ルーパー機能が追加!DigiTechのスーパーマシンTRIOにNewバージョン登場[記事公開日]2016年6月9日
[最終更新日]2017年11月23日
[ライター]中前 議晴

TRIO_Plus-Top

自分弾いたコードとテンポを感知しドラムとベースラインまで付けてくれる。
ひとりなのにベースとドラムが一緒に演奏してくれる。

そんな一人遊びが出来ちゃうDegiTechのスーパーマシン、 TRIO Band Creator。

以前このHPでも記事として取り上げましたのでご存知の方も多いと思います。
ひとりで3ピースバンドができちゃうスーパーマシン「DegiTech TRIO Band Creator」

そんなTRIO Band Creatorが機能を追加して新しくなりました!
どのように変わったのか見ていきましょう。

DigiTech / TRIO+ Band Creator+Looper

ルーパー機能を追加

TRIO+では、完全な1曲を完成させるために、ギターバッキングなどを録音するためのルーパー機能と、個々に作成した曲パートを自動連続再生させるためのシーケンサー機能が組み込まれています。

LOOPERフットスイッチを操作することで、無制限のオーバーダビングが行えるルーパーがコントロールできます。独立した音量ノブによってベースやドラムとの音量バランスを好みに調整できます。

ルーパーはベース/ドラムと共に使用することも、ルーパー単独で使用することも可能です。

まずTRIO Band Creatorとの大きな違いは何といってもルーパー機能が追加されたことでしょう。

以前はドラムとベースは自動生成して一緒に演奏することができたのですが、ギターについては自分で弾いていないといけませんでした。

そのため「3ピースバンドができちゃうスーパーマシン」として以前にご紹介しました。

ですが今回はルーパー機能によりギターを録音・ループできるのです。
それも無制限のオーバーダブとのこと。

例えば、

  • ドラム
  • ベース
  • コード弾きのギター
  • アルペジオパートのギター
  • カッティングギター
  • リードギター

とすれば一人で6パートできてしまいます!

しかも最大12曲分のループを付属のマイクロSDカードに保存できます。

音楽ジャンルは12ジャンルへ拡大

TRIO+では、次の12のミュージックジャンルが提供されています。

Blues, R&B, Rock, Alternative Rock, Metal, Pop, Electronic Pop, Hip-Hop, Country, Folk, Latin, Jazz。

これら12ジャンルには、さらに12のスタイル(4拍子9スタイルと3拍子3スタイル)が提供されており、自分の好みに合ったバンドスタイルを選択することができます。

以前は、ブルース/R&B/ロック/オルタナティブ・ロック/ポップ/カントリー/ジャズの7種類でしたが、メタル/エレクトロニック・ポップ/ヒップホップ/フォーク/ラテンが新たに追加されました。

著者も以前のTRIOを試した際にハードロックやメタルのような激し目の音楽ジャンルを演奏するには少し大人しい印象がありました。

ですが今回はメタルが追加されドコドコといったメタルらしいバスドラのパターンも追加されていますのでメタラーも満足できるのではないでしょうか。

著者としてはFunkも入っていたらうれしかったかな…と思うところもありますが。

Send/Return完備

TRIO+には、選択したジャンルに適したギターサウンドが得られるようにギターエフェクトを内蔵しています。各ジャンルごとに2つのエフェクトが利用できます。

さらに、TRIO+では外部エフェクターを利用するためのFX SendジャックとFX Returnジャックが装備されています。

以前も各ジャンルに適したギターエフェクトが内蔵されていましたが、やはりお気に入りのエフェクターを使って楽しみたいですよね。

だからといってインプットジャックにエフェクターをつないでしまうとドラムやベース音にもエフェクトが掛かってしまいます。

そんな時に使えるのがSend/Return。

Sendジャックから使いたいエフェクターのインプットに、エフェクターのアウトプットからReturnジャックにつなげばギターのみにそのエフェクトが掛かります。

これで好きな音色で楽しめますね♪

まとめ

ルーパー機能と選択できる音楽ジャンルが拡大したことで楽しみが大きく広がりました。

従来品に装備されていた機能や、アンプやミキサーへの出力端子、レベル・コントロール、ヘッドフォン端子はそのままTRIO+に受け継がれています。

より実践的になったともいえるかもしれません。

デメリットといえば、個体が少し大きくなったことと価格が上がったことでしょうか。
ルーパー機能が付いたことを考えると致し方ないところではありますが。

ひとりでステージに立つことになってもTRIO+があれば楽しんでパフォーマンスできそうです。

DigiTech TRIOの価格比較 – Supernice!エフェクター

ライター:中前 議晴

マーティ・フリードマンなどとも共演。親しみやすく和やかな雰囲気でのレッスンが好評!! ギタースクール ROOTSのページ – ギター教室navi

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