人と違うことをしたい方必見!少し変わった弾き方をするギターリスト・奏法まとめ[記事公開日]2021年9月10日
[最終更新日]2021年09月10日
[ライター]Ryo

ギターを演奏する猿の写真

いつも普通にギターを弾いているとたまには「人と全然違った弾き方をしてみたい。」と思われる方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はそんな方向けに筆者が是非紹介したい少し変わった弾き方をするギターリスト達をまとめてみましたので1人1人ご紹介していき、少しだけ知見があるものについては簡単な奏法の解説もしていきたいと思います。

「こんな弾き方ってそもそも出来るの?」「こんな弾き方思いつきもしなかった」と思われるような弾き方ばかりだと思うので良い刺激・参考になるかと思います。(ただし真似できるかどうかは別の話w)

 

Alan Gogoll (アラン・ゴーゴル)

まず1人目に紹介するのがオーストラリア出身のアコースティックギターリストAlan Gogoll(アラン・ゴーゴル)です。

Alan Gogollの公式ホームページ

■引用元: Alan Gogoll Official Website(https://www.alangogoll.com/)

 

Alan・Gogollは自身が生み出した「Bell Harmonics(ベル・ハーモニクス)」というテクニックで一時SNS上で話題になり急激にフォロワー数・ファンを増やしたギターリストなのですが、滝のように流れる高速なハーモニクステクニックが非常に印象的です。

なおこのBell Harmonicsに関してはアラン・ゴーゴルのファンの何人かがYouTube動画などで弾き方を解説してくれていたりするのですが、簡単に言うと左手だけを使って1~3弦でハーモニクスを鳴らし、右手だけを使って3~5弦のハーモニクスを鳴らしているといったような形で滝のような連続したハーモニクスを鳴らしているそうです。

フィンガースタイルを好むギターリストですと、結構左手だけでハーモニクスをする(人差し指でフレットを抑え、薬指で弦を鳴らす)というのはよく使うテクニックの1つなのですが、右手だけでハーモニクスをするという発想、ましてや左と右を使ってそれぞれ別の弦のハーモニクスを連続して鳴らすという発想は思いつかないのではないでしょうか?

ハーモニクスの音が好きな人は是非、Alan Gogollの弾き方を真似してみることをお勧めします。

 

Stanley Jordan (スタンリー・ジョーダン)

2人目に紹介するのはアメリカ出身のジャズギターリストStanley Jordan(スタンリー・ジョーダン)です。

Stanley Jordanは、両手でギターのフレットをタッチしてギターをより滑らかに弾く自身が命名した「タッチスタイル奏法」で知られているギターリストで、ストロークなどを一切しない演奏スタイルを好むギターリストです。

なお、タッチスタイルは基本的にはタッピングの延長線上のテクニックなのですが、スタンリー・ジョーダンの場合、本来弦をピッキングする利き腕でハンマリング・プリングといったテクニックや、チョーキング・ビブラートまで繊細な演奏をすることが出来るので、ギターをより滑らかに弾くことが可能となっています。

なお、このタッチスタイルを可能にする為にSatnley Jordanは指板がより平らに作られたギターを好み、弱い動作でのタッピングを可能にした1988年製の Vigier Guitars モデルを使用することが多いようです。

滑らかに弾くタッピングギター「タッチスタイル」を身につけたいといった方はStanley Jordanの演奏を参考にされては良いのではないでしょうか?

 

MIYABI (ミヤビ)

3人目に紹介するのは日本出身のサムライギターリストMIYABI(ミヤビ)です。

MIYABIの公式サイト

■引用元: MIYABI公式ホームページ(http://myv382tokyo.com/)

 

MIYABIは親指で低音弦を叩き、他の指でその他の弦を引っ掛けて弾くベースでよく使われるテクニック「スラップ奏法(別名: チョッパー奏法)」をエレキギターで弾くことを広めたギターリストで、その独自の演奏スタイルは「MIYABI奏法」と呼ばれたりもします。

元々バリバリっとした音が特徴的なエレキギターをスラップ奏法で弾くと、よりアタック・エッジの効いた「The ロックンロール」な音を出すことが出来るので、ロック好きな人なら1度は試してみたいと思うこと間違いなしの奏法です。

なおMIYABIに関しては日本出身のギターリストなので国内で真似をする人も多く、結構弾き方を解説している記事や動画等があるので、比較的今回紹介している奏法の中では練習しやすいのではないかなと思います。

ただ上手に弾けないうちはただのノイズになりかねないと思うので近所迷惑にならないように練習する場所はよく考えましょうw

 

Erik Mongrain (エリック・モングレイ)

4人目に紹介するのは、カナダ出身のアコースティックギターリストErik Mongrain(エリック・モングレイ)です。

Erik Mongrainの公式サイト

■引用元: Erik Mongrain Official Website(https://www.erikmongrain.com/)

 

これまで上で紹介してきた少し変わった弾き方をするギターリスト3人に関しては、それぞれ既存のギターテクニック「ハーモニクス」「タッピング」「スラップ」の延長線上での神業テクニックだったのですが、Erik Mongrainに関してはそもそもギターの持ち方から少し異なる弾き方をします。

どう違うのかと言うと下の動画のように膝の上にギターを置いて叩くように演奏します。

この奏法「ラップタップ奏法」自体は元々Michael Hedges(マイケル・ヘッジス)と言うアメリカ出身のギターリストが始めていた奏法ではあるそうなのですが、より一般的に知られるようになったのはErik Mongrainのおかげと言えます。

なお、この奏法は持ち方が違うのは別として基本的にはパーカッシブギターの延長線上で、叩いてもコードになるといったようなオープンチューニングでチューニングされていることが多く、Erik Mongrainは好んでオープンFチューニング(FACFCF)などを使用しているそうです。

こちらの奏法自体、真似して弾く人の母体数がかなり少ないのですが、いくつかYouTube上に簡単なチュートリアル動画がアップされていたりするのでこれらを見ながら練習されてみると良いかと思います。

 

Alexandr Misko (アレクサンダー・ミスコ)

そして5人目(最後)に紹介するのは、ロシア出身のアコースティックギターリストAlexandr Misko(アレクサンダー・ミスコ)です。

Alexandr Miskoの公式ホームページ

■引用元: Alexandr Misko Official Website(https://alexandrmisko.com/)

 

Alexandar Miskoは筆者が個人的に今1番画期的だなと思うギターリストで、とにかく様々な奏法でアコースティックギターを演奏します。

中でもSNS上で1番バズが起きたのが、下の動画にあるように演奏中にペグを回してチューニングを変えるといった奏法で、その他にも割り箸のようなものを使ってギターをバイオリンのように弾いたり弦とフレットボードの間に挟みものをして琴のように演奏するといったものもあります。

■(参考)演奏中にペグを回してチューニングを変える奏法

■(参考)割り箸のようなものを使ってギターをバイオリンのように弾く奏法

■(参考)ギターを琴のように弾く奏法

他のギターリストももちろん物凄いのですが、ここまで来るとちょっと次元が違ってあまり参考にならないどころかギターを辞めたくなりませんか?w(個人的にはこの動画を見て筆者は1ヶ月ほどギターから離れました。。。)

ただAlekandr Miskoはかなり革新的で刺激をもらえるギターリストだと思うので、どんどん変わった弾き方を見て刺激をもらいたいといった方はSNSなどをフォローして研究してみると良いかと思います。

 

まとめ

まとめです。今回は少し変わった弾き方をするギターリスト達をご紹介し、少しだけ知見があるものについては簡単な奏法の解説をさせて頂きました。

もし通常のギターの弾き方とは一旦離れて特殊奏法を練習してみたいと思っている方がいらっしゃいましたら、是非こちらの記事で紹介しているギターリスト・奏法を参考にして頂けたらと思います。

今回は以上になります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。

ライター:Ryo

フリーウェブデザイナー兼ウェブライター。音楽、WEBプログラミングに関する記事の執筆が得意です。ポートフォリオサイト → https://ryouslashweb.com/

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