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定番から最新まで!2017年試しておきたい多機能デジタルディレイ13選2017年1月1日

多機能デジタルディレイ10選

ギタリストに欠かせないエフェクターといえば「ディレイ」です。ディレイにはアナログ回路とデジタル回路の2種類がありますが、ここ数年のトレンドはデジタルであり、様々な「多機能デジタルディレイ」が各メーカーから登場しています。

ここでは定番から最新まで、ギタリストなら一度は試しておきたい多機能デジタルディレイ10選+1を紹介します。

多機能ディレイの定番機種

BOSS /DD-20 GIGA DELAY

2003年に登場、11種類のディレイモードを搭載したBOSSの定番デジタルディレイです。原音に忠実なディレイサウンドが評判を呼び、数多くのプロギタリストが愛用しています。本機種の特徴は視認性に優れた「ディスプレイ」が搭載されていることであり、各パラメーターを正確な数値で設定することができます。初めての多機能デジタルディレイにオススメの1台です。

Boss DD-20 GIGA DELAY – Supernice!エフェクター

LINE6 /DL-4 DELAY MODELER

2000年に登場したDL-4は多機能デジタルディレイのロングセラーであり、発売当時はBOSS DD-20と人気を二分する状況だった人気の高いディレイペダルです。16種類の豊富なディレイモード、直感的な操作を可能とする5つの操作系統、壊れにくく堅牢なボディ、プロが機材に求める条件を全てクリアしています。

モードを選び、各パラメーターを設定し、フットスイッチを踏む。たったこれだけでプロ御用達の高音質なディレイサウンドを楽しむことができます。多機能ながら「シンプルイズベスト」という言葉がピッタリのペダルです。

LINE6 DL4 – Supernice!エフェクター

EVENTUDE /TIME FACTOR

2007年に登場、ペダルサイズでありながらラックタイプエフェクターの音質を凌駕し、高品位かつ音抜け抜群のディレイサウンドを鳴らせるのがTIME FACTORです。10種類のディレイモードに100種類のプリセット、トゥルーアナログバイパス、USB端子にMIDI対応など、機能面も充実しています。

そんな本機ですが、デジタルディレイのみならず、アナログライクなテープエコーやヴィンテージディレイのサウンドも評判です。数多くのスタジオ機器を手がけるEVENTUDEが贈る、現行最高峰の多機能デジタルディレイです。

Eventide TIMEFACTOR – Supernice!エフェクター

その他2000年代に登場した多機能ディレイ

ELECTORO-HARMONIX /STEREO MEMORYMAN WITH HAZARAI

2007年に登場したエレハモの多機能デジタルディレイ「STEREO MEMORYMAN WITH HAZARAI」は、8つのディレイモードと6つに操作系統、2つのフットスイッチを駆使して音作りを行います。モードの選択は本体右上にある「HZARAIツマミ」で操作します。

本機種は高品位なディレイサウンドはもちろん、「変態的な残響音」も作ることもできます。ギタリストの個性が強く出るペダルとも言えるので、唯一無二のディレイサウンドを作り出したい人は、一度試してみることをオススメします。

ELECTRO HARMONIX STEREO MEMORY MAN WITH HAZARAI – Supernice!エフェクター

EMPRESS /SUPERDELAY

2008年に登場したSUPERDELAYの特徴は、スタジオ機器クラスの「音質」と、S/N比105dB以上という「超ローノイズ化」に成功していることです。搭載されているディレイモードは通常のデジタルディレイ、テープエコー、リバースディレイと多機能ペダルにしては少なめです。

しかし、それらをベースに各操作系統を調整することで、最大24種類の高品位なディレイサウンドを作ることができます。細かい部分までサウンドメイクを追い込むことが出来るマニア向けの機種と言えるでしょう。

EMPRESS Super Delay – Supernice!エフェクター

PROVIDENCE /DELAY DLY-4

2010年に登場したDLY-4は、「高音質」と「直感的操作」を両立した多機能デジタルディレイです。7つの操作系統と2つのフットスイッチで音作りを行います。コンパクトなボディながら本体中央に「LED画面」を搭載しているため、正確なディレイタイムを設定することが可能です。同時に、本体右側にある「BEAT SPLITツマミ」を操作するだけで、付点8分や3連符のディレイサウンドを簡単に作ることができます。

また、ディレイ音をあえて「アナログミキシング回路」に通すことで、原音と違和感無くミックスするディレイサウンドを作り出しています。PROVIDENCE技術の「VITALIZER」を搭載するなど、音質面にも強いこだわりが見える1台です。

Providence CHRONO DELAY DLY-4 – Supernice!エフェクター

多機能デジタルディレイの最新モデル

ここからは2010年以降に登場した最新の多機能デジタルディレイを紹介していきます。

STRYMON /TIMELINE

2011年登場、12種類のディレイモードを搭載したSTRYMONの多機能デジタルディレイが「TIME LINE」です。その音質はスタジオ機器に匹敵すると言われ、美しく透明感のあるディレイサウンドを鳴らします。S/N比も「115dB」以上と、ローノイズに仕上がっています。

この機種は全ての処理をデジタル回路で行っている訳ではなく、アナログ信号は別に用意されたアナログ回路を通り、原音とミックスされます。これにより、デジタルディレイながら、限りなくアナログライクなサウンドを得ることができます。空間系に定評のあるSYRYMONが贈る、デジタルディレイの名機です。

strymon TIMELINE – Supernice!エフェクター

TC Electronic Flashback X4

TC Electronic Flashback X4

世界的ディレイメーカーTC ELECTRONICが2014年に世に送り出した多機能デジタルディレイが「Flashback X4」です。12種類のディレイ・タイプとTonePrintスロットを4種類、計16種類のディレイサウンドを足元で切り替えて使えるというのは、他社の多機能ディレイにはない大きなアドバンテージとなっています。
ディレイタイプはテープエコー/アナログ/アナログ + モジュレーションFX/リバース/ダイナミック/TC2290エミュレーション/TC2290エミュレーション + モジュレーションFX/スラップバック/ローファー/ピンポン/チューブエコー/スペースエコー。TC2290直系の澄み渡るデジタルディレイからテープエコーのモデリングまでを収録。その他ルーパー機能搭載、ステレオ入出力/MIDI/エクスプレッション・ペダルと接続端子も豊富に用意されています。

TC Electronic Flashback X4 – Supernice!エフェクター

TC-ELECTRONIC /TRIPLE DELAY

TC Electronicがディレイマニアに届けるスーパーディレイマシンが「TRIPLE DELAY」です。「Flashback X4」と外観がよく似ていますが、本機最大の特徴は「独立した3基のディレイエンジンを搭載」していること。同時に鳴らすのはもちろん、それぞれモードを変えることもできるので、他機種には真似のできない複雑な響きのサウンドを作ることもできます。

一見すると扱いが難しいように思えますが、操作したいディレイエンジンをツマミで選んでスイッチを踏むだけなので、直感的な操作が可能です。TC独自の「TONE PRINT」にも対応しているため、世界的ギタリストの設定をダウンロードして使用することもできます。

TC Electronic Flashback Triple Delay – Supernice!エフェクター

KORG /SDD-3000 PEDAL

1980年頃、空間系エフェクターはラックタイプが主流となっていました。その当時に大ヒットしたKORGの「SDD-3000」をペダルサイズに完全再現したのが2014年に登場した「KORG SDD-3000」になります。SDD-3000は世界的バンド、U2の「エッジ」が使用していたことでも有名です。

特筆すべきは入力段に使われている「プリアンプ」であり、ここで軽く歪ませることで、太く温かみのあるディレイサウンドを作り出しています。高音質なのはもちろんのこと、8種類のディレイモードに加え、5種類の変調波形を選べるモジュレーション機能、最大80個のプリセット用バンクなど、機能面も充実しています。

KORG SDD-3000 PEDAL – Supernice!エフェクター

BOSS /DD-500

2015年9月に満を持して登場したのが、DD-20の正統な後継機種であるDD-500です。DSPに32bitを採用するなど、現行のディレイペダルの中では最高峰の解像度を誇るのが特徴で、BOSSのディレイもここまで来たか、といった感慨深いモデルです。ディスプレイによるタイムなどのパラメータ制御、アナログディレイやテープエコーがシミュレートされた12種類のディレイモード、ルーパー機能、タップテンポ機能など、BOSSディレイのフラッグシップにふさわしい多機能モデルです。

Boss DD-500 – Supernice!エフェクター

FREE THE TONE /FLIGHT TIME FT-1Y

FLIGHT TIME FT-1Y最大の特徴は「BPMアナライザー」という独自の機能を搭載していることです。これにより、使用しているプリセットのディレイタイムと、演奏中している曲のBPMに誤差が生じても、±20%の範囲でディレイタイムを「自動修正」します。つまり、ライブ中にドラマーやベーシストが走り気味になっても、FT-1Yが自動的にテンポを合わせてくれるという訳です。

他にも、ディレイタイムをごく僅かにずらすことでグルーブ感を生み出す「ディレイタイム・オフセット機能」や、超高品位のディレイサウンドを実現する「32bit高精度DSP」の搭載など、ディレイマニアにはたまらない要素が盛りだくさんです。2017年にはアップデートモデル「FREE THE TONE FT-2Y FLIGHT TIME」が登場しています。

FREE THE TONE FT-2Y FLIGHT TIME – Supernice!エフェクター

Positive Grid BIAS Delay

Positive Grid BIAS Delay

2017年に登場した「BIAS Delay」。デジタル・ディレイ/ビンテージ・テープエコー/ピンポン/リバースと、搭載されるディレイタイプこそ少なめですが、個別にリバーブ搭載、PCやiOSデバイスなどと接続して、ペダルをパーツレベルでカスタマイズすることができるという点が、他のペダルにはない大きな特徴となっています。

Positive Grid BIAS Delay – Supernice!エフェクター

比較表

モデル TIME FACTOR TIMELINE Flashback X4 Flashback TRIPLE DELAY DD-500 FT-2Y BIAS Delay
発売年 2007年 2011年 2012年 2014年 2015年 2017年 2017年
ディレイモード 10 12 16 16 12 9 7
ルーパー ×
MIDI
AD/DAコンバーター 24bit 24bit 24bit 24bit 32bit 32bit
価格 ¥46,224 ¥56,160 ¥32,184 ¥37,584 ¥32,400 ¥41,040 ¥52,000

多機能デジタルディレイ比較表(2017/7時点)