「ある程度曲は弾けるけし、ペンタトニックスケールも使えるようになってきた。
でも最近は手癖ばかりでフレーズがマンネリ気味。。。」
「ギターソロを作ると毎回同じようなソロが出来上がってしまう。。。」
という方も多いのではないでしょうか。
ペンタトニックスケールを覚えてしまえば、ロックやブルース、ポップスとある程度はこのスケール一発で弾ききれてしまいますからね。
あぁ、なんて素晴らしいスケールなのでしょう!
著者も大好きでよく使用するスケールです。
とても便利なスケールなのですが、今回はもう少し知的なアプローチをしてみたいと思います。
手癖から脱却のひとつ手法だと思ってください。
例えばコード進行が下記の進行だとしましょう。
C→Am→Dm→G7
よくあるコード進行ですね。
このコード進行でソロを弾く時、みなさんは何スケールを使用しますか?
大抵はCメジャーペンタ、とかCメジャースケールというアプローチが先ず初めに浮かんでくると思います。
アイオニアン(メジャー)スケール
メジャーペンタトニック・スケール
もちろんCメジャーペンタ、Cメジャースケールでもいいギターソロは弾くことが出来ます。
Cメジャーペンタなんかで弾ききれば、ロックテイスト溢れるソロになると思います。
ブルーノートなんかも加えてあげると、少し泥臭さの混じったブルージーなギターソロも出来上がりますよね。
ですが今回実施する内容は、
「後ろで鳴っているコードの3度の音に着地する」
という弾き方です。
具体的にはどうするのか?
先のCメジャーペンタやCメジャースケールでアドリブしていただいて結構です。
もちろんブルーノートもOKです。
ですが一つだけ弾く時のルールを決めます。
それは「各コードの3度の音に着地する」ということ。
もう少し練習の仕方を解説します。
最初のコード「C」の場合、3度の音は「E」です。
なので「C」にコードが変わる瞬間「E」をスケールから選んで弾きます。
そして「Am」に変わるときはAmの3度「C」を選んで弾きます。
残りのコードもコードが変わる瞬間に合わせて、3度にアジャストさせていきます。
「Dm」に変わる瞬間には「F」を、
「G7」に変わる瞬間には「B」をスケールの中から選んで弾きます。
このように3度を狙って弾けるようになると、「コードに合った音使い」が出来るようになってきます。
これがアプローチが出来るようになってくると、弾いているギターソロにコード感が生まれてきますので、バッキングが無くギター1本でソロを弾いていてもコード進行が聞こえるようなギターソロが弾けるようになります。
ペンタ一発の場合だと、コード感はなかなか出にくいですからね。
他にも5度にいったり、ルートにいったり、コードトーンのみで弾いてみたりと色々な練習が出来ます。
自分のギターにマンネリ気味になっている方は是非チャレンジしてみてください。
ソロのアプローチの仕方次第で新たなフレーズが生まれてくるはずですよ!
ライター:中前 議晴
マーティ・フリードマンなどとも共演。親しみやすく和やかな雰囲気でのレッスンが好評!! ギタースクール ROOTSのページ – ギター教室navi
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