エレキギターにポリッシュは必要?正しい選び方とNGな使い方を徹底解説[記事公開日]2026年1月19日
[最終更新日]2026年01月19日
[ライター]ぎたじょのR.

エレキギター

エレキギターを練習しようとケースを開けたとき、ボディに付いた指紋や、全体的なくすみを見て「なんだか汚れてきたな……」と感じたことはありませんか?

「家の掃除用洗剤で拭いてもいいの?」

「乾いたティッシュなら大丈夫?」

ちょっと待ってください!その自己流のケア、実はギターの寿命を縮めてしまうかもしれません。ギターの塗装はとてもデリケート。間違った薬品を使うと、塗装が白く濁ったり、ベタベタに溶けてしまったりする恐れがあります。

今回は、ギター初心者が迷いやすい「ギター用ポリッシュ」について、本当に必要なのか、どう選べばいいのかを分かりやすく解説します。お気に入りのギターを長く美しく保つための知識を身につけましょう。

ギター用ポリッシュとは?

そもそも「ギター用ポリッシュ」とは、ギターの塗装面をクリーニングし、ツヤを出すための専用液剤のことです。

主な役割は以下の2点です。

  1. 汚れを落とす(洗浄):手汗や皮脂、タバコのヤニなど、乾拭きでは落ちない油汚れを除去します。
  2. ツヤを出す(保護・艶出し):微細な傷を埋めたり、表面に保護膜を作ったりして、新品のような輝きを与えます。

「クロス」だけではダメなの?

普段の練習後に行う軽いケアなら、楽器用クロス(布)での乾拭きで十分です。しかし、時間が経って固着した頑固な汚れや、全体的に曇ってしまった輝きを取り戻すには、クロスの力だけでは不十分。そこで登場するのがポリッシュです。

ただし、ポリッシュはあくまで「汚れと微細な傷」に対応するものです。ぶつけてできた深い凹みや、木部まで達している傷を治すことはできませんので注意しましょう。

ポリッシュは本当に必要?

結論から言うと、「必ずしも毎回使う必要はないが、1本持っておくと安心」です。

初心者のうちは「ピカピカにしたいから毎日使いたい!」と思うかもしれませんが、ポリッシュの使いすぎはかえってギターによくありません。金属部分に成分が蓄積して白濁する原因になったり、研磨剤入りの場合は塗装を少しずつ削ってしまったりするからです。

ポリッシュを使った方がいいケース

  • 長期間放置して、汚れがこびりついている時
  • ライブ前などで、ギターをピカピカに仕上げたい時
  • 中古で買ったギターを新品同様にしたい時

使わなくてもいい(使ってはいけない)ケース

  • 日々の練習後のケア:基本はクロスでの乾拭きでOKです。
  • つや消し(サテン)塗装のギターここが一番の注意点です!表面がサラサラしたつや消し塗装にポリッシュを使うと、研磨やワックス効果によって変なツヤが出てしまい、質感が台無しになります。絶対にNGです。

ポリッシュの種類と選び方

楽器屋さんのメンテナンスコーナーに行くと、たくさんのボトルが並んでいて迷ってしまいますよね。大きく分けて4つのタイプと、おすすめの選び方を紹介します。これでもう迷いません!

バランス型(初心者におすすめ)

Ken Smith Pro Formula Polish

汚れ落とし(クリーナー)成分と、ツヤ出し(ポリッシュ)成分がバランスよく配合されたタイプです。
迷ったら、定番中の定番である『Ken Smith(ケンスミス) / Pro Formula Polish』を選べば間違いありません。多くのリペアマンも愛用しており、洗浄力とツヤのバランスが絶妙です。コーラガムのような匂いもどこか懐かしい。弦を張り替えるタイミングで、ボディに使ってみると良いでしょう。

Ken Smith / Pro Formula Polishを…
Aアマゾンで探す R楽天で探す YYahoo!ショッピングで探す Sサウンドハウスで探す

研磨剤(コンパウンド)入りタイプ

Freedom Custom Guitar GLOSSING POLISH

成分に「研磨剤」が含まれているものです。微細な傷を削って消す効果が高いですが、使いすぎると塗装が薄くなるリスクがあります。汚れが強い場合に使用するのに最適ですが、頻繁な使用は避けましょう。『Freedom Custom Guitar Research / GLOSSING POLISH』は超微粒子の研磨剤で、ボディに貼ったステッカーを剥がすとき、ネックの汚れを落としたい日におすすめです!

FCGR / GLOSSING POLISHを…
Aアマゾンで探す R楽天で探す YYahoo!ショッピングで探す Sサウンドハウスで探す

レモンオイル(天然素材系)

SP-P-11

塗装面に皮膜を作らないタイプです。『Freedom Custom Guitar Research / SP-P-11』などが有名です。蜜蝋ならではの高い保湿力で、保護目的でローズウッドの指板に私は使っています。少量で伸びが良いので、買ってからまったく減りません。

一方でラッカー塗装には相性が悪い可能性があり、ギターメーカーも推奨していない場合があるため、高価なギターを持っている方はこちらは避けた方が無難です。(使っても問題ないとの声もあるのであくまで自己責任で使いましょう)

SP-P-11を…
Aアマゾンで探す R楽天で探す YYahoo!ショッピングで探す Sサウンドハウスで探す

オーガニック系ポリッシュ(スプレー式)

Doc Simons MIRACLE GUITAR POLISH

アルコール成分なしの甘い香りが広がる『Doc Simons ( ドックシモンズ ) / MIRACLE GUITAR POLISH』も最近注目されています。ギターの塗装はアルコールに弱く、変色・白濁のリスクがありますが、こちらは完全オーガニックのポリッシュ。金属・サテン仕上げの塗装にも問題なく使用できたという声もありました。

スプレー式で使いやすく、ケンスミス独特の匂いが苦手な人は、一度お試しあれ!

「サテン塗装に特に影響もなく、汚れをしっかりと拭き取れます。
匂いも個人的には好みです。」引用元:SOUND HOUSE 購入者口コミより

MIRACLE GUITAR POLISHを…
Aアマゾンで探す R楽天で探す YYahoo!ショッピングで探す Sサウンドハウスで探す

ポリッシュの正しい使い方

ポリッシュの効果を最大限に発揮し、ギターを傷つけないための正しい手順を解説します。

使用頻度の目安

「弦交換のタイミング」「季節の変わり目」など、数ヶ月に1回程度で十分です。弦を外した状態だと、普段拭けないピックアップ周りなども綺麗にできるのでおすすめです!

正しい手順

  1. ホコリを払う:いきなりゴシゴシ拭くのはNG!表面にホコリが乗ったままだと、それがヤスリの代わりになって傷をつけてしまいます。まずはクロスで優しくホコリを払いましょう。
  2. クロスにポリッシュをつける:絶対にギターのボディに直接かけないでください。液垂れしてパーツの隙間に入り込み、故障の原因になります。必ずクロスに少量(1円玉サイズ)染み込ませてから拭きます。
  3. 優しく塗り広げて拭き上げる:力を入れず、円を描くように優しく拭きます。
  4. 乾いた面で仕上げる:最後に、クロスの液が付いていない綺麗な面で乾拭きをして仕上げます。

まとめ

ギター用ポリッシュは、愛機を美しく保つための強力なアイテムですが、使い方を間違えると逆効果にもなります。

  • 基本は毎日の乾拭き(クロス)
  • 汚れがひどい時や弦交換の時にポリッシュを使う
  • つや消し(サテン)塗装は基本使わない!(使うときは慎重に)
  • ボディに直接かけず、クロスにつけて拭く

この4点を守れば、失敗することはありません。
ピカピカに磨き上げられたギターは、見ているだけで練習のモチベーションを上げてくれます。ぜひ正しいケア方法を身につけて、大切なギターと長く付き合っていきましょう。

ライター:ぎたじょのR.

音楽ライター。女性ギタリストならではの悩みを中心に、音楽で役立つ情報の発信をしています。ニール・ショーンとの共演を目指して日々奮闘中。

※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。