TUBE SCREAMERの超コンパクトモデル!Ibanezの「TS MINI」に迫る![記事公開日]2015年2月11日
[最終更新日]2021年09月13日

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世界最大の楽器ショーである「NAMM SHOW 2015」で正式発表され、大きな話題を呼んでいるのがIbanezの「Tube Screamer Mini(TS MINI)」です。本家Tube Screamerの最新モデルとなる訳ですが、TS-808やTS9といった歴代ペダルとはどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、そんなTS MINIの魅力に迫ります。

Tube Screamerとは?

Tube Screamerは国産ブランド、「Ibanez」が販売しているオーバードライブエフェクターです。キメの細かい歪みと豊かなミドルが特徴で、「Tube Screamer(真空管を叫ばせる者)」という名称通り、真空管アンプの「ブースター」として使われることが多いです。

Tube Screamerシリーズは冒頭で紹介した「TS-808」や「TS9」が有名ですが、これらは伝説的ギタリストであるスティーヴィー・レイ・ヴォーン氏が使用していたため、特に知名度が高いと考えられています。現代のロックやブルースにもTube Screamerは欠かせない存在であり、アマチュアからプロまで、世界中のギタリストに使われています。

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TS MINIのスペックを紹介!

まずはTS MINIのスペックについて見ていきましょう。

Ibanez TSMINI Tube Screamer Mini

  • 92.6(D)50.9(W)55.1(H)といった超コンパクトサイズ
  • 専用設計のアルミダイキャストボディを採用
  • 表面実装チップを採用
  • トゥルーバイパス
  • 電池駆動不可

ボディは専用設計のアルミダイキャストボディを使用。Tube Screamerの回路を超コンパクトなケースにそのまま収めることに成功しています。手のひらサイズのペダルで有名な「Mooer」のエフェクターと同等の大きさになります。小さくて可愛らしいモデルですが、専用に設計されたアルミダイキャストボディを採用しているため、頑丈かつ高耐久を実現しています。

また、従来のTSペダルには様々な電子部品が使われていましたが、TS MINIは「表面実装チップ」によって回路が構成されています。そのため、TSペダルなどでお馴染みのモディファイ(改造)は、事実上不可能となっています。ちなみに、電池駆動に対応していないため、電源アダプターやパワーサプライが必要になります。

気になるサウンドの特徴は?


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TS MINIが持つサウンドの特徴をまとめてみました。

  • 歴代TSペダルとは「異なるサウンド」
  • 「ブライト」かつ「モダン」なサウンドキャラクター
  • とにかく「使いやすい」

TS-808やTS9といった同社の歴代ペダルと比べると、そのサウンドは「似て非なるもの」ということが言えます。本家TSペダルのサウンドキャラクターは持っているものの、TS MINIのサウンドは全体的に軽くブライトで、どの歴代ペダルとも違う音色となります。

決してゲインは高くなく、ミドルも強くなく、レンジもそこまで広くありません。人によっては「チープな音」と捉えるかもしれませんが、絵に描いたような王道のTube Screamerサウンドであり、音作りも非常にしやすいです。

ゲインを上げて強くブーストするよりも、ローゲインで軽くブーストした方が、このペダルの持ち味を引き出すことができるでしょう。初心者~中級者の方にオススメであり、TSペダルの「入門機」としても最適です。

Ibanez TSMINI Tube Screamer Mini

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