後世に語り継がれる伝記映画となった海外ミュージシャン達![記事公開日]2021年5月16日
[最終更新日]2021年05月16日
[ライター]Ryo

2018年10月、映画「Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)」が世界中で公開され、日本でも非常に話題を呼びました。

いくつかのメディアによると、日本の2018年公開映画の興行収入ランキングで1位(131億円)にも上り詰めたそうです。

この映画のテーマになったイギリス・ロンドン出身の伝説のロックバンドQueen(クイーン)は1970年代にデビューしたバンドですが、この映画がきっかけでQueenの音楽に夢中になった人々も多いのではないでしょうか?

このようにして偉大なミュージシャンは語り継がれるんだなと思わずにはいられません。

 

さてさて、それでは本題に戻りたいと思いますが、今回はこの映画「Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)」で伝記になったQueenのように、後世に語り継がれる伝記映画となった海外ミュージシャンをまとめてみたいと思います。

ここで海外ミュージシャンの中に今まで聴いていたミュージシャンがいれば、映画を見ることでもっと彼らについて知るきっかけになりますし、逆に誰も知らない場合でも「この映画、面白そうだな」と思われたのであれば、新しいお気に入りの海外ミュージシャンが見つかるきっかけにもなるかもしれません。

是非、気になった方はチェックしてみて下さい。

8 Mile / 8マイル

それではまず1つ目に紹介する伝記映画は、8Mile(日本語タイトル: 8マイル)という映画です。

この映画はヒップホップミュージシャンであるEminem(エミネム)が有名になる前にミシガン州デトロイトの貧困街にあるシェルターでラップバトルを行っていた頃の半生を描いています。

ちなみにこの映画のタイトルとなった8マイルとは、この映画の舞台であるデトロイトにある都市(富裕層)と郊外(貧困層)を隔てる境界線のことで、貧困に打ち勝って富裕層の仲間入りをしたいという若い頃のエミネムの思いが込められています。

また、映画の予告動画を見た人で気付いた方も多いかとは思いますが、この映画ではエミネム本人が主演を務めているのですが、予想以上に演技も上手く、驚かされること間違いなしです。

Jimi: All Is by My Side / Jimi: 栄光への軌跡

2つ目に紹介する伝記映画は、Jimi: All Is by My Side(日本語タイトル:Jimi: 栄光への軌跡)という映画です。

この映画はロック史上最高のギタリストとして今なお語り継がれているJimi Hendrix(ジミー・エンドリックス)が才能を見出され1966~1967年の間にイギリスに渡り、有名になるまでの過程を描いています。

本編ではジミー・ヘンドリックスの遺産管理団体などから許可が下りなかったといった事情があり、実際の映像やオリジナルの楽曲が使われていませんが、よりジミー・ヘンドリックスという人物像にフォーカスした映画になっています。

個人的には主演を務めたAndré Benjamin(アンドレ・ベンジャミン)がジミー・ヘンドリックスと瓜二つなことに感動しています。

Nowhere Boy / ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ

3つ目に紹介する伝記映画は、Nowhere Boy(日本語タイトル:ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ)という映画です。

この映画は世界中で知らない人はいないであろう、The Beatles(ビートルズ)のメンバーであるJohn Lennnon(ジョン・レノン)がThe Beatlesを結成する前の若き頃を描いた映画で、育ての母と生みの母がいるという特殊な環境下で育ったジョン・レノンが日々の葛藤を抱えながら音楽に自分の道を見出していくという姿を描いています。

また、当時「The Quarry Men(クオリーメン)」というバンドを組んでいたジョン・レノンが、「ギターが上手い少年」として、真面目な青年だったPaul Mccartney(ポール・マッカートニー)を紹介されるシーンもあり、The Beatlesのファンにはたまらない演出となっています。

Straight Outta Compton / ストレイト・アウタ・コンプトン

4つ目に紹介する伝記映画は、Straight Outta Compton(日本語タイトル:ストレイト・アウタ・コンプトン)という映画です。

この映画は、米国でも最も危険な街の1つされているカリフォルニア州コンプトンが舞台で、当時クラブDJとして働いていたDr. Dre(ドクター・ドレー)や、Ice Cube(アイス・キューブ)Eazy E(イージー・イー)、MC Ren(MC・レン)、DJ Yella(DJ・イェラ)らが当時社会現象にもなった極悪ヒップホップグループ、N. W. A(Niggaz Wit Attitudes)を結成し、解散するまでの軌跡を描いています。

ちなみにこの映画でアイス・キューブ役を務めたO’Shea Jackson Jr(オシェア・ジャクソン・ジュニア)はアイスキューブの実の長男だそうです。

LA BAMBA / ラ バンバ

5つ目に紹介する伝記映画は、LA BAMBA (日本語タイトル:ラ バンバ)という映画です。

この映画は、1950年代後半に一世風靡したロックンロールシンガーであるRitchie Valens(リッチー・ヴァレンス)の生涯を描いています。

楽曲「LA BAMBA (ラ バンバ)」は元々メキシコの民謡を元にした楽曲なのですが、世界的に良く知られているバージョンはこのリッチー・ヴァレンスがロックテイストにリメイクしたバージョンだと言われています。

I’m Not There / アイム・ノット・ゼア

6つ目に紹介する伝記映画は、I’m Not There(日本語タイトル:アイム・ノット・ゼア)という映画です。

この映画は、楽曲「Knocking On Heavens Door(天国への扉)」で有名なアメリカの生ける伝説、Bob Dylan(ボブ・ディラン)の半生を描いています。

この映画の面白いところは、様々な側面(無法者・革命家・詩人・放浪者・映画スター・ロックスター)を持つボブ・ディランを描く為に、6人の異なる俳優がボブ・ディランを演じているというところです。(撮影が終わるまでに、約7年の歳月が費やされたという話です。。。)

また、この映画の全編にわたって、非常にたくさんのボブ・ディランの楽曲が流れるので、ボブ・ディラン好きなら映画だけでなく音楽も楽しめること間違いなしの作品となっています。

まとめ

以上、後世に語り継がれる伝記映画となった海外ミュージシャンについてのまとめでした。

後世に語り継がれるミュージシャンはジャンル問わず素晴らしいので、興味があったものがあれば「好きなジャンル」「嫌いなジャンル」にとらわれないで、是非1度見てみると良いのではないかと思います。

今後とも各国のミュージックシーンを追って、皆様が楽しく興味が持てそうな記事を発信していきますので、どうぞよろしくお願い致します。

最後までご覧頂きありがとうございました!

ライター:Ryo

フリーウェブデザイナー兼ウェブライター。音楽、WEBプログラミングに関する記事の執筆が得意です。ポートフォリオサイト → https://ryouslashweb.com/

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