ロックバンド入門〜ミュージシャンが憧れる邦楽ロックバンド5選〜[記事公開日]2021年7月25日
[最終更新日]2021年07月25日
[ライター]kato

邦楽ロックバンド

日本には素晴らしいロックバンドが数多く存在します。

そんな中でも今回は、ミュージシャンが憧れる、影響を受けたと公言されることの多い、ロックバンドを紹介していきたいと思います。

ロックを聴きたい、だけど何から聴いたらいいかわからない、そんなロック初心者にもオススメ出来るようなバンドを紹介していきたいと思います。

①BLANKY JET CITY

BLANKEY JET CITY Saturday Night BLANKEY JET CITY

まずは、日本が誇るロックバンド、BLANKY JET CITY。

ボーカルの浅井健一を中心に結成された3ピースバンドです。

BLANKY  JET CITYはサウンドも勿論めちゃくちゃカッコいいのですが、何と言っても浅井健一の書く歌詞が凄いです。

文学的かつ、オリジナリティ溢れる、日本語であそこまでカッコいい歌詞を書ける人はそういません。

ボーカルの浅井は通称ベンジーと呼ばれています。

椎名林檎の代表曲「丸の内サディスティック」の歌詞に出てくる「そしたらベンジー、あたしをグレッチで殴って」と自身の楽曲の歌詞にも出してしまうほど、椎名林檎はボーカル浅井のことを敬愛しているようです。

代表曲「ガソリンの揺れ方」

イントロのリフから独創的且つ印象的で引き込まれます。

凶暴で冷たくも芸術性溢れる彼らの音楽は、ロック初心者には少しとっつきにくいかもしれませんが、ロックの教養としても是非聴いてみて欲しいロックバンドです。

2000年に突然解散してしまいましたが、再結成を熱望するファンも多いことでしょう。

② THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT GEAR BLUES THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

ボーカルのチバユウスケを中心に結成された4人組ロックバンド。

ガレージロックを日本に広めた最初のロックバンドでもあり、数多くのミュージシャンに影響を与えたバンドです。

特にギター、アベフトシの鋭いカッティングは見るものを魅了します。

42歳という若さでこの世を去った彼は、今もなお伝説のギタリストとして語り継がれています。

細身のモッズスーツを衣装として着こなしビジュアルもとてもカッコいいバンドです。

 

カッコいい曲が本当に沢山ありますが、代表曲「世界の終わり」

ここまで無骨なロックを貫くバンドは他にはいません。2003年、幕張メッセで37000人を動員したライブをもって解散しました。

③ゆらゆら帝国

バンド名からして異質な雰囲気が漂います。

正直、見た目もヤバく、最初は「こんなのどこがカッコいいんだ?」と思う人も少なくないかもしれません。

しかし、気持ち悪い程に突き抜けた彼らの世界観にはハマってしまうと抜け出せない中毒性があります。

サイケデリックなサウンドに、不気味だが奥深い歌詞を乗せたその音楽は唯一無二です。

ゲスの極み乙女のボーカル、川谷絵音は「ゲスの極み乙女」というバンドの名前は「ゆらゆら帝国という変な名前がありならいいんじゃないか」と名付けたと言います。

また、ゆらゆら帝国の「タコ物語」を聴いてから音楽の好みがガラリと変わったとも語っている程です。

 

オススメの曲「発光体」

サイケデリックなサウンドと奇妙な世界観の歌詞が詰め込まれたこの曲は、筆者がゆらゆら帝国を聴き始めるきっかけにもなった曲でした。動きまくるベースラインも堪りませんね。

2010年に解散してしまったのですが、解散の理由が「ゆらゆら帝国は完全に完成してしまった」というの驚くべき理由で、カッコ良すぎます。

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④the pillows

the pillowsは日本のミュージシャンに多大な影響を与えたオルタナティブロックバンドです。

ヒットチャートの上位に名前を連ねることは少ないものの、ミュージシャンのファンや海外での評価も高いバンドです。

ボーカル山中の書く歌詞は完成度が高いです。比喩表現なども多彩で歌詞としてとても勉強になるような歌が沢山あります。

the pillowsのトリビュートアルバム、『SYNCHRONIZED ROCKERS』にはMr.Children、ELLEGARDEN、ストレイテナー、BUMP OF CHICKEN、といった錚々たるバンドが参加していることからも、沢山のミュージシャンから愛されているロックバンドだということが伺えます。

今回、紹介してきた、BLANKY JET CITY、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT、ゆらゆら帝国、に比べるとthe pillowsはだいぶ聴きやすいと思います。

ロック初心者にはthe pillowsはとてもオススメです。

代表曲「ハイブリッドレインボウ」

「昨日まで選ばれなかった僕らでも 明日を待ってる」

この歌詞に勇気を貰ったリスナーは数知れません。

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⑤フラワーカンパニーズ

「50×4」フラワーカンパニーズ

メンバーチェンジもなく、活動休止もなく、爆発的なヒット曲もなく、幾度となくメジャー落ちを経験しながらも、地道に歩み続けてバンド結成で武道館ライブまで辿り着いた、生き様からしてカッコいいロックバンドです。

泥臭く、真っ直ぐでいて温かい、彼らのロックンロールは聴く人の心を打ちます。

代表曲「深夜高速」

 

この1曲のみを13人のミュージシャンがカバーしたアルバム「深夜高速-生きてて良かったの集い-」が発売されるほど、数多くのミュージシャンに愛されている楽曲です。

斉藤和義、泉谷しげる、怒髪天、なども参加しています。

またフラワーカンパニーズトリビュートアルバムにはクリープハイプ、フジファブリック、THE BACK HORNなど、こちらも豪華なミュージシャンが参加しており、ミュージシャンにも広く愛されているロックバンドです。

 

パンクロックからブルース、中にはフォーキーな楽曲もあり、演奏する楽曲の幅も広いです。

キャッチーで口ずさめるような曲も多く、「深夜高速」のようにシンプルで真っ直ぐな歌詞の曲も多いので、ロック初心者にオススメのバンドです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回紹介したバンド以外にも素晴らしいロックバンドは勿論沢山います。

個人的に「ロック初心者にオススメするバンド」「音楽をやっている人で影響を受けた人が多いバンド」という2つの観点から比較的ジャンルの異なるロックバンドを5組紹介させていただきました。

 

今回紹介したバンドの中で好きだと思うものが一つでもあれば、そのジャンルのバンドをどんどん聴き込んで開拓していって欲しいです。

そして、今回聴いて全然ピンと来なかったバンドも、またいつか時間を空けてぜひ聴いてみて下さい。

音楽というのは不思議なもので、その時の心境によって響く歌詞も全然違いますし、音楽の経験値、人生の経験値がそれぞれ増えることで、聴けるようになる曲も増えていきます。

 

ロックンロールという音楽も一つのジャンルに過ぎません。

新しい音楽にどんどん出会っていくことで、あなたの人生がより豊かなものになっていくことを願っています。

 

ライター:kato

2020年よりフリーライターとして活動。 @kato1155ka

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