高見沢俊彦さんといえば、日本のロック界で異彩を放つギタリストです。その象徴ともいえるのが、ESP製のエンジェルギターや数々の変形ギター。
その圧倒的な存在感を放つそのギターたちは、一見すると美術館に展示されていそうな芸術作品そのものです。私たちが変形ギターをもつと「ダサい」と言われがちですが、高見沢俊彦さんがもつと「しっくり来る」ものがあります。不思議ですよね。
この記事では、高見沢さんのエンジェルギターとはどのようなものなのか、価格はいくらするのか、そして弾きやすさはどうなのかを徹底的に解説していきます!
高見沢さんのギターコレクションは、日本国内外のファンを魅了し続けていますが、特に注目を集めているのがエンジェルギターシリーズです。これは、彼の「天使」へのこだわりと、ESPの職人たちの技術力が融合した逸品。主な特徴を以下にまとめました。
エンジェルギターは、職人たちが1本ずつ手彫りで製作する非常に手の込んだギターです。例えば、最新作のUltimate Archangelは、聖母マリア×天使を組み合わせたデザインで、一度見たら忘れない、強烈なインパクトを残してくれます。大きさは、たたみ1畳以上の専用ケースに収納されるほど、まさに圧巻の存在感を放っています。
ボディ全体には彫刻や特殊ペイントが施され、芸術作品のようなデザインになっています。
高見沢さんは超がつくほどの変形ギター愛好家です。
エンジェルだけでなく、高見沢さんの変形ギターにはさまざまなテーマがあります。ディズニー公認のドナルドギターや、映画キャラクターをモチーフにしたゴジラギター、さらにアニメ作品からはドラえもんやウルトラマンといったデザインまで、幅広いジャンルを網羅しています。エンジェルギターにも、それぞれテーマがあります。
参考元:The Alfee`sGuitarHeaven GuitarReport2008
例えば、6,000個のスワロフスキーを散りばめた「METAL ANGEL」は、ESP職人が「過去最大の苦戦をした」というほど手がかかった作品。ステージ映えどころか、キラキラが凄まじかったそうです。
ほとんどのギターにはアルダー材が使用されており、豊かな音色が特徴です。
エンジェルギターは、単なる楽器ではなくデザインや素材選びから細部の構造まで、すべて高見沢さんの要望に合わせて調整されています。
音の核となるピックアップには、EMG というピックアップを使用。これはクリーンでもハイゲインでも優れた音質を発揮し、THE ALFEEの多彩な楽曲スタイルに対応しています。ギターの音作りにおいても、「デザイン性」と「サウンドの実用性」の両立を大切にしているのです。
芸術性が高く、職人による完全手作業で製作されるエンジェルギター。気になるのはその価格です。一般的なギターの価格と比較して、どれほど高価なのでしょうか?
ギターとしてのスペックも非常に充実しています。
LEDを搭載した装飾や素材選びのこだわりからも、究極のギターに相応しい。特に気になったのがフレットの多さです。24フレットまでいくと、翼と天使の輪っかが邪魔で押さえられないのでは….?いや、高見沢さんなら大丈夫だろう。
気になる価格ですが、なんと税込7,150,000円。
ギターとしてはとんでもない高額です。
特製のハードケースも付いてきます。にしても、セレブギターは桁が違いますね。
一部のファンが購入を希望するのは、高見沢さんのギターが単なる楽器を超えた「芸術作品」としての価値を持つからではないでしょうか。
オーダーメイドで製作されるため、購入には長い期間が必要な場合もあります。また、特注のデザインや追加装飾を希望する場合、さらに価格が上がることもあるそうです。
見た目が圧倒的なエンジェルギターですが、実際に演奏する場合の使い勝手はどうなのでしょうか?
高見沢さんのライブパフォーマンスを参考にしながら予想してみました。
エンジェルギターは、特殊な形状や装飾の影響で、一般的なギターよりもかなり重いと考えられます。実際、高見沢さんがライブで使用している様子を見ると、ギターのストラップに掛かる負荷がかなり大きそうです。
肩や腰にやさしいとは言い難いかもしれません。
とはいえ、ESPの職人たちは、演奏性を犠牲にしない設計にこだわっているため、ネックの形状やフレット処理は一級品と予想されます。
ただし、装飾部分が腕に干渉する可能性があり、ライブで長時間使用するには少し工夫が必要かもしれません。ハイポジションは特に弾きづらそうです。
高見沢さんはエンジェルギターを実際にライブで弾きこなしていますが、これを一般のギタリストが日常的に使用するのは難しいといえます。いや、無理に等しい。
そもそも座って弾くタイプのギターではないのでアスリート並の体力が必要です。本体をどこかにぶつけてしまう心配もありますしね。実際、高見沢さんは現在70歳でありながら日常的に筋トレ、有酸素運動を行っているそうです。
エンジェルギターは、「弾くためのギター」ではなく、「魅せるためのギター」としての側面が強いと言えます。
高見沢さんのエンジェルギターは、ギターとしてだけでなく、芸術作品としての価値を持つ特別な存在です。その価格は数百万円から1000万円以上と驚異的な高さですが、その分、唯一無二のデザインと圧倒的な存在感を誇ります。
演奏性においては、(マジレスすると)一般的なギターと比較すると取り扱いの難しさは否めません。ただ、それを補って余りあるほどの魅力を持っているのも確かです。
「高見沢さんに憧れる!」
「面白いものが好き」
というあなたなら、ぜひ一度エンジェルギターの世界を覗いてみてはいかがでしょうか?
変形ギターは、目で見て楽しむのも良し、音楽仲間とその価値を語り合うのも良し。エンジェルギターの話題を知っているだけで、きっとあなたのギタートークが盛り上がること間違いなし!
ライター:ぎたじょのR.
音楽ライター。女性ギタリストならではの悩みを中心に、音楽で役立つ情報の発信をしています。ニール・ショーンとの共演を目指して日々奮闘中。 個人ブログ:https://sparetimez.com/
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