苦手なコードを克服するには?「タッチタッチ大作戦!」[記事公開日]2015年12月4日
[最終更新日]2015年12月4日
[ライター]澤田 卓也

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ギターを弾く上で、コードは避けてとおれないものです。
とはいえ、初めて間もない人にとってはこれが難問、でしょう。

最初はCやG、AmやEmなどのいわゆるローコードでも難しいと思います。

初心者の方だけでなく、中級の人でもいくつか苦手なコードはあるのではないでしょうか。
では苦手なコードを克服するにはどうしたらよいのでしょう?

ギターコード表

◎苦手なコードを克服する練習

そこでおすすめしたいのがこの方法です!
名付けて「タッチタッチ大作戦!」
名前は何でもいいですが、これは実際に私がレッスンで生徒さんにやってもらっている方法です。

やり方は簡単です。

苦手なコードを押さえてみてください。
まずそのまま数秒間コードの形をキープです。

ここではローコードのGを押さえてみます。

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その後、一度指を全部弦から離してください。
その時にできるだけ押さえていたコードの形を保ったままにしてください。

(押さえたところ)
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(指を離したところ)
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どうでしょう?
キープできていますか?

弦から指を離しすぎるとキープが難しくなるのでちょっとだけでかまいません。

その後、コードの形をキープしたまま弦を何度も叩くようにしてみてください。
叩く音が出るくらいにできると完璧です!

どうでしょう?

この方法は、海外のギタリストも実際にやっている方法です。
中々上手くできないかもしれませんが、毎日やっていると指も鍛えられます。

◎ローコードのGをマスター!

初心者の人にとって、ローコードのGは難しいコードかもしれません。
(2番は中指、3番は薬指、4番は小指、です)
G

 

このコードは、薬指と小指が一番遠い6弦と1弦を押さえなくてはいけないので難しいのです。

ちょっと慣れた人でも6弦を中指、5弦を人差し指で押さえている人はいるのではないでしょうか。

人差し指、中指、小指で押さえるのが間違いではありません。
ただこう押さえるとGの次に出てくることの多いCにチェンジしづらくなります。

上の指で押さえると中指と薬指は一緒に弦をづらすだけで済みます。

ぜひこの機会にこの指で押さえる練習をしてみてください。

難しい薬指と小指の練習をしてみましょう。

次のパターンをやってみてください。
これは弦をピッキングする必要はありません。
押さえるだけです。

Gの練習パターン

1弦に小指をキープしたまま、薬指を2弦から6弦まで移動させて指を開く練習です。何度かやった後にGを押さえてみると前よりも押さえやすくなっていると思います。

またコードを押さえる時は手のひらの中心にくぼみを作る感じにすることも覚えてください。

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こうすることで指がいろんなコードを押さえやすくなります!

 

ライター:澤田 卓也

ミュージックカレッジ・メーザーハウス講師。 澤田卓也ギタースクール主宰。 著書として「ギターコード・パーフェクトマスター」「アコースティックギター・パーフェクトマスター」(共に日本文藝社刊)。 ジャズ、ロック、ブルース、ポップス等ギターミュージックは全部好きです! 自分のバンドではジャズ・フュージョン系の音楽を演奏しています。

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