現代のSRVを探せ!今SRVにいちばん近いギタリストは誰だ[記事公開日]2016年6月22日
[最終更新日]2016年07月4日
[ライター]中前 議晴

srv Texas Flood-30th Anniversary Edition

SRV = Stevie Ray Vaughan(スティーヴィー・レイ・ヴォーン)

もはや説明は必要ないくらい偉大なブルースギタリストですね。

1990年、8月26日。
ウィスコンシン州イースト・トロイのアルパイン・ヴァレイ・ミュージック・シアターで行われたブルース・フェスティバルに出演。
その後、乗り込んだヘリコプターが墜落してなくなるという人生。
SRVは35歳。

死後26年、未だに現代のギタープレイヤーに影響を与え続けているギタリストです。

ボロボロに塗装のはげ落ちたストラト、極太の弦、マネをしてみた方も多いのではないでしょうか?

そんなSRVの影響を色濃く受けているギタリストがたくさんいますが、その中でも現代のSRVと呼べるであろうギタリストを集めてみました。

John Mayer

13歳からギターを始め、近所の人から教えてもらったスティーヴィー・レイ・ヴォーンに影響を受けブルースにのめり込むという程、小さい頃からSRVを聴いて育ってきた彼。

デビュー当時の曲からシンガー・ソングライターのイメージが強いかもしれませんが、既にエリック・クラプトンやバディ・ガイ、B.B.キングなどの大御所ブルースギタリストとの競演を果たしているブルースマンです。

John Mayer Trioでは彼のブルースマンとしての本質を見ることが出来ます。

もちろんプレイの要所要所にはSRVが見て取れます。

そして彼の肩には”SRV”のTattooも。

ジョン・メイヤー

Kenny Wayne Shepherd

13歳のころからクラブでプレイし始め、まだ高校生だった1995年に『Ledbetter Heights』でデビューしたKenny Wayne Shepherdはテキサス・ブルース・スタイルのギターが話題を呼び、SVRの再来とも言われる期待される存在に。

当時高校生の頃から既にSRVライクなテキサスブルースを披露していたのですから驚きです。

伝統的なブルースだけではなく、彼のヴォーカル・デビュー作の”Place You’re in”ではモダンなロック曲にも挑戦していてこれもまたカッコいい。

SRVとは異なり、普段は歌わずにギターに専念している彼ですが、ブルーススケールを高速で弾きまくるプレイはまさにSRV譲りでしょう。

philip sayce

ストラト、ブルースと先のギタリストたちと同様のスタイルですが、それ以上にかなりハードなブルース・ロックギタープレイヤーです。

SRVライクな速弾きはもちろんですが、それ以上にハードロックからの影響と思われるプレイも数多く出てきます。

SRVをもっとワイルドに、更にロックにしたらこうなるのかな、と思えるギタリストです。

歌もいいですね。
いい声してます。

掲載した動画は曲ではなくアンプのデモ演奏ですが、彼のプレイスタイルがよくわかるものだと思います。

ICHIRO

最後にご紹介するのはMade in Japan。
白人系ホワイトブルースロック直系のブルースギタリストです。

ブルースに魅せられ単身シカゴへ渡米してしまうほどのブルースマンのICHIRO氏。

過去にはSVR奏法の教則DVDでICHIRO氏がインストラクターを務めていこともあります。

矢沢 永吉氏や長渕 剛氏のサポートメンバーとしてツアーにも参加しています。

昨年の長渕剛氏が敢行した”10万人オールナイトライブ 2015 in 富士山麓”に参加しTVでは何度もICHIRO氏の姿が映し出されていました。

まとめ

いかがでしたか?
あなたが認める現代のSRVはいましたか?

一部のひとからは、”所詮SRVのマネに過ぎない”だとか”SRVを超えることはできない”などと言われてしまうこともあるようですが、どのギタリストも素晴らしいブルースギタリストであることは間違いありません。

SRVにないものを持ったギタリストばかりですし、どちらが優れているというものでもない気もしまう。

こんな素晴らしいギタリストが世に生まれたのもSRVがいたからこそ。

これからもSRVに影響をうけた素晴らしいプレイヤーがたくさん生まれることを著者は期待しています。

スティーヴィー・レイ・ヴォーン

ライター:中前 議晴

マーティ・フリードマンなどとも共演。親しみやすく和やかな雰囲気でのレッスンが好評!! ギタースクール ROOTSのページ – ギター教室navi

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