コードって良く使う割に中々わかりづらいものなのではないでしょうか?
私は高校生の頃、ずっとハードロックをやっていましたが初めてジャズのまねごとを友達に誘われてした時に自分があまりにもコードがわかってないのを実感しました。
例えば、同じコードでもいろんなコードネームの書き方があったり、押さえ方もいろいろあったり。
今回は「コードフォームの覚え方」の中で◯M7というコードについて書いてみました。
ギターでコードを覚えるには、それぞれのコードフォームを覚えればいいのかもしれません。
でも一つ一つ覚えるのは大変な作業です。
コード一つでもいくつもフォームがあるし、コードも沢山の種類があるからです。
私は実は自分で使うコードを全部覚えているわけではありません。
基本になるコードフォームは覚えています。
でもそれだけだと数限りなくある沢山のコードフォームは覚えきれません。
コードフォームを覚えているのではなく、覚えているのは指板上の音程の配置です。
例えばCM7というコードの押さえ方をみなさんはいくつ知っていますか?
知らないという人もいれば、一つか二つという人も多いと思います。
実はCM7というコードだけでもフォームは10個以上あります。それを全部覚えている訳ではなく、「CM7ってどういう音でできていて、それをどう押さえればいいのか?」をわかるようにしている、ということです。
音程とは「二つの音がどのくらい離れているのか?」ということです。
音程に関してはある程度理解していたほうが便利だと思います。
少しづつ理解するようにしてみてください。
詳しい理論的な話についてはこちらのページを参考にしてください。
コードの構成音、成り立ちを理解しよう!
CM7というコードは
という音でできています。
この中でCM7ってコードを押さえるには
・C、E、G、Bを最低1つずつ(重複してもかまいません)
・片手で押さえられる
・同じ弦で二つの音は押さえられない
以上の条件を満たしたコードということになります。
指板上で上の4つの音を拾ってみましょう。
(ゲーム感覚でやってみてくださいね!)
いくつ見つけられましたか?
けっこう沢山あるでしょう?
CM7のコードフォーム
主なものをあげてみます。
今度の4つはC音を一番下の音にしていないフォームです。
次のコードはギターの特性を生かしたフォームです。
アルペジオなどで弾くと気持ちいいですね。
そして最後に。
上に挙げた条件を満たしていても次のものは響きが濁ってしまうので使用しません。
いろんなコードを覚える時の基本となるのがこのCM7です。
できれば「ルート音がここの時に長3度の音はこの位置で、完全5度の音この位置、というように相対的なルート音からの位置を覚えていくと他のコード考える時に役立ちます。
まずはいろいろ押さえてコードの響きを楽しむだけでもいろいろと拡がっていくと思います。
ライター:澤田 卓也
ミュージックカレッジ・メーザーハウス講師。 澤田卓也ギタースクール主宰。 著書として「ギターコード・パーフェクトマスター」「アコースティックギター・パーフェクトマスター」(共に日本文藝社刊)。 ジャズ、ロック、ブルース、ポップス等ギターミュージックは全部好きです! 自分のバンドではジャズ・フュージョン系の音楽を演奏しています。
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