「ギター女子」の中でも、その技術と個性で注目を集める存在といえば、BAND-MAIDのリードギタリスト、KANAMIさんです。
BAND-MAIDは、日本国内だけでなく世界的にも高い人気を誇るバンド。彼女たちの楽曲はYouTubeやSNSなどを通じて世界中のファンに届けられています。
今回は、KANAMIさんの使用機材やギタープレイの特徴、そしてBAND-MAIDの代表曲「Thrill」のギター練習方法について、詳しくご紹介します。
KANAMIさんのギタープレイは、テクニカルでありながらも感情豊かです。
速弾き、スウィープ奏法、タッピングなどの高度なテクニックを笑顔で弾き倒す「ギター女子」
BAND-MAIDの楽曲では、繊細なアルペジオや複雑なリフが登場し、彼女のギターワークが楽曲全体を引き締めています。
特にライブでは、KANAMIさんのギタープレイが際立っており、観客を魅了する存在感があります。メイド服を着た、彼女の速弾きやソロパートは圧倒的で、その技術の高さに加えて、ステージ上でのカリスマ性も彼女の大きな魅力の一つです。
KANAMIさんは、主にPRS(Paul Reed Smith)のギター2本を使用しています。
どちらのギターも高品質で、PRSならではのサウンドが特徴です。
このギターは、彼女がライブやレコーディングで頻繁に使用しているモデルです。
PRS Custom24は、その音の透明感とピッチの安定性で知られ、KANAMIさんのテクニカルなプレイスタイルに非常にマッチしています。特に速弾きやメロディラインを引き立てる際に、鮮明でしっかりとしたサウンドが鳴り響くのが特徴です。
鮮やかな赤色のボディもステージ上で映えるため、彼女の存在感を一層際立たせています。
このギターは、より深みのあるサウンドを求める際に使用されています。PRS Private Stockは、カスタムメイドの最高級シリーズであり、木材の選定から製造まで職人の「こだわり」を追求したギターです。
温かみのあるトーンや豊かなサステインが特徴で、しっとりとしたバラードや情感豊かなソロプレイに最適です。KANAMIさんは、このギターで多彩な音色を操り、BAND-MAIDの楽曲に豊かな表現力を加えています。
KANAMIさんは、BAND-MAIDのライブやレコーディングで、以下のアンプを使用しています。
BognerのEcstasyシリーズは、豊かなトーンと柔軟なサウンドが特徴です。
PANDORAモデルは、ラインボルド・ボグナー氏によるカスタイズが施されています。クリーンからハイゲインまで幅広いサウンドをカバーし、KANAMIさんの多彩なプレイスタイルにぴったり合っています。
ジャキッとした歪みサウンドが好きな人には、たまらないアンプです。
Mesa/Boogieの4×12キャビネットは、パワフルなサウンドを生み出すことができ、特にライブでの迫力ある音圧が出る優れもの。
重厚な低音域と鮮明な高音域を同時に実現し、BAND-MAIDの楽曲の中でもKANAMIさんのギタープレイがしっかりと聴き取れるようなキャビネットです。
KANAMIさんは、BAND-MAIDの楽曲で幅広いサウンドを作り出すために、多彩なエフェクターを使用しています。彼女が使用しているペダルがコチラ。
①Morley / Steve Vai Bad Horsie 2(ワウ)
②FREE THE TONE / LB-2(2ループ・ボックス)
③DigiTech / Drop(ピッチ・シフター)×2
④FREE THE TONE / ARC-3(プログラマブル・スイッチャー)
⑤Pete Cornish / OC-1(コンプレッサー)
⑥Xotic / EP Booster(ブースター)
⑦Friedman / BUXOM BOOST(ブースター)
⑧VEMURAM / Jan Ray(オーバードライブ)
⑨FREE THE TONE / IG-1N(ノイズ・ゲート)
⑩Eventide / H9(マルチ・エフェクター)
⑪FREE THE TONE / FT-2Y(ディレイ)
⑫Shin’s Music / Baby Perfect Volume Standard(ボリューム・ペダル)
⑬Eventide / TimeFactor(ディレイ)
⑭FREE THE TONE / JB-82S(ジャンクション・ボックス)
⑮KORG / Pitchblack X(チューナー)
⑯FREE THE TONE / PT-1D & PT-3D(パワーサプライ)
なんと、KANAMIさんはピッチ・シフター2台持ち。チューニングを自由に変えられるので便利ですが、2台使いこなせるのは彼女だけではないでしょうか。
BAND-MAIDの楽曲をコピーをする際、KANAMIさんのペダルを参考に音を作ってみてくださいね。
BAND-MAIDの代表曲「Thrill」は、彼女たちがブレイクするきっかけとなった一曲です。「Thrill」は、YouTubeでの再生回数は2000万回を突破するなど、SNSを中心に広まっています。
あなたもKANAMIさんになれる!「Thrill」の練習ポイントをご紹介!
「Thrill」は、冒頭のザクザクとしたリフから始まります。この打楽器のようなリフを弾く際には、右手のピッキング、16分音符のリズム感が非常に重要です。
走らないように、練習のときは頭の中で16分音符を刻んで右手のピッキングを練習してみてください。曲全体に疾走感を持たせることが大切です。
サビ部分では、右手首の素早いスナップで「キレ」を生み出すことがポイント。
6弦と5弦を使ったフレーズが多いので、どうしても音がボヤけてしまいます。音がしっかりと前に出るように、素早く弾くことで、キレのあるサウンドになり楽曲の盛り上がりを支えることができます。
左手で鳴らさない弦をミュートするテクニックも「Thrill」では多用されています。
このミュートによって、音に強弱が生まれ、楽曲全体に立体感が出ます。KANAMIさんは、このミュートを駆使して、ギターサウンドにメリハリをつけ、曲のダイナミクスを強調しています。
6弦の開放弦をしっかり鳴らして、歪みは多め、ソロのタッピングは「勢いよく」を意識してみましょう。リフが最高にカッコイイ曲だから、ギター女子のみなさんもぜひトライしてみてくださいね。
BAND-MAIDの最大の特徴は、メンバーがメイド服をまといながらハードロックを演奏するという独特なスタイルです。
KANAMIさんも、このギャップのあるビジュアルとパワフルなギタープレイで、多くのファンを魅了しています。彼女の演奏は、メイド服という可愛らしいビジュアルとは対照的に、アグレッシブで力強いものであり、そのギャップがBAND-MAIDの魅力を一層引き立てています。
BAND-MAIDは、欧米を中心に大きな人気を誇り、KANAMIさんのギタープレイも海外の音楽ファンから高く評価されています。特に海外ツアーでは、その卓越したパフォーマンスで多くの観客を魅了し、国際的な評価を確立しています。
2023年に結成10周年を迎え、さらなる進化を遂げようとしているBAND-MAID。新曲のリリースや海外でのツアー活動も活発で、今後もますますの活躍が期待されています。
KANAMIさんのような「ギター女子」が、これからのロックに新たな風を吹き込み続けることは間違いありません。
BAND-MAIDのさらなる活躍とともに、彼女のギタープレイから目が離せませんね。
ライター:ぎたじょのR.
音楽ライター。女性ギタリストならではの悩みを中心に、音楽で役立つ情報の発信をしています。ニール・ショーンとの共演を目指して日々奮闘中。 個人ブログ:https://sparetimez.com/
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