれる「チャージバック制」で会場を貸してくれるところもあります。

 

ライブハウスの場合は、店長さんやブッカーさんの判断でホールレンタル代を大きく値下げしてくれるところが多いです。(良い人間関係が築けていればですが)

単独ライブをやる前に何度かその会場主催のイベントに出演して、店長さん、ブッカーさんと良い関係を築いておくことを強くオススメします。

④キャパシティで選ぶ

会場のキャパシティもよく考えて選ばないといけません。

大きな会場でライブをやってお客さんがスカスカという状況だけは避けたいものです。

何か明確な理由や目標がない限りは、身の丈に合っていない大きな会場を選ぶことは避けておく方が無難です。

(大きな会場に挑戦することで成長出来る点は確かにありますが)

 

ライブハウスに定期的に出演すると、よくライブハウス側から「うちで単独ライブやらないか」と打診されることがあります。

こういったライブハウスの誘いに応じて、集客的にしんどいワンマンを打ってしまう若手のアーティストが多いので気を付けて下さい。

条件、キャパシティ等をよく考えて、無理だと思ったらきちんと断りましょう。

好条件でやらせてくれそうであれば、お願いしてみると良いです。

⑤会場のネームバリューで選ぶ

大きな会場、老舗の会場、有名アーティストが出ている会場など、ネームバリューのある会場というものがあります。

「その会場で単独ライブを行った」というだけで一つのステータスになるような敷居の高い会場です。

ネームバリューのある会場は、値段が高いところが多いですし、キャパシティも広いところが多いです。

そういった会場で単独ライブを行うのは覚悟が要りますが、「ここぞ」というライブではネームバリューのある会場を選ぶのもアリだと思います。

⑥店長さんやスタッフさんなど「人」で選ぶ

先程、ライブハウスの人と良い人間関係を築くことをオススメすると書きましたが、やはり会場は「人」で選ぶことも重要です。

例えば、凄く腕の良いPAさんがいるとか、自分の音楽をよく理解してくれている照明さんがいる会場は、凄く頼りになりますよね。

良い機材が揃っていたとしても、それを扱う人間の腕がなければ意味がありません。

⑦配信のクオリティで選ぶ

コロナ禍になり、ライブと配信は殆どセットになりました。

そうなってくると、ライブ配信のクオリティも決して妥協出来ないポイントになってきます。

配信の音、映像の綺麗さ、カメラの台数、これらは事前にしっかりチェックしておきましょう。

今では殆どのライブハウスに配信設備が導入されていますが、飲食店、カフェ、ホールなどでは配信機材が無いところも多いです。

配信にかかる費用、配信チケットのバック率なども会場によって違いますので必ず確認するようにして下さい。

[会場の種類]

①ライブハウス

最もオーソドックスな会場はやはりライブハウスです。

ライブハウスには音響、照明、受付スタッフなどの人員が揃っています。

ホールレンタル代はピンキリで、規模によって5万〜50万くらいで様々です。

キャパシティも20〜30人程度の小規模なところもあれば、1000人近く収容出来るような大規模なところもあります。

ライブハウスに寄って得意なジャンルも違いますので、出演しているアーティストの傾向などを事前に調べてみると良いでしょう。

②カフェ、レストラン

ライブハウスに比べると小規模にはなりますが、カフェやレストランで単独ライブを行うという手もあります。

アコースティック編成でのライブや弾き語りのライブ、ジャズなどのインストのライブに向いています。

カフェ、レストランはチケットバックを多くアーティストに返してくれるところが多いです。

 

音響、照明はライブハウスに比べると簡易的なものであるところが多いですし、PAさんや照明さんがいないところも多いので注意して下さい。

本格的な単独ライブには向きませんが、「収益をしっかり上げたい」「ミニワンマンを行いたい」といった場合にはオススメです。

ライブ営業を行っていないカフェやレストランでも、店長さんと仲良くなると、「機材持ち込みでならライブをやっていいよ」なんて言ってくれるお店もあります。

③ホール

ホールでのライブ、憧れますよね。

ホールの場合、PAさん、照明さんが常駐でいない会場が多いです。

その為、PAさん、照明さんの外注を自分で行う必要があります。

受付スタッフなども自分で手配します。

会場にも寄りますが、機材も持ち込みになる場合もあるので必ず確認しましょう。

 

お世話になっているライブハウスがある場合、そのライブハウスのPAさん、照明さん、受付スタッフ、丸ごとチームでお願いしてしまうのが手っ取り早いです。

ホールの値段もピンキリですが、市民ホールなどは実は驚くほど安い値段で借りれるところもあります。

会場費が安いですが、外注費はかかってしまうので、結局ライブハウスでライブを行うのと同じか、それ以上してしまうことが多いです。

 

ホールの場合、座席に座ってゆったりと音楽を楽しむことが出来ます。

大きいホールでは500人近く座りで入れられるような会場もありますが、小さいホールでは50人〜100人程度の会場もあります。

ホールでのライブはやはり「特別感」がありますので、準備はとても大変ですが、それだけの価値はありますよ。

まとめ

単独ライブの会場選びはとても悩むと思います。

今回、色んな会場の選び方を紹介しましたが、一番重要なのは「何が目的の単独ライブなのかを明確にすること」です。

 

例えば、活動の周年をお祝いする大きなライブにしたいなら、採算度外視で大きな会場でライブを行うのも良いと思います。

関係者の方を呼ぶようなプレゼンライブの場合も、大きい会場や、ネームバリューのある会場の方が良いでしょう。

「活動資金を稼ぎたい」「無理なくコンスタントにワンマンを行いたい」というような場合は、カフェやレストランでのライブの方が負担なくワンマンを行えます。

初めてのワンマンの場合は無理なく、50人程度のキャパのライブハウスから始めてみると良いでしょう。

 

音響、照明、設備、立地、値段、ネームバリュー、人、配信、色んな要素がありますが、全ての条件を完璧に満たす会場は存在しないと思います。

何の為の単独ライブなのかを明確にすることで、優先すべき項目が見えてくると思います。

あなたの目的やライブ内容に合った、良い会場をぜひ見つけて下さいね。

ライター:ソロモンの 猫

法政大学文学部日本文学科卒業。大学在学中、小説、詩、文章の書き方を学ぶ。2020年よりフリーライターとして音楽をメインに幅広いジャンルの記事を執筆中。 @soromonnoneko