理論書を開いて○○スケール、△△スケール、といったスケールを頑張って覚えている方はいませんか？
皆さんが最初に覚えるであろうチャーチモード7種類

イオニアン・スケール
ドリアン・スケール
フリジアン・スケール
リディアン・スケール
ミクソリディアン・スケール
エオリアン・スケール
ロクリアン・スケール

しっかり使うことができていますか？闇雲に色んなスケールを一生懸命覚えても、実戦で使おうと思うとただの運指練習のようなフレーズしか弾けないという方も多いのではないでしょうか。

そこで！
今回はドリアンスケールをみなさんが大好きなペンタトニックスケールで弾きこなしてみましょう。ドリアンスケールはマイナー系の曲や、○m　1発もので使うことが出来たりと使う機会も多いのでこの機会に使えるようにしてしまうといいと思います。

ドリアンスケールを確認

先ずはドリアンスケールを確認しておきましょう。

ドリアンスケールは、マイナースケールの6番目の音を半音上げた音階です。

Cマイナースケール

C D E♭ F G A♭ B♭

エオリアン（ナチュラルマイナー）スケール

Cドリアンスケール

C D E♭ F G A B♭

ドリアン・スケール

 

マイナースケールとドリアンスケールを見比べてみると、マイナースケールの6番目に当たるA♭の音が、ドリアンスケールになると半音上がってAのナチュラルになっていますね。

これがドリアンの音階であり特徴的な音です。

ドリアンスケールをペンタで弾く

さて、これをお馴染みのペンタトニックの形で弾くにはどうするのか。

Cマイナーペンタトニックスケールを1音、2フレット上げて弾きます。
つまりDマイナーペンタトニックスケールです。

引用 www.fantastia.com

画像の赤丸が10フレット(D)になります。

すると出てくる音階は、6弦から順番に

D F G A C D F G A C D F

となっていますね。

出てくる音を整理すると、
C D F G A
となります。

ここでCドリアンスケールの音階を思い出してみましょう。
C D E♭ F G A B♭

Cマイナーペンタトニックを1音上げたDマイナーペンタトニックスケールと比べると、

C D F G A
C D E♭ F G A B♭

ドリアンスケールからE♭とB♭を抜いた音階になっていますね。

ドリアンに必要なAの音もちゃんと入っています。

その為Dマイナーペンタトニックスケールを弾いていればドリアンらしい響きがでてしまうのです。

便利ですよね。

Cドリアンスケールを弾きたければDマイナーペンタトニックスケール。
Aドリアンスケールを弾きたければBマイナーペンタトニックスケールを弾けばいいのです。

今までスケールに苦手意識があった方もこれならすぐにドリアンスケールが使えるはずです。

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