Blue MicrophonesからBaby Bottle SLというコンデンサーマイクが発売になりました。
Baby Bottle SLはBaby Bottleの最新型になります。
元々、筆者はBlueのマイクを愛用しておりBaby Bottle(旧型)、Blud Bird(旧型)を使用していました。
今回、最新型のBaby Bottle SLを使ってみた感想、旧型のBaby Bottleとの違いなど、レビューを書いていきたいと思います。
ボーカル用コンデンサーマイクの選び方 – DTM博士
Blue Bottleという40万以上するハンドメイドの高級真空管マイクがあります。
Blue Bottle
流石に40万を超えるコンデンサーマイクなのでアマチュアの人が簡単に手を出せるマイクではありません。
しかし、この美しいフォルム。とても惹きつけるものがあります。
Blue Baby BottleはそのBottleの血筋を受け継いだ高級コンデンサーマイクで、価格が約5万円。
Bottleのサウンドを再現したコンデンサーマイクが何と5万円で購入出来るのです。
そして、Blue Baby Bottle SLはそのBaby Bottleの最新型で、ハイパスフィルターと減衰パッドが新たに搭載されています。
【Blue Baby Bottle SLスペック】
・タイプ/コンデンサー
・指向性/カーディオイド
・周波性特性/20Hz〜20kHz
・感度/39.8mV/Pa@1Hz
・出力インピーダンス/50 Ohms
・定格負荷インピーダンス/最小1kOhms
・最大SPL/134dB SPL
・S/N比/83.2dB-A
・ノイズレベル/10.8dB-A
・ダイナミックレンジ/123.2dB
・使用電圧/+48V DC Phantom Power
・ハイパスフィルター/100Hz 12dB
・パッド/-20dB
・重量/410g
・寸法/22.5mm×51.5mm
まず木の箱がとてもお洒落です。
Blueのマイクはデザイン性もとてもこだわっています。
Baby Bottle SLは全てハンドメイドで制作されているそうです。
左が旧モデル。右がSLです。
カプセルの色がSLは金色っぽくなっていて、正面に減水パッドとハイパスフィルターが付いています。
見た目もやはりスタイリッシュで魅力的です。
ショックマウントも付属しています。
旧モデルのショックマウントは回す部分や紐の部分が非常に壊れやすかったのですが、SLのショックマウントはその点も改善されて、かなり頑丈な作りになっています。
ではここから気になる音の違いを見ていきたいと思います。
Blue Baby Bottle SLの音の特徴は、「暖かみのあるノスタルジックなサウンド」と公式サイトにありますが、実際、確かに暖かみのあるサウンドだと感じます。
且つ、音の抜けがとても良いです。
抜けが良いですが変に高音が痛かったり、シャリシャリしているようなこともなく、とてもバランスの良いサウンドに感じます。
特にアコースティックギターのレコーディングとの相性は抜群です。
アコギの宅録などの用途には最適だと思います。
比較的アタック感のあるサウンドが録れます。
ボーカルもバッチリです。
男性ボーカル、女性ボーカル幅広くレコーディング可能です。
割とボーカルは太く録れる印象です。
力強いボーカルの方にも合うと思います。
マイクカプセルを上に向ければ高音が強調され抜けが良いサウンドが録れますし、逆に下に向ければ低音がふくよかに録れます。
必要に応じてハイパスフィルターや減水パッドも使うと良いです。
ハイパスフィルターとは超低音をカットするもので、空調の音や屋外の風の音などがある場所で使用する時に効果があります。
減衰パッドは入力信号を下げたい時に使用します。
ギターアンプからの音や、ドラムのような大音量の楽器をレコーディングする際に使用します。
Baby Bottleはカーディオイド(単一指向性)でマイク正面の音だけを強く拾います。
ボーカル用のマイクの殆どが単一指向性になっています。
音域は全体的にフラットでとても扱いやすいです。
Baby Bottle(左)Blue Bird(右)
まずは、Blue Baby Bottle(旧型)との音の比較ですが、音のキャラクターは旧モデルと殆ど変わりません。
しかし、Blue Baby Bottle SLの方が音がよりクリアになり、少し柔らかいサウンドになっている感じがしました。
暖かみという表現をすると、SLの方がより暖かみがある感じがします。
旧型の方が少しばかり高域が強いイメージがあります。
Blue Bird(旧型)は更に高域に癖があり、Baby Bottleとに比べてもかなりシャリシャリしている印象を受けます。
音の抜けは良いのですが全体のバランスはBaby Bottleの方が良く、使いやすいです。
ただし、Blue Birdの音のキャラクターの方が好きという人もそれなりにいるのではないでしょうか。
Blue BirdやBaby Bottleはスタジオでレンタル出来るところもあるので、購入する前に一度使ってみると良いと思います。
コンデンサーマイクは物凄くデリケートなので保管の方法に気をつけなくてはいけません。
Baby Bottleの付属の木の箱に入れているだけではダメです。(筆者は木の箱で保管して一本ダメにしたことがあります。)
コンデンサーマイクは湿気に弱く、多湿の部屋に放置していると一発で壊れます。
コンデンサーマイクの適切に湿度は30%〜50%と言われています。
適切な湿度を保つために、一番のオススメは、デシケーター(防湿庫)を買うことです。
安いものだと¥6000程度で購入出来ます。
デシケーターがどうしても用意できない場合は、ジップロックにコンデンサーマイクとシリカゲル(乾燥剤)を入れて保管する方法もあります。
また、タッパーやパスタケースなど密封できるものであれば代用可能です。
付属の木の箱はとてもお洒落なのですが、全然密封出来ていませんので、箱にそのまま入れて保管するのは絶対にやめて下さい。
Blue Baby Bottle(旧型)を昔購入した時は5〜6万したのですが、最新型のBaby Bottle SLは¥43780とかなり値段も安くなっています。
値段が安くなった分、音のクオリティーが下がっていないかと心配していたのですが、待ったくそんなことはありませんでした。
寧ろSLの方が音は良くなっています。
アコギの宅録をしている人は絶対1本持っておくべきコンデンサーマイクだと思います。
アコギと歌録りに関してはコスパ最強のマイクです。(好みによってはBlue Birdの方も良いかもしれません。)
また、弾き語りの配信などで使用するのにもとても良いです。
見た目も良いですし、凄くクリアな音で配信することが出来ます。
減衰パッドやハイパスフィルターも付いたことで、アコギ以外の楽器でも使用しやすくもなったと思います。
ドラム、エレキギター、サック、ホルンなどの管楽器でも使えるようです。
5万円以内で一本コンデンサーマイクを買うなら、Blue Baby Bottle SLを胸を張ってオススメします。
Blue Baby Bottle SLを…
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ライター:kato
2020年よりフリーライターとして活動。 @kato1155ka
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