Allman Brothers Band Live at Beacon Theatre
ブルースセッションでよく使用される3コード・7thのコード進行。
このコード進行だけ知っていればセッションには参加できます。
皆さんもよくご存知の進行かと思います。
ブルースを始める方が一番初めに覚えるコード進行ですよね。
が!!
やはりもう少しブルースセッションを楽しむために知っておきたい曲をご紹介します。
https://youtu.be/an0Oe2K411I
オリジナルはTボーンウォーカーですが、セッションで使用されるのはAllman Brothers Bandのバージョンが多く使用されています。
冒頭でご紹介した3コードのブルースとは明らかにコード進行が違いますよね。
セッションの場では、このコード進行のことを「ストマン進行」などとよく呼ばれています。
基本的にはG7のブルースなのですが、途中でG7から半音上がったA♭7に行ったり、G7→Am7→Bm7→B♭m7といった進行が入ったりと少々動きの多いものとなっています。
それと忘れてはいけないのは12/8拍子であること。
1小節が、タタタ・タタタ・タタタ・タタタといったリズムになります。
コード進行は覚えた!!
せっかくここまで覚えたのですから、ストマン進行でアドリブができるようにしてしまいましょう。
使用するスケールは通常の7thブルースで使用した「マイナーペンタトニックスケール」と「メジャーペンタトニックスケール」が使用できます。
この曲のKeyはGなので「Gマイナーペンタ」と「Gメジャーペンタ」ですね。
あとはブルーノートと呼ばれる♭5の音を加えてあげるとよりブルージィに弾ききることが出来ます。
コード進行だけ見ると複雑でどうやって弾いていいのか分からなくなってしまうかもしれませんが、意外とペンタだけで弾きれてしまうんですね。
先ほどご紹介したブルーノートを含めたペンタで弾ききるソロ・アプローチは濃厚なブルースフィールでガッツリと弾き倒すことが出来ます。
そしてここで紹介するアプローチはコード進行に沿ったソロ・アプローチを見ていきたと思います。
ストマン進行の、G7→Am7→Bm7→B♭m7→Am7の部分。
ジャズ的なアプローチにもなるのですが、この進行に合わせてそれぞれのコードトーンを中心にソロを構築する手法です。
そうするとコード進行とシンクロしたソロワークができるようになります。
ソロを聴いただけでもコード進行が聞こえてくる、コード感を持ったプレイが出来るようになります。
少し知的なアプローチとも言えるかもしれないですね。
「ペンタでブルージィに弾き倒す」 「コードの沿ったソロを弾く」、このどちらを選ぶかはプレイヤーそれぞれの好みだったりプレイスタイルだったりするので、自分の好みのアプローチでストマン進行を楽しんでみてください!
ライター:中前 議晴
マーティ・フリードマンなどとも共演。親しみやすく和やかな雰囲気でのレッスンが好評!! ギタースクール ROOTSのページ – ギター教室navi
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