「Cry Baby」はエリック・クラプトンやジミ・ヘンドリックスが愛用したことで有名な伝説的ワウペダルです。今現在も多くのギタリストに使われ、ワウペダルの定番として君臨し続けています。
そんなCry Babyを大幅にダウンサイジングした新製品、「CBM95 Cry Baby Mini Wah」がJim Dunlopから発表され大きな話題となっています。一体どのようなペダルなのか、今回は世界中で話題の小型ワウを取り上げていきます。
まずは通常のCry Babyと、今回登場したMini Wahのサイズを比べてみましょう。
・GCB-95 CRYBABY WAH WAH 250(縦)×100(横)63×(高さ)1.7kg(重量)
・GBM-95 CRYBABY Mini Wah 132(縦)×80(横)×63mm(高さ)440g(重量)
・BOSS SD-1 125(縦)×70(横)×55(高さ)400g(重量)
ミニワウとワウの大きさ比較
引用元:PGS
ご覧のように、縦は通常モデルのおよそ1/2、横は2/3程度にダウンサイジングされています。高さは変わらないものの、本体重量が440gと大幅に軽量化されていることにも注目です。
また、参考としてBOSSの定番オーバードライブであるSD-1を挙げてみましたが、そのサイズを比べてみると、Mini Wah はSD-1と「同程度の大きさ」になることがわかります。つまり、ワウペダルでありながら一般的なエフェクターのサイズとほぼ同じということになります。
Cry Babyのようなワウペダルは本体サイズが大きいため、スペースの問題でボードに組み込めないことが頻繁に起こります。しかし、通常のエフェクターと同程度のサイズなら、そういった問題に悩まされることも無くなります。
BM95 Cry Baby Mini Wahはトゥルーバイパススイッチを採用しています。ワウペダルのネックとして挙げられるのがオフ時の音痩せですが、Mini Wahではそれが改善されます。
また、内部スイッチの切り替えにより、ワウサウンドのボイシングを変更することが可能です。ロー、ビンテージ、GCB95といった3種類のボイシングを選ぶことができ、楽曲に合わせて使い分けるのも良いでしょう。
ここであえて、小型化によるメリットとデメリットを考えてみたいと思います。
最大のメリットは、比較的サイズの大きいCry Babyが「コンパクトになった」ということです。ボード内でスペースを取ることもなく、一般的なエフェクターと同じように扱うことができます。軽量化されていることもあり、持ち運びも楽になるのは間違いありません。
デメリットに関しては現物が出回っていないため確かなことは言えませんが、人によっては従来製品よりも踏み心地が悪く感じるかもしれません。これは本体のコンパクト化により、足の裏が乗る面積が少なくなるためです。慣れてしまえば問題ないのかもしれませんが、導入時はしっかりと練習してから実践に投入すると良いですね。
発売は2015年5月頃となっています。
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ワウ・ペダル徹底比較!!「VOX」vs「Jim Dunlop」vs「Morley」編 – エレキギター博士
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