Flying Vがトレードマーク!こんな派手なルックスが似合うギタリスト5選[記事公開日]2016年6月19日
[最終更新日]2021年09月13日
[ライター]中前 議晴

Flying V

Gibson社から1958年にエクスプローラーと共に発売されたFlying V。

その後、色々なメーカーからV型のギターが発売されました。

V型の攻撃的で派手なルックスの為、ハーロックやヘヴィメタル系のギタリストに愛用者が多い傾向にあるギターですが、意外にも抜けの良く甘い中低音に魅了されたブルースギタリストも多いのです。

そのボディー形状のせいで座って弾くときに少々困ってしまうギターですが、そんなデメリットをわかっていてもついつい気になってしまうくらいカッコいいルックスのギターです。

今回はそんなFlyng Vがトレードマークになっているアーティストを集めてみました。

Lenny Kravitz

”Flying V”と聞いて著者が一番最初に思い浮かぶのがこのLenny Kravitzです。

ヴィンテージコレクターとして有名で、数多くのヴィンテージ楽器を所有していることで知られています。

彼はGibsonのギターを好んで使用しています。
LesPaeulやSG、ES-335なども使用していますが、やはりレニー・クラヴィツと言えばフライングV!

MVでもライブでもフライングVを使っていることが多いのでかなりのお気に入りなのでしょう。

レコーディングにおいては自ら全ての楽器を演奏することもあるマルチプレイヤーです。
なかでも「ロックンロール・イズ・デッド」は彼がすべてのパートをレコーディングしています。

GUNS N’ ROSESのギタリスト”Slash”とは高校の同級生という話は有名ですね。

Michael Schenker

1970年代1980年代のハードロックファンの方ですと彼を思い浮かべる方も多いかと思います。

そうです、UFOやスコーピオンズなどで活躍する”Michael Schenker”です。

日本では、リリースされたCDの邦題から「ギターの神」と呼ばれることもありますね。

彼のトレードマークと言えば、やはり白と黒のツートーンにリフィニッシュしたGobsonのFlyng Vです。
現在はGibsonではなくDEANにて自身のモデルを制作しています。

ワウを途中まで踏み込んだ状態で演奏する、ワウ半止めサウンドが特徴で、B’zの松本氏など多くのギタリストがそのサウンドの真似をしていました。

Randy Rhoads

ハードロックバンド”Quiet Riot”やヘヴィーメタルバンド”Ozzy Osbourne バンド”の初代ギタリストのランディ・ローズ

小柄な体型からは想像できないほど、パワフルでワイルドなギターを弾くロックギタリストで、クラッシックを取り入れたような様式美な美しいソロワークは彼ならではのギターです。

1981年、”Ozzy Osbourne バンド”にてDIARY OF A MADMANをリリース。
プラチナディスクを獲得し、アメリカでも大規模なアリーナツアーを展開します。

しかし翌年1982年3月19日、ランディを乗せた小型飛行機がフロリダ州リースバーグにて墜落し即死。
享年25歳。

白のレスポールカスタムのイメージの強いランディ・ローズですが、この動画で使用しているポルカドットのギター、通称”Randy V”も彼のトレードマークですよね。

ポルカドットVの他にも、Jackson社で制作された彼のオリジナル・シェイプのV型ギター。

通称”Randy V”。

これは今でもJacksonの看板商品となっています。

Alexi Laiho

フィンランドのヘヴィメタルバンド”チルドレン・オブ・ボドム”のフロントマン(Vo&Gt)であるAlexi Laiho。

デビュー当時からVシェイプギターを使用しており、の2002年頃までは先のランディ・ローズが使用していたJacksonのRandy Vを使用。

2003年に機材の盗難に遭ってからはESPから提供を受け、その後はESPのシグネチャー・モデルを使用しています。

スティーヴ・ヴァイ、ポール・ギルバート、ザック・ワイルドなどに影響を受けたと語っていいるだけあり、スウィープアルペジオ、タッピングなどテクニカルプレイ満載の速弾きギタリストです。

Albert King

最後はブルース枠からこの人、Albert King。

B.B.キング、フレディー・キングと並び、ブルースギタリストの3大キングと呼ばれています。

独特の「間の取り方」と、「独特のタメ」を持つチョーキングを織り込んだフレーズが特徴的なギタリストです。

もちろん彼もFlying Vの愛用者。

左利きである彼は、通常の右利き用のギターをひっくり返して使用していました。
驚きなのは弦の張り方も右利きのギターと同じという事です。

その為、ギターを抱えて上側に1弦、下側に6減が張ってある状態です。

チョーキングを多用したシンプルかつ豪快なプレイは、エリック・クラプトンや、ジミ・ヘンドリックスにも多くの影響を与えたと言われています。

ギブソン・フライングV
Vシェイプのエレキギター特集

ライター:中前 議晴

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