「ライブをしても、いつも予約が全然入らない、、、。」
そんな悩みを抱えているアーティストはとても多いと思います。
今回の記事は「ライブにお客さんが来ないアーティストの特徴」について書いていきたいと思います。
中々ファンが増えずに悩んでいる方は、当てはまるものがないか是非チェックしてみて下さい。
ファンが増えないアーティストの共通点として「見た目を全然気にしていない」ということが挙げられます。
「結局、見た目かよ!」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、厳しいことを言うと「見た目」を蔑ろにしているアーティストにはファンは付きません。
「見た目」は本当にめちゃくちゃ重要なのです。
何も整形して二重にしろとか、ライザップに行って20キロ痩せろとか言っているわけではありません。
見た目で気にして欲しいのは「服装」「髪型」「清潔感」の三つです。
この三つに関しては特別お金をかけなくても直ぐに改善することが出来ます。
服装のサイズはちゃんと合っているか。
髪の毛は伸びすぎていないか。
黄ばんだシャツを着たり、シワだらけの服を着たりしていないか。
無精髭が伸びすぎていないか。
靴はボロボロだったり汚れたりしていないか。
こういった部分を全てきちんとするだけでも、見た目の印象は大きく変わります。
ステージ衣装も必ず用意しましょう。
どんなに良い音楽をやっていたとしても、見た目が汚くてみすぼらしくては本当に台無しです。
ライブを行うとき、ステージに立つときだけでも良いので、出来る限り見た目にも気を配って下さい。
見た目を改善するだけで、本当にファンは格段に付きやすくなります。
見た目ばかり磨いて、肝心の音楽を蔑ろにしては本末転倒ですが、本来、「音楽」と同じくらい「見た目」は重要視すべきポイントだということを忘れないで下さい。
ライブにお客さんが来ない大きな原因の一つとして、ライブ告知をちゃんと行っていない可能性があります。
ライブ告知がライブの1週間前にSNSで告知するだけになっていたりしませんか?
ホームページのライブ情報もきちんと更新されていますか?
ライブの告知は情報解禁が可能になったらすぐにホームページにアップし、SNSにもすぐに投稿しましょう。
またDMなどで個人的に連絡をすることは出来る限りやめましょう。
アーティストは来るもの拒まず、去るもの追わず、ファンに対しては受け身の姿勢でいることが大切です。
DMでライブ告知をしてはいけない理由はこちらの記事にまとめてありますので、興味のある方は是非読んでみて下さい。
ライブにお客さんを呼べない理由として、ライブの数が多すぎる場合があります。
ライブを沢山することで「精力的に活動している感」を演出することは出来るのですが、ファンの母数が少ないのにライブを沢山打てば、当然ファンは分散し一回のライブの動員数は減ります。
この場合はシンプルにライブの数を減らして、一回あたりの動員を少しでも伸ばすことを考えてみて下さい。
ライブの数が増えれば増えるほど、どうしてもライブ告知もおざなりになってしまいがちですし、練習も疎かになりがちです。
よくわからないブッキングに何本も出るくらいなら、自主企画ライブを一回打って、そこに動員を傾ける方がよほど建設的です。
これは耳が痛い話かもしれませんが、「ライブにお客さんが来ない=ライブが良くない」という現実に一度はきちんと向き合うべきかもしれません。
グダグダのライブMCをしていませんか?
歌詞もろくに覚えずに譜面を見ながら演奏していませんか?
毎回同じ曲ばかり演奏していませんか?
演奏が上手い、下手は勿論重要ですが、それ以上に「良いライブ」だったかどうかが重要です。
「良いライブ」というのは人によって感じ方が様々だとは思いますが、一つ言えるとしたら、それは「お客さんの心を感動させること」です。
他人の心を感動させるというのは決して簡単なことではありません。
どうしたら来てくれるお客さんに感動してもらえるかを真剣に考えて、演奏だけでなく、MC、身振り手振り、視線、たたずまい、照明、音響、そういった細かいところまで徹底的に追求していくことで、ライブで「感動」というものは生まれるのだと思います。
正直、ライブが圧倒的に良ければ、多少ライブ告知がずさんでもお客さんは来ます。
それくらい、自分のライブそのものが良いかどうかというところは徹底的にシビアに見ていく必要があります。
普通、「好きなアーティストのライブに行きたい」と思った時に、多くの人が足を運ぶのはそのアーティストの単独ライブのはずです。
アーティストが5〜6組出るようなブッキングイベントを敢えて選んで観に行く人はかなり少数派です。
あなたが好きなアーティストのライブを見に行こうと思った時、そのアーティストの単独ライブの日と、全然知らないアーティストが5組出る日と2つあった場合、どちらを選ぶでしょうか。
きっと単独ライブの方に行きたいと思うはずです。
そう考えると、そもそもライブハウスが主催しているブッキングイベントに沢山のお客さんを呼ぶということ自体、かなり無理があるとも言えます。
お客さんからすると、どんなにあなたの音楽が好きでも、全然知らないアーティスト何組かとの対バンのイベントは全く魅力的ではないのです。
では、どうしたら良いのかと言うと、まずはよくわからないブッキングイベントには出演しないことです。
あなたが「どのように良いイベントなのか」をきちんとお客さんに説明できないイベントには出演すべきではありません。
そうでないと、心から「楽しいイベントだからライブに来てね」と胸を張って告知することも出来ないはずです。
あなたの音楽が好きなファンの気持ちとしては、少しでもあなたのライブを長く観たいはずです。
ですので、仲の良いアーティストや、あなたが心から良いと思えるアーティストとの2マンライブを積極的に組んでいくことをオススメします。
2マンライブでは、ワンマン程ではありませんがライブの持ち時間もかなり長いですし、対バンのアーティストとも深い関係を築けます。
セッションやコラボの時間を設けて、その日のイベントでしか観れないステージを作ることもオススメです。
2マンでないにせよ、必ずお客さんにとって魅力的なイベントであるかどうかを常に考えておく必要があります。
何となくでイベントに出演するのは今すぐにやめましょう。
人気のあるアーティストは常に目標を掲げて、そこに向かってステップアップしています。
そして、ファンはアーティストが成長していく姿や、その目標に向かっていく姿勢に心動かされます。
ただ何となくライブ活動をするのではなく、あなたがどこを目指していて、音楽を通して何を成し遂げたいのか、それらを明確にして発信していく必要があります。
勿論、圧倒的に音楽とライブが良ければ、目標なんて語らずともライブに人は来るでしょう。
音楽的な高みを目指すのは当然ですが、現状、ライブにお客さんを呼べずに苦労している方は、あなたは将来どうなりたいのか、音楽でどんなことをしたいのかを、MCやSNSで発信していって下さい。
人は人の思いに心動かされます。
「あなたの音楽が好き」→ライトなファン
「あなたの夢や目標を応援し、一緒に叶えたい」→コアなファン
ライトなファンは基本的には単独ライブにしか足を運びません。
ライトなので、一年に一度、一番良いステージを観れれば満足という人たちです。
しかし、ミュージシャンとして生計を立てていくには、ライトなファンだけではどうしてもビジネスとして成り立ちません。
「あなたのライブなら何でも行く!」というようなコアなファンも育てていく必要があるのです。
そのコアなファンを育てていく第一歩が、あなたの夢や目標、成し遂げたいことをファンと共有するということなのです。
今一度、自分は音楽を通して何を成し遂げたいのかを考えてみて下さい。
「ライブにお客さんが来ないアーティストの6つの特徴」
①見た目を気にしていない
②ライブ告知をちゃんと行っていない
③ライブをしすぎている
④ライブのクオリティが低い
⑤イベントが魅力的でない
⑥何を目指しているのかわからない
いかがでしたでしょうか。
6つのうち1つでも当てはまるものがあった方は、是非改善してみて下さい。
この6つの項目は本当に大切です。
お客さんを呼べるアーティストには呼べる理由がちゃんとありますし、呼べないアーティストには必ずその原因があります。
ライブの集客に関する記事は他にも幾つか書いていますので、併せてこちらも是非チェックしてみて下さい。
ライター:kato
2020年よりフリーライターとして活動。 @kato1155ka
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