音楽スタジオ/ライブハウス・スタッフのリアルなお話[記事公開日]2021年9月24日
[最終更新日]2021年09月24日
[ライター]Kaoru

音楽スタジオ/ライブハウス

前回に引き続き、音楽のお仕事に関する実体験をまとめて行きたいと思います。

音楽スタジオやライブハウスで働いてみたけど、「どんな所なんだろう?」「仕事の内容は?」「メリット」などの疑問にお答えしていきます。

もちろん、勤務先により仕事の内容に若干の違いはありますので参考程度に見ていただきたいです。

音楽スタジオとは

音楽スタジオは、一言で言ってしまうと誰でも利用可能な防音室で、基本的には

  • 音響設備(PAスピーカー、ミキサーなど)
  • ギターアンプ(マーシャルやジャズコーラスのような定番アンプ)
  • ベースアンプ
  • ドラムセット

が常設されています。
利用者のほとんどが、バンド活動やアーティスト活動をされている方で楽器の練習だけでなく簡易レコーディングや音楽レッスンなど用途はそれぞれ。(最近はテレワークなどで利用する方も増えているそうです。)
1時間単位で借りることが可能。

また、ライブハウスや楽器店と併設されていることも多いです。

音楽スタジオの仕事内容

意外と知られていないと思いますが、なかなかハードワークです。

時系列順にまとめて行きます。

1.掃除

まず出勤したら掃除から始まります。
各スタジオの規模にもよりますが、防音室が4~8部屋ほどでしょうか。
他にも、お客様が集まるエントランスや喫煙所などの掃除と灰皿の交換をします。

開店前に終わらせないといけないため、それに合わせて早めに出勤する必要があります。

2.全防音室の機材のチェック

不具合や故障があった場合は、予備の機材と交換する必要があります。

どれも重いものばかりなので力仕事。
交換の際に配線もしないといけないので、ある程度の機材に関する知識が必要になります。
また、シンバルやドラムヘッドは消耗品なのでコンディションのチェックをします。

場合によっては、機材の修理依頼も必要になります。

3.電話対応

自動予約システムを導入している音楽スタジオが増えてはいますが、それでも電話での予約がとても多いです。

日時・金額の確認など意外と時間がかかるので他のお客様を待たせない様に速やかに対応する必要があります。

4.お客様の対応

お客様が来店された際に、ご予約内容を確認し案内します。
常連のお客様の場合は、スムーズに進みますが初めて利用される方には細かく説明しなければなりません。

老若男女問わず、様々な方が来店します。

以上が基本的な業務になります。

ライブハウスとは

ライブハウス

ステージと音響設備が備えられているコンサートホール、ライブハウス

立ち見の場合がほとんどなので椅子などはありません。

バンド、シンガーソングライターの利用者がほとんどで、事前にセットリスト・照明や音響演出・出演順の打ち合わせやリハーサルを行なった上で行われます。
コロナ禍になり、有観客のイベントは減ったものの、無観客での生配信イベントを開催したりと時代に沿って音楽シーンを盛り上げています。

ライブハウスの仕事内容

1.掃除

音楽スタジオと同様に、掃除から始まります。
ライブステージ、PAスペース、受付など。

2.機材チェック

こちらも音楽スタジオと同様ですが、ライブで使用する機材だけなのであまり時間はかかりません。
リハーサルの際にも機材チェックを行うので、ライブ本番でのトラブルはあまり無いと思います。

3.打ち合わせとリハーサル

出演者と演出、曲順、要望をすり合わせながら本番を想定したリハーサルをします。
出演者が多いほど時間がかかるだけでなく、柔軟な対応が必要になります。

4.開演とチケットの確認/もぎり

基本的にお客様は、開演前に待機している場合がほとんどです。
なので開演と同時にとても多くのお客様が入場されますのでチケットの確認を迅速に行います。

当日券を購入される事もあります。

5.ライブのサポート

音響、照明、機材トラブルの対応など、それぞれの役割を任されます。

普段触れることの無い機材(大型のミキサー卓など)を使用できるので音楽家にとって良い経験になりますが覚える事がとても多くて大変です。

しかし、ライブを働きながら見れるのは嬉しい!

6.片付け、掃除

お客様が帰った後に片付けと掃除をします。

煙草の吸殻やお酒残りなどが放置されているので分別していきます。

ライブが盛り上がるほど汚れます!

全ての業務が終わるのは早くても22時頃。

しかし、音楽家にとってお客様と直接関われる貴重な仕事です!

メリット

繋がりができる。

色んな方が集まるので、音楽仲間を作るにはとても良い環境だと思います。
そこからバンドを組んだり、イベントを企画したりすることもありました。

遠征で来られるバンドも多いので、日本各地に音楽仲間ができます。

機材の知識がつく

業務用ミキサーや照明機器だけでなく、演出用のフォグマシンなど普段触れることの無い機材の勉強ができます。
どれも専門的な知識なので知っていて損はないでしょう。

他にも、楽器の修理などを教われる場合もあります。

また、スタッフ側の目線に立つことができるのはとても良い経験でしょう。

著名人に会える機会がある

第一線で活躍しているプロやビルダーが来場するイベントが不定期に開催されます。

イベントや会場の案内などで直接関わることができるのは、スタッフならではの経験。

平日は自由時間が多い

基本的に平日は、ライブなどのイベントを行うことは少ないです。

特に昼間は、お客様の来店が少ないのでその間は自由に過ごせました。(店舗によりルールはあると思います)

私の場合は、動画サイトを見たり、DTMをしたり、ギターを弾いたりして過ごしていました。


以上、私の実体験を元に音楽スタジオ・ライブハウススタッフのリアルなお話をさせていただきました。
なかなか厳しい環境ではありますが、ここでしかできない経験を積むことができます。

プロの音楽家を目指しているのであれば、是非挑戦してみてください!

ライター:Kaoru

2017年から作曲家、編曲家として本格的に活動を開始。楽曲提供・MIDIデータ制作・ミックス・マスタリング・オンラインでの講師など幅広く活動中。 Webサイト:https://kaoru113portfolio.wordpress.com/

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