
エレキギターを練習しようとケースを開けたとき、ボディに付いた指紋や、全体的なくすみを見て「なんだか汚れてきたな……」と感じたことはありませんか?
「家の掃除用洗剤で拭いてもいいの?」
「乾いたティッシュなら大丈夫?」
ちょっと待ってください!その自己流のケア、実はギターの寿命を縮めてしまうかもしれません。ギターの塗装はとてもデリケート。間違った薬品を使うと、塗装が白く濁ったり、ベタベタに溶けてしまったりする恐れがあります。
今回は、ギター初心者が迷いやすい「ギター用ポリッシュ」について、本当に必要なのか、どう選べばいいのかを分かりやすく解説します。お気に入りのギターを長く美しく保つための知識を身につけましょう。
そもそも「ギター用ポリッシュ」とは、ギターの塗装面をクリーニングし、ツヤを出すための専用液剤のことです。
主な役割は以下の2点です。
普段の練習後に行う軽いケアなら、楽器用クロス(布)での乾拭きで十分です。しかし、時間が経って固着した頑固な汚れや、全体的に曇ってしまった輝きを取り戻すには、クロスの力だけでは不十分。そこで登場するのがポリッシュです。
ただし、ポリッシュはあくまで「汚れと微細な傷」に対応するものです。ぶつけてできた深い凹みや、木部まで達している傷を治すことはできませんので注意しましょう。
結論から言うと、「必ずしも毎回使う必要はないが、1本持っておくと安心」です。
初心者のうちは「ピカピカにしたいから毎日使いたい!」と思うかもしれませんが、ポリッシュの使いすぎはかえってギターによくありません。金属部分に成分が蓄積して白濁する原因になったり、研磨剤入りの場合は塗装を少しずつ削ってしまったりするからです。
楽器屋さんのメンテナンスコーナーに行くと、たくさんのボトルが並んでいて迷ってしまいますよね。大きく分けて4つのタイプと、おすすめの選び方を紹介します。これでもう迷いません!

汚れ落とし(クリーナー)成分と、ツヤ出し(ポリッシュ)成分がバランスよく配合されたタイプです。
迷ったら、定番中の定番である『Ken Smith(ケンスミス) / Pro Formula Polish』を選べば間違いありません。多くのリペアマンも愛用しており、洗浄力とツヤのバランスが絶妙です。コーラガムのような匂いもどこか懐かしい。弦を張り替えるタイミングで、ボディに使ってみると良いでしょう。
Ken Smith / Pro Formula Polishを…
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成分に「研磨剤」が含まれているものです。微細な傷を削って消す効果が高いですが、使いすぎると塗装が薄くなるリスクがあります。汚れが強い場合に使用するのに最適ですが、頻繁な使用は避けましょう。『Freedom Custom Guitar Research / GLOSSING POLISH』は超微粒子の研磨剤で、ボディに貼ったステッカーを剥がすとき、ネックの汚れを落としたい日におすすめです!
FCGR / GLOSSING POLISHを…
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塗装面に皮膜を作らないタイプです。『Freedom Custom Guitar Research / SP-P-11』などが有名です。蜜蝋ならではの高い保湿力で、保護目的でローズウッドの指板に私は使っています。少量で伸びが良いので、買ってからまったく減りません。
一方でラッカー塗装には相性が悪い可能性があり、ギターメーカーも推奨していない場合があるため、高価なギターを持っている方はこちらは避けた方が無難です。(使っても問題ないとの声もあるのであくまで自己責任で使いましょう)
SP-P-11を…
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アルコール成分なしの甘い香りが広がる『Doc Simons ( ドックシモンズ ) / MIRACLE GUITAR POLISH』も最近注目されています。ギターの塗装はアルコールに弱く、変色・白濁のリスクがありますが、こちらは完全オーガニックのポリッシュ。金属・サテン仕上げの塗装にも問題なく使用できたという声もありました。
スプレー式で使いやすく、ケンスミス独特の匂いが苦手な人は、一度お試しあれ!
「サテン塗装に特に影響もなく、汚れをしっかりと拭き取れます。
匂いも個人的には好みです。」引用元:SOUND HOUSE 購入者口コミより
MIRACLE GUITAR POLISHを…
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ポリッシュの効果を最大限に発揮し、ギターを傷つけないための正しい手順を解説します。
「弦交換のタイミング」や「季節の変わり目」など、数ヶ月に1回程度で十分です。弦を外した状態だと、普段拭けないピックアップ周りなども綺麗にできるのでおすすめです!
ギター用ポリッシュは、愛機を美しく保つための強力なアイテムですが、使い方を間違えると逆効果にもなります。
この4点を守れば、失敗することはありません。
ピカピカに磨き上げられたギターは、見ているだけで練習のモチベーションを上げてくれます。ぜひ正しいケア方法を身につけて、大切なギターと長く付き合っていきましょう。
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