【徹底レビュー】究極のソフトウェア・シンセ音源「Omnisphere 2」[記事公開日]2021年9月13日
[最終更新日]2021年09月13日
[ライター]Kaoru

DTMerには欠かすことができないソフトウェア音源。
様々なメーカーが色々な製品を展開しています。

今回は、僕が愛してやまない「Spectrasonics(スペクトラソニックス)」のシンセ音源「Omnisphere 2(オムニスフィア)」について徹底レビューしていこうと思います。

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Spectrasonicsとは

Spectrasonicsは、1994年にロサンゼルスの作曲家であるEric Persing(エリック・パーシン氏)によって設立されたソフトウェアメーカー。
商品ラインナップは、

  • シンセサイザー音源「Omnisphere 2」
  • グルーブ制作に優れたドラム音源「Stylus RMX(スタイラス)」
  • ベース音源の決定版「Trilian(トリリアン)」
  • 伝説の名機を完全再現した大容量ピアノ音源「Keyscape(キースケープ)」

の4種類をリリース。

商品ラインナップ自体は少ないものの、他の追従を許さないクオリティの高いサウンドは現代の音楽シーンにおいて不動の人気を誇っています。

Omnisphere 2の魅力

世界的ミュージシャンが愛用しており、作曲家だけでなくプレーヤーからも信頼されています。
数々の名誉ある賞を受賞してきたOmnisphere 2の魅力をご紹介していきます。

膨大なプリセット/サウンド

Spectrasonicsの製品は全て膨大なサウンド/プリセットが収録されています。
特にOmnisphere 2に至っては、開発者である「Eric Persing氏」曰く、「これらのプリセットを使いつくすには、一生かかる」と発言するほど、、。

カテゴリー、タイプ、ジャンルごとに分けられており、どれもが即戦力として使用できるので楽曲制作のインスピレーションを刺激してくれるだけでなく、時短にもつながります。
歌モノの制作だけでなく、劇伴やビートメイクにも対応できるオールラウンダ―。

また、サウンドメイクが苦手という方でも安心して使用できるのはかなり魅力的だと思いました。

僕自身、導入して5年程経ちますが毎回新しいサウンドに出会うことができてとてもワクワクしながら使用しています。

Sound Match機能によるサウンド検索

膨大なプリセット/サウンドが収録されていても、目的のサウンドを見つけることができなければ意味がありませんよね?
そんな時に便利な機能がSound Match機能です。

現在選んでいるサウンドと似たものを探してくれますので、マッチしたサウンドから更に理想に近いものを選べばいいだけです。

豊富なエフェクト

プリセットだけでなく、エフェクトの種類もとても豊富に用意されています。
その数なんと58種類。
歪み系、モジュレーション系、空間系、フィルター系など一通り揃っています。

サウンドメイクの幅を無限に広げてくれるので、使い方次第で何でもできます。
むしろできないことを探す方が難しいと思うほど、、、。

ラックタイプのデザインはとても分かりやすく、初心者でも理解しやすくなっていると思います。
アップデートごとにエフェクターが追加されることがあるので、これからも進化していくのではないでしょうか。

ハイクオリティのシンセシスエンジン

サウンドメイクに便利な機能を豊富に用意しているので、プリセットを選ぶだけでなく、1から自由に作り上げることができます。

主な機能。

  • シンセオシレータ用の500種類以上の新しいDSP波形
  • ウェーブテーブル合成 – 各波形はモーフィング・ウェーブテーブルへと進化
  • 強力な新しいグラニュラーシンセシスアルゴリズムの搭載
  • アグレッシブな音色のためのより、より深いFM/リングモジュレーション機能
  • 8つの新しいフィルタタイプ 新しいパワーフィルタ、母音、共振器
  • 新規のユニゾンドリフト・モデリングによって実現される、アナログPolysynthの動作
  • 新規で追加された音源とターゲットによる拡張モジュレーション
  • ポリフォニックLFOとモジュレーションエンベロープオプション
  • サウンドソースのリバース機能

直感的な操作で使用できるアルペジエーター

シンプルで自由度の高い機能性を搭載することで、思いもよらないパターンを作り出すことができます。

主な機能

  • ステップシーケンススタイルパターンの移調
  • ブラウズ操作中のアルペジオパターンのロック
  • スピードオフセット制御によるスローダウン/スピードアップエフェクト
  • 新規の変調機能を搭載
  • パターンプリセットの収録

ライブパフォーマンスにも導入しやすいスタンドアローン機能

数年前は、DAWのプラグインとしてしか起動することができませんでした。
しかし、スタンドアローンでも動作するようになったのでプレーヤーには嬉しい進化ですよね。

とても軽快に動作してくれるので、ライブ演出の幅を広げてくれること間違いないでしょう。

ipadとの連携

iPad専用アプリである「Omni TR」(無料)を使用することで

  • セットアップの作成
  • サウンドの編集
  • 音色選択
  • フィルターセッティング
  • リミックス
  • ベンド
  • スピン

などをリアルタイムに操作することができるので、音楽制作にもパフォーマンスにも活かすことができます。


以上、「Omnisphere 2」についてレビューしてみました。

誕生して7年もの間、様々な進化を遂げてきました。
まさに「究極のシンセ」と呼ばれている理由が分かりましたね。

今後のアップデートにもかなり期待しています。

是非、使用してみてくださいね!

SPECTRASONICS Omnisphere 2 – Supernice!DTM機材

ライター:Kaoru

2017年から作曲家、編曲家として本格的に活動を開始。楽曲提供・MIDIデータ制作・ミックス・マスタリング・オンラインでの講師など幅広く活動中。 Webサイト:https://kaoru113portfolio.wordpress.com/