ミュージシャンになりたいという夢を抱いている10代の方は沢山いらっしゃると思います。
今回の記事は「これからミュージシャンを目指して活動していきたい」という10代の方に、今すべきこと、これからどういったことをしていけば良いのかを書いていきたいと思います。
ミュージシャンといってもかなり幅が広い為、今回はバンド(特にフロントマン)、シンガー、シンガーソングライターでのデビューを目指す方に向けて書いていきます。
まず、中、高校生の段階で「ミュージシャンになりたい」と考えた時に、進路をどうするのかという問題があると思います。
普通の大学に進学して音楽活動に励むのか、音楽の専門学校に進むのか、音大に行くのか、就職して音楽をするのか、アルバイトをしながら音楽をするのか。
様々な選択肢があります。
これに関しては、正解はありません。
どのルートからでもプロのミュージシャンになることが出来ますし、音楽の専門や音大に行った方が特別有利ということもありません。(サポートミュージシャンやスタジオミュージシャンになりたい場合、音楽の専門や音大に行った方が良い場合もあります。)
実際、バンド、シンガー、シンガーソングライターの方で活躍されている方の経歴は本当に様々です。
高卒でそのままプロとして活動される方もいれば、脱サラして30代でデビューした方もいます。
プロのミュージシャンになるのに資格も学歴も必要ありません。
実力さえあれば何歳からでもデビューが可能です。
では、音楽の専門学校や音大に行けば、プロのミュージシャンになれるのでしょうか。
夢を壊すような話かもしれませんが、専門学校や音大に行ってもプロのミュージシャンになれる確率は決して高くはありません。
音楽の専門学校、音大を卒業した人の大半は音楽と関係のない仕事に就いています。
しかし、専門や音大に行くメリットもあります。
専門や音大に行くことのメリットは沢山ありますが、一番のメリットは音楽関係の人脈が築けるという点です。
先生をはじめ、同じような志を持った仲間にも出会えるでしょう。
結論を言えば、プロのミュージシャンを目指すにあたって、高校卒業後の進路はそれほど重要ではありません。
茨の道ではありますが、覚悟さえあれば、どこからでもプロを目指すことは可能です。
バンド、シンガー、シンガーソングライターでメジャーデビューする方法は幾つかのパターンがあります。
レコード会社、音楽事務所が主催するオーディションに応募するというものです。
優勝すればデビューに直結するような大型のコンテストもあります。
また、レコード会社や音楽事務所では随時デモテープを募集している所も数多くあるので、そういう所に何度も音源を投げてみるのも良いでしょう。
しかし、随時募集しているデモテープは大きい事務所やレコード会社になればなるほど、物凄い数が届きますので、聴かれることすらないこともザラにあるようです。
その点、コンテストや大会の場合は聴いてもらえないということは基本的にはありませんので、若いうちは積極的にコンテストに参加することをオススメします。
「若いうち」と書いたのには理由があり、年齢を重ねると参加できないオーディションというものが増えていきます。
「10代限定」「25歳まで」「30歳」までなど、年齢で切られてしまうオーディションもありますので、10代のうちから積極的に参加すべきです。
ライブハウスやストリートライブなど、ライブ活動をコツコツ行い、ファンを増やしていく方法です。
ファンを増やし、単独ライブのキャパを100人から200人、200人から300人と、順に大きくしていき、然るべきタイミングでレコード会社や事務所の方をご招待してプレゼンを行います。
大きなライブハウスに人が入りきれない程の人気があれば、音楽関係者の間でも話題になります。
ライブハウス全盛の頃はこのやり方でデビューしたアーティストも多かったです。
昔はライブハウスに来るお客さんも多く、音楽関係者も新人の発掘の為にライブハウスを出入りしていました。
しかし、最近ではライブハウスに来るお客さんは減り、関係者の方の出入りも昔に比べるとかなり少なくなってしまいました。
三つ目はここ数年で主流になってきた方法です。
少し前までは、オーディションを受けるか地道にファンを増やして関係者にプレゼンするかの2択だったのが、新しいデビューへの道のりが開拓されました。
それは、youtube、Twitter、TikTokなどインターネット上で作品を公開してヒットを出すという方法です。
近年ではネットから大ヒットを生み出す方が続出しています。
これからプロを目指すという方は積極的に作品をネットに公開し、ファンを増やしていくことが一番の近道だと思います。
メジャーデビューする3つの方法をご紹介しましたが、もう一つ、インディーズで食べていくという選択肢もあります。
10代でミュージシャンに憧れている方の多くは「メジャーデビュー」という花形を夢見ていると思います。
それはそれで素晴らしいことですし、どうせ目指すなら志は高く持っていて欲しいものです。
しかし、インディーズで食べていくという選択肢があることも知っていて損はないと思います。
このパターンの方は、先程紹介した中では②のライブハウスで地道に活動を続けてきた方が多いです。
地道に活動してきたことで、ある程度もファンを抱えています。
規模はメジャーに比べれば小さいものの、きちんと音楽活動で生計を立てているアーティストも沢山います。
メジャーとインディーズの違いや、音楽活動で生計を立てていく方法は別の記事で書いていますので興味のある方は是非読んでみて下さい。
▶︎音楽で飯を食べていく 〜メジャー、インディーズ徹底比較〜
とにかく沢山曲を作ることをオススメします。
バンド、シンガーソングライターにとって曲は命と言っても過言ではありません。
大手の事務所に所属が決まったり、レコード会社と契約が決まれば、決まった期限の中で沢山曲を書かなければいけません。
「曲が書けない」では後々勝負にならなくなります。
「自分は曲が作りたいわけではない」という方は、曲を作ってくれる方を早めに見つけましょう。
ソングライティングに興味がない方は、歌や楽器の練習に特化して、良い曲を書いてくれる方と組んだ方が賢明です。
それはそれで決して悪いことではありません。
「音楽」といっても本当に幅広いので、自分がその中でやりたいことは何なのか、得意なことは何なのかを明確にすることはとても重要です。
これは本当に当たり前ですが、とにかく練習して下さい。
上手ければプロになれるというわけではないですが、技術が高くなれば出来ることが増えます。
出来ることが増えれば可能性は広がります。
「若い時にもっとちゃんと練習しておけばよかった」と後悔する方は非常に多いです。
今は本当に便利な時代で、バンドスコアを買わなくてもYoutubeに「弾いてみた動画」が大抵の曲は落ちていますし、ボイトレに通わなくても、貴重なレッスン動画を無料で観ることが出来ます。
インターネットの功績か、若いアーティストの演奏技術、歌唱力は年々高くなっていると感じます。
これからの時代は、「下手だけど味があって良いよね」というアーティストは淘汰されていくような気がしています。
デビューしていくアーティストの上手さのレベルが高くなれば、リスナーの耳も肥えていくからです。
音楽は一生練習が不可欠だと思っています。
若い頃から、地道に練習を重ねて腕を磨きましょう。
先程も書きましたが、自身の作品や活動をネットからどんどん発信していくべきです。
Twitter、Instagram、YouTube、TikTok、使えるものは何でも使って下さい。
音楽関係者がライブハウスを出入りしなくなったと書きましたが、その分、音楽関係者はネット上に良いアーティストがいないか探し回っています。
SNSから音楽を発信するのにはお金も全くかかりませんので、本当にやらない理由はありません。
どこからチャンスに繋がるかわかりません。
積極的にあなたの作品をネットに投稿していきましょう。
ライブハウスはかなり衰退してきてはいますが、それでもライブハウスでライブ活動を行うことには大きな意味があると思います。
実践に慣れるという意味でもライブの経験は物凄く重要ですし、共演アーティストとの出会いは大きな財産です。
少なくはなってきていますが、ライブハウスで音楽関係者に出会えることもまだまだあります。
しかし、ライブハウスから高いノルマをかけられてまで無理にライブをすることはありません。
悪いライブハウスは、若手アーティストを囲もうとしてくるところがありますので、沢山ライブさせられないようくれぐれも気を付けて下さい。
これは音楽に限ったことではないですが、人間関係を大切にして下さい。
これから、大学、専門、就職どの道を選んだとしても、沢山の出会いがあると思います。
その中にあなたの音楽人生を大きく左右する、重要な出会いが必ず存在します。
そういたご縁を無下にすることのないように、日頃から人とのご縁を大切にして下さい。
デビューして成功を収める方は大抵、関係者や周りの人に好かれる人間です。
いかがでしたでしょうか。
これからプロのミュージシャンを目指そうと思っている方へ、本当に大切だと思うことを書きました。
音楽で食べていくということは本当に大変で、容易なことではありませんが、一生をかけて挑戦する価値のある夢だと思います。
あなたの夢を心から応援しています。
ライター:kato
2020年よりフリーライターとして活動。 @kato1155ka
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