長年、ジャンル問わず使用され続けているピアノ/エレクトリックピアノ音源。
需要が高いこともあり、各社さまざまな製品を多数展開しています。
商品ラインナップが多いことから、どれを選べばいいのかわからず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで、僕が約1週間前に導入したXLN AUDIO(エックスエルエヌオーディオ)の大人気ピアノ/エレクトリックピアノ音源「Addictive keys(アディクティブ キーズ)」(以下 AK)を実際の使用感を交えて徹底レビューしていきます。
についてまとめていきます。
XLN AUDIOの会社概要やAddictive Drums2については以前まとめましたので、以下を参照してください。
おすすめのソフトウェア・ピアノ音源 – DTM博士
XLN AUDIO社の高い技術力と豊富な経験を駆使し、制作されたハイクオリティなピアノ/エレクトリックピアノ音源。
音源は
の計4種類が用意されており、それぞれ個別に購入することができます。
数多くの製品の中で、なぜAKを選んだのかのお話しをしていきたいと思います。
僕にとっては、これが最大の理由です!
DTMをしていると、さまざまなプラグイン音源/エフェクトを購入すると思います。
管理方法に関して各社それぞれの方式を導入していることもあり、プラグインが増えれば増える程、面倒で困難になります。
しかし、公式のプラグイン管理ソフト「XLN Online Installer」がとても優秀なところがとても魅力的!
XLN Online Installerを使用すれば、XLN AUDIOの製品全てを一括して管理することができるのです。
私の場合ですと、AD2とAKをまとめて管理しておくことができるので、
などが生じた場合でも、すぐに対応できます。
安心できる環境を構築することはDTMerにとって重要なポイントになりますので、音源選びの際は参考にしてみてください。
プラグイン管理ソフト「XLN Online Installer」↑
最近のソフトウェアは、基本的にかなり豊富な機能を搭載しています。
それらの機能を最大限に活かすには、「慣れた環境」が必要だと思います。
AKは、AD2に近い見慣れたUIを継承しているので、大体の操作感や各パラメータの役割をすぐに把握できました。
まだ導入して1週間程ではありますが、自分の思い通りに操作できているのでとても快適です。
AD2と同様に、AKでも音源の個別販売と、お値打ち価格で購入できるバンドル版で導入することが可能。
ご自身の環境や制作ジャンルによって、「あまり必要のない」もしくは「好みじゃない」音源があると思います。
これらに、無駄にお金を使うことがないのでとても財布に優しく導入しやすい仕様。
また、PCの記憶容量(HDD/SSD)を圧迫することが無いので音源管理がしやすいのも嬉しいですね。
GUI(操作画面)がとても分かりやすく、各調整に必要なパラメーターがしっかりと分けられているので、初心者でも分かりやすくなっています。
独奏からアンサンブルに馴染むサウンドまで対応できるので、主役にも脇役にもなれる使い勝手の良い音源。
集音マイクの種類や、配置場所まで事細かに調整できるので、さまざまなシーンを再現したサウンドメイクができます。
また、エンベロープやフィルターを使用すればピアノではあり得ないサウンドを鳴らすことができます。
生楽器の域を超えている!と感じました。
使用頻度の高い
などの主要なエフェクトが搭載されているので、サウンドメイクをする際に、別途プラグインを用意する必要が無く、ソフト内で完結させることができます。
大体のパラメーターを把握しやすいのも魅力的だと思いました!
Modern Uprightは、現代クラシック音楽のピアニストに人気の「YAMAHA/U3 アップライトピアノ」を再現した音源。
軽やかな雰囲気を持ちつつも、タイトでくっきりとした音色はアンサンブルに埋もれないサウンドで、ジャンル問わず活躍します。
メロウ系のスムーズジャズからキャッチーで明るいポップスまで、全てをカバーするプリセットが備わっていますのでサウンドメイクが苦手な方でも安心。
広々とした公会堂で細心の注意を払い最高のコンディションのもと、丁寧にサンプリングされています。
Studio Grandは伝統的な「Steinway/Model D コンサートグランドピアノ」を再現した音源。
搭載されているExploreMapsには、基本的なものから加工されたものなど、インスピレーションを刺激するさまざまな種類のプリセットが多数収録されています。
グランドピアノを録音するのに適したスタジオ「Swedish Broadcasting Corporation」の広々としたレコーディングスタジオで、丁寧にサンプリングされています。
Electric Grandは、1970年代後半から1980年代中盤に生産された「YAMAHA/CP-80エレクトリックグランドピアノ」を再現した音源。
アコースティック、エレクトリック、アンプを通した音をそれぞれ組み合わせることで、ピアノのような音でありながら、アコースティックピアノよりも複雑なハーモニックが特徴的です。
3つのキャラクター(アコースティックハンマー、ダイレクト出力、アンプ出力)と7つの録音方法を組み合わせて収録されました。
Mark Oneは「Fender/Rhodes Mk. 1エレクトリックピアノ」を再現した音源。
40年以上もの間、不動の人気を誇るエレクトリックピアノとして愛され続け、数えきれないほどのヒットレコードで採用された究極のサウンドです。
広いレコーディングスタジオでチューブアンプを通して、丁寧にサンプリングされています。
以上、ピアノ/エレクトリックピアノ音源「Addictive keys」について徹底レビューしてみました。
XLN AUDIOの高い技術力が詰まった音源でしたね!
皆さんもこの極上のサウンドを導入してみてはいかがでしょうか!
XLN Audio Addictive Keys – Supernice!DTM機材
ライター:Kaoru
2017年から作曲家、編曲家として本格的に活動を開始。楽曲提供・MIDIデータ制作・ミックス・マスタリング・オンラインでの講師など幅広く活動中。 Webサイト:https://kaoru113portfolio.wordpress.com/
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