[初心者向け]アコギの弦のゲージの選び方[記事公開日]2022年6月14日
[最終更新日]2022年06月14日
[ライター]ソロモンの 猫

アコースティックギターの弦は様々な太さのものがあります。

ギターの弦の太さは弾きやすさやサウンドにも大きく関わってきますので、とても重要な項目です。

 

ギター初心者の方は弦の種類が多過ぎて、何を選んで良いのかわからないと思います。

今回の記事ではアコギ初心者に向けて、アコギの弦の太さ(ゲージ)の選び方について詳しく書いていきたいと思います。

 

 

①ゲージとは

ギターの弦の太さのことをゲージと呼びます。

殆どの弦のパッケージにはこのゲージが記載してあります。

こちらの写真はマーチンの弦のライトゲージになります。

 

弦のゲージの種類は、

 

・エクストラライトゲージ(1弦:010、2弦:014、3弦:023、4弦:030、5弦:039、6弦:047)INCH

・カスタムライトゲージ(1弦:011、2弦:015、3弦:022、4弦:032、5弦:042、6弦:052)INCH

・ライトゲージ(1弦:012、2弦:016、3弦:024、4弦:032、5弦:042、6弦:053)INCH

・ミディアムゲージ(1弦:013、2弦:017、3弦:026、4弦:035、5弦:045、6弦:056)INCH

 

上記の4種類が一般的です。

エクストラライトゲージが一番細く、ミディアムゲージが一番太いです。

では、弦の太さによって音や弾きやすさにどのような影響があるのか詳しく解説していきたいと思います。

 

 

②弾きやすさ

とてもシンプルで、弦は太くなればなるほど弾きにくくなります。

弦が太いほど、押さえるのに力が必要になってくるからです。

ミディアムゲージとエクストラライトゲージを弾き比べてもらえば、圧倒的にエクストラライトゲージの方が弾きやすいことがわかると思います。

「弾きやすさ」だけを追求するなら、エクストラライトゲージが間違いなく一番弾きやすいです。

 

それではみんなエクストラライトゲージを使っているのかというと、そんなこともありません。

弾きやすさを追求して細い弦を選ぶことにはデメリットもあるからです。

 

 

③音の違い

弦は細くなればなるほど、音が薄く、小さい音になります。

逆に太くなればなるほど、分厚く、大きい音になります。

つまり、一番弾きにくいミディアムゲージが一番パワフルで、厚みのある音が鳴るのです。

 

一番太いミディアムゲージを使っていた方が、一番細いエクストラライトゲージに代えた場合、「めちゃくちゃ弾きやすくなったけど、ちょっと音が物足りない、、、」といった感想を抱く可能性があります。

 

好みはありますが、太い弦の方がしっかり鳴ってくれるので「良い音」に感じる方が多いと思います。

弾きやすさと、音の質とのバランスを考えて弦の太さを選ぶ必要があるのです。

 

④耐久性

もう一つ重要なポイントが耐久性です。

想像すればわかる話ですが、弦は細いほど切れやすく、太いほど切れにくいです。

つまり、エクストラライトゲージは使っていて弦が切れやすいですし、それに比べてミディアムゲージは弦が切れにくいのです。

エクストラライトでもきちんとこまめに弦交換をしていれば、そんなにしょっちゅう弦が切れるということはありませんが、ミディアムやライトゲージと比べてしまうと、やはり切れやすいと言わざるを得ません。

 

 

⑤まずはライトゲージから

初心者の方はまずは一番標準のライトゲージを使ってみることをオススメします。

ライトゲージを使ってみて問題なく弾けるようでしたら、太めのミディアムゲージも一度試してみると良いでしょう。

 

ライトゲージで「弾きにくい」「上手く押さえられない」という方は細めの、カスタムライトゲージかエクストラライトゲージを使ってみると良いでしょう。

エクストラライトゲージは非常に弦が押さえやすくなるので、初心者の練習にオススメです。

 

▶︎MARTIN M140Light Gauge

 

 

⑥プレイスタイルや用途による選び方

弦のゲージはプレイスタイルや用途によっても選び方が変わってきます。

例えば、弾き語りでジャカジャカ弾きながら歌うことがメインなら、パワーがあり深みのあるライトゲージやミディアムゲージが合うと思います。

 

ギターソロなどの細かい単音弾きや速弾き等をする場合に弦が太くてはとても大変です。

ソロを多く取るようなギタリストの方は、エクストラライトやカスタムライトを使っている方が多いです。

 

アルペジオ、バッキング、ソロ、オールマイティにこなすなら、標準的なライトゲージかカスタムライトといったところでしょうか。

また、レコーディングでは正確に音を鳴らすことを求められることが多いので、レコーディングの時だけゲージを一段階細くするなんてこともアリですし、曲によってパワフルなサウンドが欲しいとなればミディアムゲージにすることもあるでしょう。

用途やプレイスタイルに合わせてゲージを替えてみましょう。

 

 

⑦特殊なゲージ

エクストラライトゲージ、カスタムライトゲージ、ライトゲージ、ミディアムゲージの4種類が一般的ですが、ちょっと特殊なゲージもメーカーによっては存在します。

 

・ヘヴィゲージ(1弦:014、2弦:018、3弦:027、4弦:039、5弦:049、6弦:059)INCH

ミディアムゲージよりも更に太いゲージになります。かなり力強くパワフルなサウンドが得られます。

筆者はヘヴィゲージをメインで使用している方に出会ったことは一度もありません。

敢えて好んで使用している方は少ないように感じます。

 

ミディアムゲージやヘヴィゲージは張力が強い為、ギターを弾かない時は弦を緩めて置かないとネックが反ってしまうので気を付けて下さい。

ヘヴィゲージは出していないメーカーもあります。

有名なメーカーだとD’Addarioの弦はヘヴィゲージも販売されています。

 

▶︎D’Addario PHOSHOR BRONZE Heavy Gauge

 

 

・ブルーグラスゲージ(1弦:012、2弦:016、3弦:025、4弦:035、5弦:045、6弦:056)INCH

1~3弦にライトゲージ、4~6弦にミディアムゲージを採用しているゲージです。

ライトゲージとミディアムゲージの中間という位置付けになります。

低音の弦はミディアムゲージを使っているので、力強く豊かな低音が得られます。

 

▶︎D’Addario BRONZE Bluegrass Gauge

 

 

⑧まとめ

いかがでしたでしょうか。

様々な弦が出ていて初心者の方は少し戸惑うかもしれませんが、最初はとりあえずライトゲージを選んでおいて大丈夫です。

そこから好みに合わせて、太くしたり、細くしたり、色々試してあなたに合ったものを見つけて下さい。

ゲージの選び方に正解も不正解もありません。

 

因みに筆者は10年以上アコギをやっていますが、一番最初は何もわからずにライトゲージを使っていました。

そこからエクストラライトに替え、その弾きやすさに感動し、しばらくエクストラライトを愛用します。

しかし、段々音の薄さが気になりだし一段階上のカスタムライトに落ち着きます。

しかし、こちらもやはり弦の切れやすさや、音の薄さが気になり、結局最初のライトゲージに戻ってきました。

ミディアムゲージも何回か使ってみたのですが、やはり弾きにくく長続きはしませんでした。

こんな風に色んなゲージを試して、お気に入りのゲージを見つけられれば良いと思います。

 

メーカーによっても、弾きやすさ、音色、耐久性が全然違います。

ギターとの相性もあります。

 

弦選びもかなり奥が深いので色々試してみると楽しいですよ。

あなたのお気に入りの弦を是非見つけて下さい。

ライター:ソロモンの 猫

法政大学文学部日本文学科卒業。大学在学中、小説、詩、文章の書き方を学ぶ。2020年よりフリーライターとして音楽をメインに幅広いジャンルの記事を執筆中。 @soromonnoneko