現代の3大ギターブランドPRS。アンプってどうなの?[記事公開日]2016年6月15日
[最終更新日]2017年08月21日
[ライター]中前 議晴

PRSアンプ

1985年にギタールシアーであるPaul Reed Smith氏により設立された”Paul Reed Smith Guitar”(PRS)。

高級感あふれる美しい木目のメイプルトップとそれを活かすシースルーの塗装がみる人の目をくぎ付けにするギターですよね。

2000年代に入ってからエレキギター販売シェアを広げ続けて、今やエレキギターの2大ブランドGibson・Fenderと並び、エレキギター3大ブランドとも呼ばれるまでになりました。

PRSのギターについて

そんなPRS、エレキギターの製造・販売が有名ですがアコーステックギターやベース、アンプまで製造しています。

ですがPRSのアンプを使ってる人って言われてもなかなかピンと来ないのではないでしょうか?

ギターショップに足を運んでみても、PRSギターはあってもアンプは置いていないという事が多く、お目にかかる機会すら少ないですよね。

そこで今回は、PRSのアンプって実際どうなの?

というところに迫ってみたいと思います。

PRS アンプ

1985年からギターの製造を続けてきたPRSですが、2009年にアンプ部門(Amplifier Project)を立ち上げ、翌年2010年には日本でも販売が開始されました。

かの有名なDumbleやVintage Marshallを研究し開発された一連の PRS Amplifier Project は、アンプ・ビルダーの Doug Sewell 氏によってデザインされています。

PRSアンプはデレク・トラックスが Allman Brothers の公演で使用していることでも有名です。

そんなPRSアンプですが、現在は複数のモデルが販売されています。

その中からいくつかのモデルをピックアップしてみました。

SWEET16

PRS sweet16

2010年、日本に初めてお目見えしたPRSアンプ”SWEET16”は、出力16wのオールチューブコンボアンプ。

パワー管には6V6を2本したクラシックなシングル・チャンネル・アンプです。

PRSギター同様に高級感あふれるリッチなトーン、スムーズに伸びるハイエンドが特徴的でとてもレンスポンスに優れているアンプです。

ブルース系~ロック系サウンドを得意としているようで、上質なビンテージサウンドを奏でてくれます。

美しいトラ目の木材をパネルに使用したりと外観もPRSらしい見た目も◎!

PRS SWEET16

ARCHO

PRS archo

デレク・トラックスの使用などでここまでヴィンテージトーンのイメージが強いPRSアンプですがそれだけではありません。

この”AECHO”はパワフルで斬り込むようにヌケの良いハイゲインのリード・チャンネルを持ったフルチューブアンプです。

”ARCHO”はギリシャ語の「支配者」が語源とのこと。

その名の通り最新ヘヴィ・ミュージックに対応した荒らしい歪と、きらめくようなクリーントーンの2チャンネルを持ち合わせたモダンな使用なアンプです。

PRSアンプらしくレスポンスが良く、シュレッドギターなどでも”だま”にならず全ての音がハッキリ再生されます。

PRS ARCHON

SEシリーズ

PRS se 20 head

通常は20万円台~40万円台と高級なPRSアンプですが、SEシリーズなら販売価格10万円前後とかなり安い!

でも品質は?

SEシリーズも先の2機種と同様に、Doug Swell氏によって、品質を犠牲にせずに手頃な真空管アンプとして開発されています。

画像のモデルは小型~中型の”SE 20 head”。

20W出力のアンプヘッドでクリーンとリードの2チャンネル仕様、もちろんチューブアンプです。

このアンプもヘヴィ・ミュージックに対応した歪から、クリスタルのような澄んだクリーンサウンドを持ったモダンなアンプです。

エフェクトループも装備し使い勝手のいいアンプになっています。

SEシリーズには他にも、”SE 20 head”とキャビネットとセットになっているものだったり、30W出力のコンボアンプ”SE 30 combo”さらに出力を大きくした”SE 50 combo”などもラインナップしています。

PRS SE AMPS Head

ライター:中前 議晴

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