エレキギターを生音で練習して大丈夫?意外なデメリットと騒音対策[記事公開日]2025年12月17日
[最終更新日]2025年12月17日
[ライター]ぎたじょのR.

生音で練習して大丈夫?デメリットと騒音対策

「アンプを繋げるのがめんどくさい」「夜しか練習できない」

そんな理由から、エレキギターを生音で練習している人は少なくありません。特にマンションや集合住宅に住んでいる人は悩みますよね。ギターを生音で練習し続けると、練習効率さえも下がってしまう。知らず知らずのうちに、悪いクセがついてしまうこともあります。

今回は、長年エレキギターを生音で練習し続けてた私が気づいた3つのデメリット、騒音問題の解決方法をお話していきます!

正直めんどくさい…ギターの生音練習で起きがちなデメリット3選

​​正直、アンプ繋いで練習ってめんどくさいですよね。生音でもコードは弾けるし、音もそれっぽくなるし、「まぁ今日まぁはいいか」って後回しにしがち。生音の練習を続けると「めんどくさい部分」がさらに見えにくくなります。気づかないうちに癖がついて、あとから直す方が大変になることも。

ここでは、生音練習で起こりやすいデメリットを紹介します。

デメリット①:ピッキングが強くなる

生音練習で最も起こりやすい問題が、ピッキングが必要以上に強くなることです。

生音は音量が小さいため、「もっと鳴らそう」と無意識に力を入れてしまいます。しかしエレキギターは、本来アンプで音を増幅する前提の楽器。

生音基準で力加減を覚えてしまうと、アンプを繋いだときに音が潰れたり、ソロでピッキングの表情をつけるのが難しくなったり….。結果として、「家では弾けるのに、音を出すと下手に聴こえる」状態に陥りやすくなります。

デメリット②:ノイズ・ミュートが甘くなる

生音では、不要弦の振動やミュート漏れが非常に分かりにくいです。

そのため、右手・左手のミュートが不十分でも「弾けているつもり」に感じます。

しかしアンプを繋ぐと、特に歪み使用時にノイズが一気に表面化します。これは生音練習ではノイズ管理を耳で確認できないことが原因です。エレキギターにおいて、ミュートは演奏技術のひとつ。生音中心の練習は、雑音を減らすテクニックの成長を遅らせてしまいます。

デメリット③:音作りが身につかない

エレキギターは「ギター本体+アンプ+エフェクト」で完成する楽器です。

生音では、歪みのかかり具合、音の立ち上がり、サスティンといった要素を判断できません。そのため、生音練習だけを続けていると「フレーズは合っているのに、音が良くならない」状態になりやすいです。

音作りは知識ではなく経験で身につくもの。実際に音を出しながら調整する工程を省くと、上達の実感を得にくくなります。

【騒音問題について】現実的な解決策

エレキギターの練習で、どうしても気になるのが騒音問題です。「生音だし大丈夫だろう」と思っていても、弦の音やピッキング音は意外と響くもの。とはいえ、防音室を用意するのはハードルが高いですよね。

無理せず・お金もかけすぎずに実践できる、現実的な騒音対策を紹介します。

①ヘッドホンアンプを使ってみる

生音練習のデメリットをほぼ解消できます。

小型で便利なヘッドホンアンプなら、ギターに直接繋げられるので場所も取らず、音を鳴らした練習が可能です。

例えば、FenderのMustang Microは、13のエフェクトから好きなものを選び、Bluetoothでスマホの音を流しながら弾くことができます。USB充電が可能なのも嬉しいポイント。帰宅後すぐに練習を始めたい人には、ヘッドホンアンプがおすすめです!

日本の住宅事情に最適!ギター用ヘッドホンアンプの選び方とおすすめ – エレキギター博士

②マルチエフェクターを使おう!

細かい音作りがしたいなら、迷わずマルチエフェクターです!「マルチで作れない音はない」というくらい、音色が豊富。ヘッドホンを使えば、アンプ同様の使い方ができます。ほぼ全てのマルチにはチューナー、メトロノームが搭載され自宅練習の完成形とも言える選択肢です。

初めてのマルチエフェクターでおすすめなのは、「BOSS」「ZOOM」の2大メーカー。愛用する人が多く、わからない事も検索すれば解決しやすいです。価格もお手頃なので、自分の求める機能に沿ったものを選ぶと良いでしょう。

徹底紹介!マルチエフェクターのおすすめモデル – エレキギター博士

③カラオケBOXで練習する

生音を出す事が厳しい人は、カラオケBOXで練習するのもアリです。

​​音楽スタジオは防音性や音響が優れていますが、1時間あたりの料金が高く、個人練習ではコストがかかりがちです。近くにスタジオがない人は、移動も大変。

一方、JOYSOUND対応のカラオケであれば、アンプの出力をマイク入力に接続してギターを鳴らすことが可能。好きなカラオケ音源に合わせて弾けます。料金もスタジオより安く、平日昼なら数百円で利用できることも。音量を気にせず練習量を確保したい時にはおすすめの方法です!

④クローゼットをDIYして簡易防音室を作る

自宅での騒音対策として、クローゼットを簡易防音スペースにDIYする方法もあります。

衣類が吸音材の代わりになるため、生音や弦の鳴りをある程度抑えられるのがメリットです。市販の防音パネルやマットを追加すれば、さらに効果は高まります。ただし完全防音ではないのと、ギターが弾ける場所を確保する必要があります。

上記に比べてハードルは高めですが、低予算で防音室ができるので、賃貸でも工夫次第で騒音を抑えた練習環境を作れます。

まとめ

 ​​エレキギターは生音でも練習できますが、デメリットがあるのも事実です。ただし「アンプがないなら練習するな」という話ではありません。左手のフォーム確認や指の動きを見るだけなら、生音練習でも十分役立ちます。練習しないよりは、した方が絶対良いです。

その中で、マルチエフェクターやヘッドホンアンプを使えば、自宅でも静かに実践的な練習が可能です!クローゼットDIYまで手を出す頃には、あなたはもう立派なガチ勢!

ライター:ぎたじょのR.

音楽ライター。女性ギタリストならではの悩みを中心に、音楽で役立つ情報の発信をしています。ニール・ショーンとの共演を目指して日々奮闘中。

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