リズムマシン搭載マルチエフェクター特集!ZOOMとMooerを徹底解説[記事公開日]2024年6月18日
[最終更新日]2024年06月18日
[ライター]ぎたじょのR.

今回は、リズムマシンを搭載しているマルチエフェクターをくわしく解説します。

バンドメンバーに「テンポ走ってる」「タイミングが違う」「ドラムとズレている」と指摘され、自信をなくした人は多いのではないでしょうか。

パートを覚えるのに必死ですし、メトロノーム練習は飽きちゃいますしね。

ただ、バンド全体のクオリティを上げるならリズム練習は必要不可欠です。リズム感を鍛えて、あなたも「ひと味違うギタリスト」になってみませんか?

ワンランクレベルを上げたいギタリストに向けて、リズムマシンの活用方法とおすすめのマルチエフェクター5選を紹介します。

ギター練習の革命!リズムマシン搭載マルチエフェクターの活用術

リズムマシン付きマルチエフェクターの便利な機能と活用方法を紹介します。

こんな経験はありませんか?

スタジオで曲を合わせた時、自分のギターが下手すぎて落ち込んだことは….?

個人練習では弾けていても、テンポが早かったり、弾くタイミングを間違ったりして満足に演奏できない人は多いです。リズム音痴から抜け出す方法をこっそり教えちゃいます。

「リズムマシンとドラムマシンの違いって何?」

  • リズムマシン:シンセサイザーを搭載している
  • ドラムマシン:サンプリング式を採用している

両者ともに「リズムのパターン」を意味する言葉です。

ここでは同じ意味として『リズムマシン』に総称して、お伝えします。

活用方法①身体でリズム感を鍛えよう

流れる曲に合わせて弾くのは楽しいですよね。ただ、ギターのレベルUPを望むならおすすめはしません。リズムが曖昧のままで、苦手な部分は弾かなくて良いからです。

曲を覚える初期段階なら問題ありませんが、ひと通り弾けるようになったらリズムマシンやクリック音だけで練習してみましょう。

リズムマシンは、一定のテンポでリズムを刻んでくれる便利な機能です。これを使って練習すれば、耳と頭でリズムを鍛えることができます。

もちろん1日練習しただけでは、リズム感は習得できません。

毎日コツコツとリズム感を鍛えて、ようやくライブで安定したギター演奏が叶います。

活用方法②リズムパターンを使ってみよう

リズムマシンは、様々な音楽ジャンルやリズムパターンを内蔵しています。

例えば、弾きたい曲に合わせて2ビート、8ビート、16ビート、ダブルタイム、ブラストビートから選ぶことが可能です。テンポをあえて細かく刻むのも良いでしょう。音にメリハリができ、バンド全体のグルーヴ感を強化します。

リズムマシンは練習で役立つんですが、実は作曲する時にも大活躍なんです!

曲調に合うリズムパターンを探すだけだから、作曲の際ドラムパートを考えなくてOK。ドラムを経験したことがないギタリストも作曲スピードが上がります。ぜひ、新しいアイディアやメロディに時間をかけてみてください。

活用方法③スタジオに持ち運ぼう

リズムマシンが搭載されているマルチエフェクターは、小型で持ち運びが簡単です。

直感的な操作が可能なため、初心者でもすぐに使いこなすことができます。また、スタジオ練習やライブでセッティングが楽なのも大きなメリットです。

エフェクト、アンプ、フットペダル、ルーパーが1台に全て内蔵されているので買い足す必要も一切ありません。平均価格は1〜3万円と、1台ずつエフェクターを購入するよりも遥かにリーズナブルです。

【迷ったらコレ】ZOOMとMooerのおすすめマルチエフェクター5選!

リズムマシンが付いているZOOMとMooerのマルチエフェクターを紹介します。

機材を選ぶときに大切なのが、使い勝手です。自分が求めている機能がないと、すぐに手放してしまいます。ここでは、製品の特徴やどこで役立つのかを詳しく解説。

自分にピッタリなマルチエフェクターが見つかります。

ZOOM  / G1 FOUR ギター用マルチエフェクター

68種類のリズムパターンがルーパーと同時再生できるのが特徴です。

G1 FOURのリズムマシンは、リアルな生音を再現したドラムサウンド。リズムマシン独特のチープさが一切なく、1人バンドの演奏に役立つアイテムです。

価格は9,000円台とリーズナブルながら、60種類のエフェクト・13種類のアンプシュミレーターを搭載。ACアダプターの他に、単3電池4本で18時間まで使い続けることができます。

持ち運びを前提とした小型サイズで、重さも340gと軽めです。気軽にリズム練習をしたい人はZOOM  G1 FOURの機能で十分だと思います。

ZOOM G1 FOUR – Supernice!エフェクター

ZOOM  / G2 FOUR ギター用マルチエフェクター

G1 FOURのアップグレードモデル。

大きな違いは、

  • 単3電池4本→USBモバイルバッテリーで駆動が可能
  • ルーパー30秒→80秒に変更
  • オーディオインターフェイスが追加

といった、機能性が大幅にアップチェンジされています。

さらに、79種類のエフェクトと22種類のアンプシュミレーターを新たに搭載。保存できるパッチメモリ数が300と大容量です。

G2 FOURの魅力は、スイッチが踏みやすいことです。

サイズもひと回り大きく、3スイッチの間隔があり、ペダルの踏みやすさが向上しています。自宅練習の他に、DTMやスタジオ練習で使いたい人におすすめのマルチエフェクターです。

ZOOM G2 FOUR – Supernice!エフェクター

ZOOM  / G3n ギター用マルチエフェクター・アンプシミュレーター

ZOOM G3nは、真空管アンプを再現した5種類のアンプ・5キャビネット、70種類のエフェクトと多彩に音作りができるのが特徴です。

保存できるエフェクトの数も全然違います。

 G1のパッチメモリが50に対して、こちらは150と保存できるエフェクトが多いです。リズムパターンは68種類の中から選ぶことができます。

AUX/INに音楽プレイヤーを接続すれば、バッキング音源に合わせてギターソロが弾けます。価格は19,900円とG1とG2に比べて高くなりますが、幅広い音作りができるため価値は十分にあります。マルチエフェクターを持っていない人にもオススメです。

ZOOM G3n – Supernice!エフェクター

MOOER / GE150 マルチエフェクター

GE150の特別な機能とは?

ZOOM製品にはないスマホに直接レコーディングする『OTG機能』が内蔵されています。データ転送が可能なUSBケーブルで、簡単にスマホやタブレットに自分の演奏を録音し、すぐに確認することが可能です。

その他にもGE150の機能は、

  • 151種類のエフェクト/55種類のアンプ
  • 40パターンのドラムリズム
  • 10タイプのメトロノーム

BPMを調べたいときに便利なタップテンポ機能があります。

価格は2万円台からと手に届きやすいのも嬉しいポイント。外部IRのキャビネットシュミレーターを利用でき、リアルサウンドを追求したい人におすすめです。

MOOER GE150 – Supernice!エフェクター

MOOER / GE200 マルチエフェクター

引用元:MOOER公式サイト

各エフェクトの接続順を変えたい人は、GE200がおすすめです!

GE150は、エフェクトの位置は固定でしたが、GE200なら順番を入れ替えすることができます。

フットスイッチの数は3つ、GE150と同じ数のエフェクト、アンプ、リズムマシンを搭載。USBからPCの接続でオーディオインターフェイスとして利用が可能です。

「GEシリーズ」のフットペダルは、ボリュームやワウはもちろん、各エフェクトのパラメーターをコントロールできます。

例えば、

  • ソロでペダルを踏み込んだら「ゲインが上がる」
  • 自分の見せ場で「音量を上げる」

といった足元だけで操作が可能なので、ライブの時に重宝するマルチエフェクターです。

MOOER GE200 – Supernice!エフェクター

まとめ

気になるエフェクターは見つかりましたか?

今回は、リズムマシン付きのマルチエフェクターについて紹介しました。

リズムマシンは、ギターを練習するのに便利な機能です。テンポの維持や、フレーズの練習、タイミングの改善などなど….日常的にリズム感を鍛えることで安定したギター演奏が可能になります。

リズムマシンを搭載しているマルチエフェクターはZOOMとMooerの2つのメーカーが主流です。

この2つの製品は、多機能で練習からライブまで幅広く活用できます。中には、スマホに直接レコーディングできる機能があったりと、DTMでも大活躍です。

リズムマシンに合わせて弾くと1人セッションをしているみたいで楽しいですし、原曲に合わせて練習するよりも遥かに効率アップ!

どんなにテンポが速くなっても、しっかり練習を積むことで自信を持ってギター演奏ができます。「ドヤ顔」で速弾きして、メンバーをビックリさせてやりましょう!

ライター:ぎたじょのR.

音楽ライター。女性ギタリストならではの悩みを中心に、音楽で役立つ情報の発信をしています。ニール・ショーンとの共演を目指して日々奮闘中。 個人ブログ:https://sparetimez.com/

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