ギターのポット(ポテンショメーター)というパーツはボリュームやトーンの調整をする大事なパーツの一つですが、調整としての役割だけでなく見た目としても、大切なパーツになります。コントロールノブの状態が悪いモノだと、ある日突然「ポロっと」と落ちてしまったり、また取り付けても数日で取れてしまうということが起こり得ます。コントロールノブが取れてしまっているギターは見た目が壊れてしまっているようで、ライブでも格好がつきません。このページではノブのコンディションが悪くなった時に行う調整方法など紹介していきます。
ポテンショメータ
回転軸には一般につまみを装着して使用されるが、単なる丸棒であったり切り欠きがついていたり、スリ割りとローレットが切ってあったり、また長さも用途によってまちまちである。引用元: Wikipedia
ポットには様々な種類があり、シャフトのサイズや長さも違います。コントロールノブの調整において必要な情報は「ソリッドタイプ」なのか「スプリットタイプ」なのかを知ることです。
ソリッドタイプはシャフトの形状が丸い棒状になっていて、取り付けられるコントロールノブは六角レンチで締め込むものになります。経年により六角のイモネジが緩くなってきますが、サイズの合う六角レンチで締め直すことで調整できます。
スプリットタイプはシャフトの真ん中が割れていて、割れている箇所にマイナスドライバーを差し込んで広げられるようになっています。コントロールノブがポロポロ取れてしまう現象はスプリットタイプのコントロールポットに多く見られます。
スプリットタイプのコントロールポットを調整する際に注意するのが、何度も広げたり閉じたりを繰り返すとポットが折れてポット交換ということになりかねない点です。シャフトを広げる時は慎重に少ない回数で調整できるようにしましょう。
興味がある人は事前にポットの種類やサイズをチェックしておくと、今後のギターカスタマイズにも役立ちます。RSコンポーネンツのサイトなどは種類を見るのに参考になるかもしれません。
万が一コントールポットのシャフトの調整に失敗してシャフトが折れてしまった場合は交換するしかありません。交換は自分ですることもできますが、コントロールポットの知識がなければ配線の接続を間違えて音が出ないということにもなりかねません。せっかく交換するのであればコントロールポットを1ランク上のものに交換したいですよね。コントロールポットの交換・改造方法で詳しく解説しています。リペアマンと音の方向性を相談する上で身につけておきたい知識なので今後のギターライフに役立てましょう。
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