ズボラさん必見!簡単ギターケアで錆びる心配なし!長寿命すぎる弦とは?[記事公開日]2024年2月29日
[最終更新日]2024年03月8日
[ライター]ぎたじょのR.

ギタリストにとって、弦交換は日常のメンテナンスの一環ですよね。ピカピカになった弦の美しさは時折、錆びることによって妨げられます。

ギターが大好きな私たちにとって、弦の錆びは敵です。

今回は、エレキギターの弦が錆びる理由や対策法、弦交換に役立つアイテムについてご紹介します!

楽しくギターを弾くために、錆びた弦との戦いに挑みましょう!

ギターの弦が錆びる理由を知ろう!錆のメカニズム解説

こんな経験はありませんか?

  • 最近、弦を張り替えたばかりなのに数日で錆びてしまった。
  • ギターを弾いていないのに、弦が錆びていた。

ギターの弦を張り替えるのは面倒くさいですよね。なぜエレキギターの弦は早く錆びるのか?その謎に迫ります!

錆びる原因は湿気?

久しぶりに弾こうと思った時に弦がサビサビだったら、悲しいですよね。

錆びる原因は、湿気や酸素といった環境的な要因によるものです。湿度の変化や汗が弦に触れることで、酸化し錆が発生します。

日本には、梅雨の季節があります。梅雨は、空気中の湿度が増し、錆びの発生を促進させます。すぐ錆びる原因は、あなたが悪いのではなく、日本ならではのジメッとした湿度が関係しているからなんです。

弦の素材と錆びの関係

エレキギターの弦の素材は、音質や耐久性に大きな影響を与えます。市販でよく売られている弦の素材は、以下の通りです。

  • ニッケル:柔らかい金属、安価で錆びに強い
  • スチール:鉄にクロームが入った合金、耐久性があり錆びにくい
  • コーティング:錆防止剤をコーティング、寿命が長く、高値

ギタリストは、自分の好みや、演奏スタイルに合った弦を選ぶことが多いです。ただ、素材によっては、錆びるのが早かったり、湿度に対する反応が敏感なものがあります。

手汗の影響

手汗がすごい人に悲報です。

手汗は、ギターの弦にとって錆びの原因になります。手の汗には、酸性が含まれており、弦に触れると酸化してすぐ錆びてしまうんです。

ギタリストならではの、ソロや見せ場で知らぬ間に手汗がびっしょり….なんてことも。生理現象なので、手汗を止める方法はありませんが、錆びを少しでも防止する策はあります!

ギター弦の寿命を延ばす対策方法!これでもう錆びる心配なし?

ギターの弦を長持ちさせるにはどうすればいいのか。毎回、ギターの弦が錆びる度に交換するのは手間がかかります。特に時間・費用はできるだけ抑えたいですよね。弦の寿命を最大限に引き伸ばすための実用的なテクニックを伝授します!美しい音色を維持させていきましょう。

弦の表面の汚れを取る!

演奏後や練習後に、弦の汚れをクロスで拭き取ることで錆は予防できます!

手順は簡単で、

  1. 何も付いていない乾いたクロスで1弦ずつ汚れ・汗を拭き取る
  2. 少量の潤滑剤や、ポリッシュをクロスに付けて均一に塗る
  3. 余分な錆び取り剤を拭き取り、弦全体をクロスで拭く

潤滑剤やポリッシュを使用することで、錆を取り除くことはもちろん、弦を錆から保護できます。特に湿気の多い日や、弦を交換したばかりの時に意識してクリーニングすると良いでしょう。ギターの弦を錆から守り、サウンドの品質を維持できます。

《弦交換のついでにできる》ギターのお手入れ5つを紹介! – エレキギター博士

演奏前に手を清潔にしておく

ギタリストにとって弦の錆びは避けたいものですよね。弦が錆びにくくするためには、演奏前に手を十分に洗うことが大切です。手に残った汗や油分が弦に移ることを防ぐため、特に指先や爪の周りを丁寧に洗うようにしましょう。

また、演奏中も手を拭くことが重要です。タオルやハンカチを近くに置いておき(最悪、服で拭くのもOK)、プレイの合間に手を拭くことで錆び予防に効果的ですよ。

保管場所に気をつける

ギターを保管する場所に注意が必要です。湿気の多い場所や、直射日光を避け、温度が安定している場所が望ましいでしょう。少し面倒ですが、使い終わったらギターケース内で保管すると安心です。

さらに、湿気を吸収するシリカゲルなどの乾燥剤をケース内に同梱すると、弦の錆びや腐食を防ぐことができます。乾燥剤は楽器屋さんでよく売られていますが、お菓子やお煎餅に入っているシリカゲルでも代用可能です。

ギターをケース内で保管し、しっかりと閉めることで最大限に錆を防ぐことができます。

錆対策!長寿命のギター弦と弦交換の便利アイテム3選!

ギター弦メーカーが採用する新しい技術で、弦の錆び対策が向上しています。次世代の素材やコーティングが、錆びの発生を抑制し、長寿命かつクリアな音質を実現しています。安心してください、ギターの弦が錆びる心配はもういりませんよ!

コーティング弦やケアグッズの最新トレンドをチェックしていきましょう。

長寿命でおなじみ!エリクサー(Elixir)シリーズの弦

引用元:公式サイト

すでに知っている人も多いのではないでしょうか?

エリクサー(Elixir)は、弦交換が面倒な人や、練習に集中したい人におすすめのエレキギター弦です。

エリクサーの弦は、巻き弦を包み込む独自のコーティング技術が特徴です。隙間から汚れが入りにくい構造になっているので、かなりの長寿命。コーティング剤ならではの、つっかかり感がなく、滑らかな弾き心地で演奏できます。

エリクサーで代表的なコーティング弦は3種類あります。順番に見ていきましょう!

  1. POLYWEB:初代に発売されたモデルで、滑りの良さ・ノイズが少ない
  2. NANOWEB:愛用する人が1番多い、人気モデル。巻き弦にはコーティング剤、プレーン弦は、腐食防止剤を施してある
  3. OPTIWEB:1番新しいモデル。軽量コーティングで自然な指運ができる

一般的なエレキギターの弦の寿命は、2週間です。それに対して、エリクサー弦の寿命は「弦が錆びるまで」と言われています。エリクサーを愛用している私の主観ですが「4ヶ月以上は持つ」という印象です。

人によっては、「半年ぐらい」「1年以上持った」という声も報告されています。自分が求める音質・弾き心地で、エリクサーを選ぶと良いでしょう。

《美しい音を長くキープ》エリクサーOPTIWEBコーティング弦とは? – エレキギター博士

ストリングワインダーで弦交換も楽々!

引用元:公式サイト

ギターの弦交換は、ストリングワインダーを使うと迅速かつ効率的に行えます!ストリングワインダーは、ペグの頭に取り付けて、くるくると時計回りに回して弦を巻き上げるアイテムです。これにより、手作業よりも早く、均等に弦を巻くことができます。

また、ストリングワインダーの値段は、1,000円〜2,000円程と比較的手に入りやすい価格なのも嬉しいポイント。1個持っておけば、長く愛用できるので、持っていて損はありません。弦交換に時間が掛かってしまう人に、おすすめですよ。

最近のストリングワインダーは、ニッパーと一体型になったものもあります。弦交換に必要な弦を切るニッパー・ペグを素早く回せるアイテムが1つになって便利ですよね。ストリングワインダーを使うことで、弦交換が手軽で効率よく進めることができるでしょう。

ギターケアに役立つ!エアダスター!

 

引用元:公式サイト

「え、どこが役立つの?」と疑問に感じる人もいるかと思います。実は、エアダスターはギターケアにとっても役立つグッズなんです!

エアーダスターは、その名の通り「空気が出るスプレー」です。

ギターのボディやネック・ペグ周りの隙間に、エアーダスターを使うことで、ホコリや小さなゴミを取り除くことができます。

さらに、拭ききれなかった潤滑剤を乾かすことができ、ナット・指板を傷めることはありません。

注意点として「ギター専用のエアダスター」を必ず選ぶようにして下さい。100均一や、ホームセンターで売られているエアダスターは、ギターに水滴が付着し、かえって汚れる危険性があります。

パーツが腐食する恐れもあるため、必ず楽器店で販売しているエアダスターを使用しましょう。

まとめ

エレキギターの弦がすぐ錆びる原因は、湿気・弦の素材・手汗が関係しています。空気中の湿気や汚れが弦につくことで、酸化が始まり、サビサビの弦へ…。メンテナンスをサボったあなたが悪いのではなく、環境的な要因で弦を錆びさせているんです。

錆び対策は、演奏前後のケアがとっても大切です。手を清潔にして、汚れ・油分を落としてからギターを弾くと、錆びにくくなります。またギターケースに入れる前に、弦の汚れをクロスで拭き取ると、弦は長持ちしますよ。ケアを癖付けておくと、いつもより弦を長生きさせられます。

とは言っても、弦交換や定期的なメンテナンスは、時間が掛かるし面倒ですよね。

錆びを抑制するコーティング加工をしたギターの弦がおすすめですよ。エリクサーの弦は、4ヶ月〜1年とかなり長寿命です。弦を交換する手間・費用をおさえて、ギター練習に集中できるでしょう。ワインダーを使うことで、素早く弦交換ができ、メンテナンスも楽しくなりますよ。錆びも楽しみとして、ギターをたくさん可愛がってみてくださいね。

 

ライター:ぎたじょのR.

音楽ライター。女性ギタリストならではの悩みを中心に、音楽で役立つ情報の発信をしています。ニール・ショーンとの共演を目指して日々奮闘中。 個人ブログ:https://sparetimez.com/

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