あのQ4がパワーアップして帰ってきた!ZOOMの新型ミュージックビデオレコーダー 「Q8」を紹介![記事公開日]2015年3月28日
[最終更新日]2021年09月13日

ZOOM Q8

2013年末、国内メーカーであるZOOMから「Q4」というミュージックビデオレコーダーが登場しました。国内はもちろん、世界中から大きな反響を呼び、Q4は同社のベストセラー商品となりました。

そして2015年2月、Q4の上位互換モデルにあたる「Q8」が発売されました。ここでは、PV製作や弾いてみた動画の撮影に大活躍するZOOMの新型ミュージックビデオレコーダー、Q8について紹介していきます。

Q8の特徴について

ZOOM Q8:液晶パネル

さっそくですが、Q8の大まかな特徴をまとめてみました。

・撮影時の最高画質は2048×1536
・24bit/96kHzのハイレゾ録音に対応
・本体ステレオマイクとXLR/TRコンボ端子による4トラック同時録音を実現
・48Vのファンタム電源を搭載
・180度反転するタッチパネルの液晶モニター
・音声のローカット(80Hz/120Hz/160Hz)が可能
・簡易的なコンプレッサーやリミッターを内蔵
・フル充電で2時間以上稼働

一般的なビデオレコーダーが画質の良さを主張しているのに対して、本製品は音質をウリにしています。特筆すべきはオーディオレコーダーモード時に24bit/96kHzのハイレゾ録音に対応していることであり、超高音質のサウンドを録音することができます。また、撮影時の最高画質は2048×1536となっており、フルハイビジョンを上回る画質で撮影することが可能です。

Q4から強化されたポイント

冒頭で軽く触れたように、Q8は同社製品であるQ4の上位互換モデルです。具体的にどういった点が強化されたのか、その違いを見ていきましょう。

・4chモードの採用(4トラック同時録音)
・解像度が1080pから2048×1536 3M HD 24Mbpsに
・外部入力端子をXLR/TRコンボ端子に変更
・マイクを別売りの物と交換可能(全5種類)
・トラック別に音声を保存するMOV+WAVモードを搭載
・160°の広角レンズに変更

zoom-q8-input接続端子部分

Q4の外部入力端子はライン/マイク兼用のステレオミニジャックでしたが、Q8は2つのXLR/TRコンボ端子を搭載しています。これにより、本体のステレオマイクを含め、計4本のマイクを使って録音することができるようになりました。

また、Q8では本体のマイクを取り外し、別売りのマイク(全5種類)と差し替えることができます。ショットガンマイクやMS方式のステレオマイクなど、場面に応じて様々な種類のマイクを使い分けられるようになっています。

そしてMOV+WAVモードでは、映像と音声を同時に保存するのではなく、音声だけを別トラックに保存することができます。最大4トラックの音声を24bit/48kHzのWAV形式で保存できるため、撮影後に音声ファイルだけを修正する、といったことも可能になります。


ファンタム電源によってコンデンサーマイクを繋ぐことができるも大きなポイントですね。Q4同様、USBバスパワーで電源供給できるのも便利です。

幅広い撮影シーンに対応する優等生

ZOOMのQシリーズはアマチュアミュージシャンをはじめ、アマチュアカメラマンやユーチューバーから支持されています。PV撮影はもちろん、映画撮影にも使われており、幅広い撮影シーンで活躍する優等生的な機材と言えるでしょう。計4本のマイクを駆使し、本格的な弾いてみた動画の撮影に挑戦するのも面白いのではないでしょうか。

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