日本でもっとも古い楽器メーカー「YAMAHA」。1970年代よりエレキギターを作り続ける老舗であり、かつてYAMAHAのSGなどは定番のひとつに数えられた時期もありました。現在でも初心者向けから20万円を超える上位機種まで、幅広いグレードのエレキギターを製作しています。
国内有数のエレキギター製造会社であったYAMAHAですが、現在ではラインナップを絞り、当初とは趣の違ったコンセプトのシリーズを数種類展開しています。いずれもクセが無く使いやすいモデルが多く、パシフィカシリーズなどは多彩なサウンドに定番のルックス、そつの無い作り込みからも、初心者向けギターとして定番の地位を築いています。
最近ではREVSTARシリーズなど、新たなモデルも意欲的に投入。国内で人気を誇ったSGシリーズなども、現代的なスペックやサウンドに合わせて刷新されており、現在でも多数のギタリストから高い支持を受け続けています。
どのモデルにおいても、通常のストラトともレスポールとも異なるフォルムを持ち、ヤマハらしい個性を持っています。木材やハードウェア面においては極めてオーソドックスなものがほとんど。70年代から続く王道エレキギターの延長上にある製品が主であり、それがクセのない使いやすさに繋がっているとも言えるでしょう。
高中正義氏やカシオペアの野呂一世氏など、ジャパニーズフュージョンのギタリストには長期間に渡り支持されており、彼らの操る鮮やかなドライブトーンはヤマハギターの特徴のひとつでもあります。
初心者から中級者向けとして、ストラトキャスターに近い形状のPacifica(パシフィカ)を展開。そして2020年現在、登場してもっとも日が浅いREVSTAR(レブスター)シリーズでは、初心者から上級者向けまで幅広い価格帯のものをラインナップしています。さらに別格の存在として、最高級モデルが並ぶSGシリーズと、ホロウボディのSA2200があります。市場でよく見かけるのはまずPacifica、そしてREVSTARでしょう。
Pacificaは形状的にも、アタックのはっきりした軽めの音色を得意としており、REVSTARはややヴィンテージレスポールに近い、力強くタイトな中低域を得意とする傾向にあります。唯一のホロウボディであるSA2200、そして個性的な3機種をラインナップするSGは、それぞれ特有の音を持っており、上級モデルならではの完成度の高さを誇ります。
ヤマハの看板ギターでもあるパシフィカのエントリーモデル。少しボディのえぐれが強いパシフィカ独自のフォルムに、SSHの使いやすいピックアップ構成が特徴。ブリッジのハムバッカーについてはコイルタップ機能も装備し、その守備範囲は頼もしいものとなります。そつがなく無難な作りで、初心者にとって非常に使いやすい1本になるでしょう。
PACIFICA112を…
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カフェレーサーバイクから着想を得たという独自のデザインをひっさげて誕生した、ヤマハのエレキギターの新モデル。看板モデルでもあるSGに近いフォルムながら、左右非対称となることにより、尖った部分も感じさせる佇まいをもっています。準エントリーモデルとも言えるRS420は、ミドルが強調されたパワフルなサウンドが魅力。マホガニーとメイプルというレスポールと同じ材を使いながら、それらしい太さに加え、ストラトらしいエッジをも兼ね備えた使いやすいサウンドを持ち、初心者には心強いことでしょう。
RS420を…
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PACIFICA612VIIFM
ピックアップ配列をSSHとし、ウィルキンソン製VS-50をブリッジに採用。2020年現在の現行モデルである612V II FMはアルダー材をバックに使用し、トップ材にはフレイムメイプルを使用。ピックアップにはヴィンテージ系の音色で定評のあるセイモアダンカン製SSL-1(ネック、センター)にCustom5(ブリッジ)を搭載することで、ネオ・ストラトとでも言うべきスペックで送り出されています。
材質や形状から想像できるように、程よい枯れ感に明るいサウンドで幅広いジャンルに使え、スタイルを選ばない万能なギターです。典型的な中級者向けモデルと言って良いでしょう。
世界中で愛されるYAMAHA「PACIFICA」シリーズの魅力
PACIFICA611VFM/611HFM
一見するとハムバッカーが二基付いているように見えて、実はネック側がP-90であるという、変わり種のギター。ネックに装着されたセイモアダンカン製SP90-1nはシングルらしいキレとまろやかさが同居する、まさにシングルコイルとハムバッカーの中間的な音色。ストラト系の形状であることも合わせて、ブライトさがしっかり残っており、コードカッティングなどには非常に使いやすい音が得られます。
ウィルキンソン製VS-50が装着された611V FM、ヤマハ純正のノントレモロブリッジが装着された611H FMの二種がラインナップ。
ビクスビーを搭載したオールド風味の漂うREVSTAR。メイプルらしさがしっかりと出た塗装は他のモデルにはない存在感を放ち、その風合いの通りオールドスクールな音色を得意としています。低パワーのハムバッカーを二基搭載し、やや硬めでかつ粘り気のあるクリーン、クランチは、ブルースロックやロカビリー系に最適。古風な音楽を指向するギタリストにとっては、手に取ってみる価値がある一本です。
RS720Bを…
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スチールウールで磨き上げた独特のフィニッシュも相まって、渋いサウンドを特徴とするREVSTAR中級機モデル。マホガニーとメイプルというレスポールと同じ材質を使用しており、まさにレスポール的なガチッとした力強い音色が特徴です。マスタートーンのつまみは低音カットの機能を持つドライスイッチを兼ねており、ヴィンテージライクな音色を簡単に得ることができます。ラインナップも落ち着いた色合いのもので揃えられ、渋めのルックスを主体とする、大人向けギターといった出で立ちで登場しました。
RS720Bを…
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国内の工場で作られたヤマハギターのフラッグシップモデル。80年代後半から続くセミホロウボディSASシリーズの血を受け継いだモデルで、セミアコースティックギターに分類される中でもやや小ぶりに整えられたフォルムを持つのが特徴です。公式にもソリッドボディに近い弾き心地を保った上で、ホロウらしいふくよかな音色が得られるとしており、ヤマハらしく細部までこだわった仕様は非常に完成度の高い1本と言えるでしょう。
ピックアップは純正のSAH-SAIIGを二基搭載し、いずれもコイルタップ機能付き。ジャキジャキとしたシングルコイルらしいサウンドから、ホロウボディ特有のふくよかなハムバッキングサウンドまで、多彩な音色を1本でカバーします。
RS720Bを…
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70年代より、高中正義氏などの使用で一世を風靡したヤマハのSGシリーズ。このSG1800系列は2020年現在、シリーズ最新のモデルとなります。メイプルとマホガニーという、ギブソン系のギターと同じ材質を使用しつつも、表面のアーチをやや急角度に描くことで、弦振動のボディへの伝達が最大になるよう計算されています。さらに、弾き込んだ状態を擬似的に作り出し、楽器全体としての鳴りを良くするという、ヤマハ独自の”IRA”と呼ばれる処理が施されています。
SG1820Aは黒いボディにEMG製アクティブピックアップを搭載した、ハードディストーション用メタル系モデル。そして、セイモアダンカン製’59を搭載し、滑らかな中音域にウォームなサウンドを特徴とするSG1820。セイモアダンカン製のP-90を搭載し、パンチのある歯切れの良いトーンが持ち味のSG1802。ヤマハの最高級SGにはこの全3モデルがラインナップされており、いずれも非常に完成度の高い1本となっています。
SGを…
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様々なコンセプトで展開されたYAMAHAのギター。SG1820Aなどを除いて極端な仕様を持つものはほとんどありませんが、日本のメーカーらしく丁寧でそつのない作りは、弾き手を選ばない万能性を持っています。新機軸デザインのREVSTARを始めとして、いずれも様々なギタリストに一度触れて欲しい製品です。
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