アコースティックギター弦「Martin MA140 80/20 BRONZE Light」使用レビュー[記事公開日]2022年2月28日
[最終更新日]2022年02月28日
[ライター]ソロモンの 猫

アコースティックギターの弦は色んなメーカーから様々な弦が販売されています。

素材や太さによって音も大きく変わってきますし、ギターのプレイスタイルによっても選ぶべき弦が変わってきます。

 

今回の記事ではアコースティックギター弦の王道中の王道、Martin(マーチン)の弦、

「Martin MA140 80/20 BRONZE Light」を実際に使っていた感想を交えて、使用レビューを書いていきたいと思います。

 

 

①Martin(マーチン)

アコースティックギターにおける最も代表的なメーカーです。

ギブソンと並びアコースティックギターの「2大ブランド」と称されます。

Martinからはアコースティックギターだけでなく、弦も数多く販売されています。

今回はその中でも、新たなスタンダードモデル「Martin MA140 80/20 BRONZE Light」について紹介していきます。

 

 

②AUTHENTIC ACOUSTICシリーズ

・Martin…メーカー

・MA140…品番

・80/20 Bronze…弦の材質(80/20は銅とスズの割合)

・Light…弦の太さ

 

 

2018年10月1日より、Martin弦は新しくリニューアルされました。

Martin弦の種類が増えすぎたのを、まとめてわかりやすくする為です。

リニューアルに伴い、旧モデルは順次販売終了となっていきました。

 

こちらが最もスタンダードなMartin弦、M140

この超定番モデルもリニューアルに伴い、一時販売終了となりました。

 

また旧モデルの中に「SPモデル」というサスティーンがより煌びやかで綺麗な音が出る弦も販売されていました。

 

Martin アコースティックギター弦 SP ACOUSTIC (80/20 Bronze)

 

 

今回紹介する「Martin MA140 80/20 BRONZE Light」はこの超定番のMA140の後継モデルで、AUTHENTIC ACOUSTICシリーズとしてリニューアルし、旧来のM140とSPモデルを合わせたモデルなのです。

「AUTHENTIC ACOUSTIC」シリーズという新シリーズなので「A」を加えてMA140という品番になっていると思われます。

③弦の材質

弦を選ぶ際のポイントは主に二つ。

「弦の材質」「弦の太さ」です。

まず、「弦の材質」について簡単に説明したいと思います。

 

今回使用した弦の材質は「Bronze(ブロンズ)」でアコースティックギターでは最もスタンダードな材質です。

ブロンズとは銅とスズの合金で、金色のような黄色みがかった色をしています。

80/20という表記は銅とスズの割合が「80:20」であるということを示しています。

「Martin MA140 80/20 BRONZE Light」の6弦

 

アコギの弦の材質には「Phosphor Bronze(フォスファーブロンズ)」というものもありますが、ブロンズ弦とフォスファーブロンズの違いを一言で説明すると、

 

フォスファーブロンズ…明るく煌びやかなサウンド

ブロンズ…フォスファーブロンズよりも落ち着いたサウンド

 

ブロンズを使用してみて、もっと明るい音色が好みでしたら、フォスファーブロンズを試してみると良いでしょう。

 

因みにアコースティックギターの場合は1、2弦はプレーン弦と呼ばれ、芯線のみで成り立つ単線の弦です。

3~6弦は2本の線で出来ていてワウンド弦と呼ばれます。

プレーン弦に関してはアコギもエレキも基本的には同じものを使っている為、代用が可能です。

④ゲージ

弦の太さを「ゲージ」と呼びます。

今回使用した弦はMartinのLightゲージになります。

ゲージの種類としては、主に下記の4種類があります。

 

Extra Light(とても細い)

Custom Light(やや細い)

Light(標準)

Medium(太い)

 

Lightゲージが一番標準的な太さで、Martinの弦の場合、

012(1弦)016(2弦)025(3弦)032(4弦)042(5弦)054(6弦)

となっています。

因みに単位はcmでもmmでもなく、in(インチ)になります。(1インチは25.4ミリメートル)

弦の深さはパッケージの裏面に記載されていますので、こちらはチェックするようにしましょう。

 

弦の太さは、どいう基準で選べば良いのかというと、まずは一番標準のLightゲージを使ってみることをオススメします。

Lightゲージで「押さえにくい」と感じた場合は、より細いCustom LightやExtra Lightを試してみて下さい。

Lightゲージに慣れた状態でExtra Lightまでゲージを下げると、相当弾きやすく感じると思います。

 

ただし、弦は細くなれば弾きやすくはなるものの、音は小さくなりますし、弦も切れやすくなります。

Lightゲージに慣れてしまうと、Extra Lightでは音が物足りなく感じる方も多いと思います。

 

Mediumは一番太いので、当然、一番弦を押さえ辛く、弾きにくいのですが、一番パワフルで豊かな音が鳴りますし、弦も切れにくいです。

 

細かいギターソロをメインに弾く場合は、Extra LightやCustom Lightの方が良いでしょう。

力強いストロークがメインの場合は音が軽すぎない方が良いので、Lightゲージや、Mediumゲージが良いと思います。

この様にプレイスタイルによっても選ぶべき弦は変わってきます。

 

 

⑤使ってみた感想

今回はアコギの王道、マーチンD28に「Martin MA140 80/20 BRONZE Light」を張って使用してみました。

王道のアコギに王道の弦、超王道の組み合わせです。

マーチンD28にマーチンのブロンズ弦のライトを組み合わせて使用している、プレイヤーはとても多いと思います。

 

開封すると、1弦から6弦までバラで袋に入っています。

この状態で保管すると、空気や湿気で弦が錆びてしまうので気をつけて下さい。

 

張りたての状態で弾いた感想としては、音が煌びやかで豊かなサウンドです。

バランス良く、ストロークでもアルペジオでも良い音を放ってくれています。

旧モデルのM140にSPモデルを合わせたモデルだからなのか、従来のMartin弦よりも幾分かサウンドは明るく綺麗な印象です。

 

マーチンD28というギターが、かなり鳴りの強いギターなので、張りたての状態はやや使いにくそうな印象も受けましたが、そこはギターとの相性でしょう。

ブロンズ弦でも相当煌びやかに感じるので、フォスファーブロンズをD28に張ってしまうと、ちょっとうるさすぎる気もしました。

 

張ってから数日経ったくらいが最も馴染んでいて、扱いやすい音のように感じました。

音が馴染んでからも良い感じにサスティーンは残ってくれていて、新シリーズは旧シリーズよりも音の持ちが良い気がします。

 

音量感、弾きやすさ、共に申し分ないです。

とてもバランスよく、ライブでもレコーディングでも問題なく活躍してくれそうです。

ギターソロをとるなら、もう少し細いゲージにしても良いですが、ストロークやアルペジオでの豊かな音色も重宝したいのであれば、やはりLightゲージがベストな気がします。

 

弦を張ってから約2週間。

3時間程度弾くことが4~5回あったところで、弦に少し劣化が見られ始めました。

3弦が少しですが剥がれ始めています。

3弦は1番劣化が現れやすく、切れやすい弦です。

フレットがすり減っていたり、ギターの状態が悪いと、弦の消耗も早いですが、このギターの状態は比較的良好です。

 

この時点ではまだ音にビビりなどはなく、弾いていて聴感上は問題ありませんが、このペースで弾き続けると1ヶ月は保たない印象です。

ギターの使用頻度にもよりますが、Lightゲージの場合、月に1回は弦を張り替えた方が良さそうです。


「Martin MA140 80/20 BRONZE Light」はMartinの新シリーズの中でも最もスタンダードなモデルで、ギター初心者の方にも最初に使ってみて欲しい弦です。

マーチンの弦だからと言って、ギブソンのギターに張ってはいけないということもなく、ギブソンにマーチンの弦を張ってる方もいますし、どんなギターにもオススメ出来る弦です。

 

とてもオーソドックスな弦なので、迷ったらマーチン弦のLightゲージを選んでまず間違いはないでしょう。

 

そして、種類にもよりますが、Martinの弦は値段も安いです。

ライブ頻度が多い方は特に、こまめに弦を張り替えたいと思いますので、コスパの面でもMartin弦はとてもオススメです。

どこの楽器屋に行っても手に入るという点も有難いです。

 

まずはこの弦を基準にして、自分の好みに合わせた弦を見つけていくと良いと思います。

Martin MA140を…
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ライター:ソロモンの 猫

法政大学文学部日本文学科卒業。大学在学中、小説、詩、文章の書き方を学ぶ。2020年よりフリーライターとして音楽をメインに幅広いジャンルの記事を執筆中。 @soromonnoneko