喉の調子が悪い日というのは誰しもあるものです。
しかし、大事なライブの日に限って調子が悪かったりすると落ち込みますよね。
風邪をひいているわけでもないのに何日も調子が悪い日が続いて、不安になってしまうこともあると思います。
今回の記事ではボーカリストの方に向けて、喉の調子が悪い時に考えられる、その原因と対策についてご紹介していきたいと思います。
喉の調子が悪い原因として、まず体調的な理由が考えられます。
寝不足は喉の調子に大きく影響します。
声帯も喉周りの筋肉も十分な睡眠をとってやらないと回復してくれません。
大事なライブの前は必ずしっかりと睡眠をとるようにしましょう。
喉の調子が悪い原因として一番に考えられるのが風邪です。
風邪のひき始めや、風邪の治りかけの状態の時は思うように声が出せないことが多いです。
風邪で喉の調子が悪い時は無理をせずに体を休めて下さい。
風邪の時ほど、声帯が傷付きやすくなっているので無理に声を出すと致命的なダメージを与えかねません。
声の調子が悪い時や風邪をひいている時にオススメの「のど飴」をまとめた記事もありますので、ぜひチェックしてみて下さい。
花粉もボーカリストにとっては大敵です。
花粉症になるとどうしても喉のコンディションに悪い影響が出ます。
花粉の季節はツアーやレコーディングをやらないようにしているボーカリストもいるぐらいです。
症状が軽い方は市販の薬である程度抑えられるでしょう。
花粉で声の調子があまりにも酷い場合は、一度ボイスクリニックに相談してみることをオススメします。
直前に飲んだ物、或いは食べた物が喉のコンディションに悪影響を与えることもあります。
お酒は喉のコンディションを一発で崩す可能性があるので、ライブ前は控えた方が無難です。
人にもよりますが、お酒を飲むと翌日にも影響することがあります。
また、炭酸、辛い物などの刺激物も喉にとってよくありません。
・水分を持っていくもの(お茶、コーヒー、カフェイン系)
・刺激物(炭酸、辛い物、熱すぎる物、冷たすぎる物)
・アルコール
この三つには特に気を付けるようにして下さい。
声が出しにくくなる飲食物についてまとめた記事もありますので、気になる方はこちらもご一読下さい。
歌にはメンタルがかなり大きな影響を及ぼします。
喉の調子が優れない原因は精神的な問題であることも非常に多いです。
音楽と関係のない部分でも、ストレスが溜まっているとそれが喉に不調をもたらしてしまうことがあります。
声帯や喉周りの筋肉は非常に繊細です。
日頃からストレスを溜め込みすぎないよう、発散する方法をいくつか持っておくと良いでしょう。
「自信のなさ」はそのままの喉の不調になって現れます。
本気で歌の練習に取り組んでいる方ほど、自信を失ってしまうことがあります。
それは、練習を重ねる程に「耳が鍛えられてくる」からなのです。
音楽をやっていない人からしたら、全く気にならないレベルの音程のズレさえも気なってしまうこともあるでしょう。
それは、それだけあなたが高いレベルに近づいているからなのです。
練習の録音があれば、一年前、二年前、過去の歌と今のあなたの歌を聴き比べてみて下さい。
きっと上手くなっているはずです。
また、音楽に真剣に取り組めば取り組むほど、当然周りも本気の人だけが残ってくるので、気が付くと「周りのレベルが高い」なんてことが起こり得ます。
「周りのレベルが高い」と感じて自信を失くしている方は、それだけあなたのレベルも高い位置に来ているのだと考えてみて下さい。
基本的に「人は同じくらいのレベルの人同士で集まる」ようになっているものです。
「最近ずっと調子が悪い」という思い込みから喉の不調を起こしているケースがあります。
今日調子が悪かったからといって、明日も調子が悪いとは限りません。
基本的に喉の調子は日替わりです。
ライブのリハーサルで調子が悪かったとしても、本番は絶好調で歌えるということも大いにあり得ます。
「調子の悪さを引き摺らない」というのはとても大事なことです。
調子が悪かった日の、「睡眠時間」「食べた物」「飲んだ物」「飲んだ水の量」「歌った曲」などをメモしておくと、自分が調子を崩す原因が見えてくるかもしれません。
歌う環境が変わることで大きく調子を崩してしまうことがあります。
具体的な例を見ていきたいと思います。
カラオケにしろ、ライブハウスにしろ、マイク音量と伴奏の音量のバランスがおかしいと調子を崩してしまいやすいです。
マイク音量が小さすぎると、無駄に大声を出して声を枯らしてしまいかねません。
カラオケの場合はオケの音量を下げて、歌いやすいバランスを作りましょう。
ライブハウスで歌う場合は、バックバンドの音量を下げてもらったり、PAさんに頼んでマイクの音量を大きめに出してもらうようにしましょう。
カラオケの場合、エコーの数値によってもかなり歌いやすさが変わってくると思います。
部屋の大きさや機種によっても微妙に響き方が違ってくると思いますので、自分にとってベストな設定を覚えておきましょう。
ライブハウスでも同様に声にリバーブをどれだけかけるかをPAさんに注文して下さい。
ライブハウスも会場によって歌いやすさが全く違います。
そういった環境に合った音作りをするために「リハーサル」という時間があるのです。
リハの時間を使って、しっかり歌いやすい環境を作りましょう。
ライブハウスにおいてはモニター環境で歌いやすさがかなり変わってきます。
モニターが聴こえないと、「声が出ていない」「喉の調子が悪い」という錯覚を起こしやすいです。
リハの段階で、気持ちよく歌えるようボーカルのモニターをしっかり返してもらうようにしましょう。
喉の調子を壊してしまいやすい選曲もあると思います。
例えば、思い切りシャウトするような曲や、物凄いハイトーンが続くような曲は、しっかりとした発声技術を身に付けていないと、一発で喉の調子を崩しかねません。
メタルのデスボイスや、がなり声なども、正しく発声出来ていないと、声帯へダメージを与えてしまいます。
自分の中で「この曲を歌うと調子が崩れやすい」という曲があると思います。
「調子を崩しやすい曲」をちゃんと把握して、そういった曲はなるべく喉が温まってきてから歌うようにしましょう。
喉の調子が悪い原因としてウォーミングアップ不足の可能性があります。
喉周りの筋肉が目覚めるのは、他の筋肉たちと比べて一番遅いと言われています。
声が立ち上がるのに、目が覚めててから5〜6時間くらいはかかります。
寝起き2~3時間ではやはりなかなか本調子で歌えません。
ウォーミングアップの方法としては、発声練習を取り入れたり、お風呂に入る、ランニングをする、などもオススメです。
喉の調子が悪い原因には様々な理由が考えられます。
歌は身体が資本です。
ライブ前は体調管理に気を配るようにしましょう。
そして、調子が悪い状態を引き摺らない「気持ちを切り替える」ということが非常に重要です。
オススメは自分が良い調子で歌えた時の習慣を覚えておくことです。
とても良く歌えた日の「睡眠時間」「食事」「水分の摂取量」「ウォーミングアップで歌った曲」などを覚えておいて、それを本番前のルーティンにしてしまいましょう。
「これをやっておけば声が出る」というルーティンを持つことで、「ゲンを担ぐ」という意味でもメンタル的な支えにもなりますよ。
ぜひ参考にしてみて下さい。
ライター:kato
2020年よりフリーライターとして活動。 @kato1155ka
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