ギタリスト、ベーシスト、ドラマーといった、いわゆるプロのスタジオミュージシャンになりたいと思っている方は沢山いらっしゃると思います。
今回は、そんなプロのスタジオミュージシャンになる為にはどうすればいいのか、またプロのスタジオミュージシャンになる為に必要なスキルは何なのか、書いていきたいと思います。
これは言うまでもないですが、スタジオミュージシャンになる為には演奏のスキルがずば抜けて高い必要があります。
「上手い」というのはもはや最低ラインの話で、出来るだけ高いクオリティで、良い音で、幅広いジャンルを演奏出来る必要があります。
スタジオミュージシャンになる為に、高い演奏スキルがあるということは絶対条件であり、これが全てと言っても過言ではないほど最重要事項です。
プロのスタジオミュージシャンを目指すのであれば、楽器の演奏スキルは極限まで高めましょう。
スタジオミュージシャンやバックバンドなどのサポートミュージシャンは、譜面の読み書きが出来ることも必須と言えるでしょう。
バンドやシンガーソングライターなどのアーティストとして活躍している人の中には譜面の読み書きが出来ない人もいますし、アーティストの場合は譜面の読み書きはそこまで必須の能力ではないのですが、スタジオミュージシャンとなると話は別です。
スタジオミュージシャンはその場で楽譜を渡されて、初見で演奏するといった現場もあります。
サポートするアーティストが譜面の書けない人で、デモ音源だけ送られて来るといった場合は自分で譜面に起こすという作業も必要でしょう。
またタブ譜といった優しいものが渡されることは稀で、五線譜を読める必要があります。
ですので、基本的な楽譜の読み方は勉強しておきましょう。
音楽の専門学校や、音大を出たからといってプロのスタジオミュージシャンになれるとは限りませんが、そういった音楽の基礎知識や音楽理論を学ぶという意味では、音楽の専門学校や音大に行くのも良いかもしれません。
またその楽譜から、作者の意図を汲み取る力もとても重要です。
「ここでこういうフレーズが出てくるということは、優しく弾いてほしいんだろうな」といった、楽譜には記されていないニュアンスを読み取れるかも重要なスキルです。
スタジオミュージシャンは知らない人の曲をある程度覚えて演奏しなくてはなりません。
(譜面が見れる現場もあれば、譜面がNGの現場もあります。)
そうすると、曲を覚えるスピードもかなり重要になってきます。
5曲覚えるのに1ヶ月かかる人と、1週間で覚えられる人では当然、1週間で覚えられる人の方が仕事を貰えますよね。
自分なりに工夫して、出来る限り曲を早く覚えられるようにしましょう。
スタジオミュージシャンとして沢山仕事を貰うには、スキルが高いのは大前提ですが、やはり、人あたりが良くてコミュニケーション能力が高い人であることも大切です。
仕事をお願いする側の立場に立って考えれば当然ですが、結局は「人対人」の仕事なので、「この人にお願いしたい」と思えるかどうかが全てです。
楽器が上手い人は世の中には沢山いますし、同じギャラで仕事を頼むなら、当然、人間として好きな方に仕事を頼むと思います。
またサポートミュージシャンにお願いする側からすると、やはりバンドとしてのアンサンブルを考えて、同じバンドメンバーでライブをしたいと考える人が殆どです。
とすると、一つのチームとして一緒にライブを作り、時にはアルバムを制作したりと、長い時間を共にするチームメイトなわけです。
特別、会話が面白いとか、お喋りが上手とか、そういったスキルは必要ありませんが、人として、社会人として、信頼出来るかどうかというのはとても重要な要素でしょう。
スタジオミュージシャンは幅広い知識が必要です。
当然、サポートミュージシャンでも得意なジャンル、不得意なジャンルはありますが、音楽や機材、音楽業界に関する幅広い知識を持っていることは大きな武器になります。
スタジオミュージシャンの場合は、「この2サビの後の部分はお任せでギターソロ弾いて下さい。」といったアドリブ力を問われる場面もあるでしょう。
またボーカリストに合わせて、「キーを半音上げて演奏して下さい。」といったオーダーもあります。
そうした場面でのアドリブ力や、移調にも即座に適応出来るスキルというものも必要です。
一つ目の方法は、事務所、レーベルに所属して活動する方法です。
しかしながら、スタジオミュージシャンが事務所やレーベルに所属する為のオーディションは開催されてはいるものの、現状ではかなりその数は少ないです。
現在、スタジオミュージシャンとして働いている方の中には付き人やローディーを募集している方もいます。
付き人になればスタジオミュージシャンになれるというわけではありませんが、確実に人脈は広がりますし、スタジオミュージシャンとして必要なスキル、知識を学ぶことが出来ます。
弟子入りが出来るならば、それはスタジオミュージシャンになる1番の近道かもしれません。
フリーランスのスタジオミュージシャンとして活躍している方も世の中には沢山います。
事務所に所属していれば、会社が仕事を振ってくれますが、フリーランスの場合は自分で仕事を取ってこなくてはいけません。
そういった意味では先ほど書いた、人としてのコミュニケーション力はある程度必要かもしれません。
事務所に所属している場合はギャラの全額がサポートミュージシャンの手元に入ることはなく、何割かは会社に持っていかれます。
その点、フリーランスの場合はいただいたギャラは全て自分のものですので、やり方によってはフリーランスの方がお金を稼ぐことが出来ます。
SNSなどのツールを駆使すれば、個人でも十分仕事を取れる時代です。
フリーランスのスタジオミュージシャンを目指すのも、それはそれで良い選択だと思います。
いかがでしたでしょうか。
スタジオミュージシャンとして生計を立てたいという夢を持っている方は沢山いると思います。
決して、誰にでもなれる簡単な職業ではありませんが、本気でその道を目指す覚悟がある方は是非、スタジオミュージシャンを目指して頑張って欲しいと思います。
スタジオミュージシャンの席は、年々少なくなってきています。
先ほど書きましたが、基本的に同じ人にサポートをお願いしたいと考えるミュージシャンが多い為、新人のスタジオミュージシャンの枠はやはり多くはないのです。
それでも、近年ではSNSやYouTubeを使って人気を得ている、ギタリスト、ドラマー、ベーシストの方も沢山います。
スタジオミュージシャンの知り合いがもしいれば、そういった方に話を聞いてみるのもいいでしょう。
正解は一つではありません。
楽器の練習をするのは当たり前ですが、それ以外にどういったことをしていけばいいか、考え続けて、とにかく行動し続けることだと思います。
これはサポートミュージシャンも、アーティストとしてのミュージシャンを目指すのも同じです。
スタジオミュージシャンとして活躍していくために、何をすべきか、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
ライター:kato
2020年よりフリーライターとして活動。 @kato1155ka
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