アコースティックギターで弾き語りを行っていて、「Aメロは指で弾いて、サビに入った瞬間にピックで弾きたい」といった場面があると思います。
「曲中で指弾きとピック弾きを切り替えるのってどうすればいいの?」
これ、最初は結構悩むと思うんです。
指弾きとピック弾きを曲中で切り替える方法はいくつかあります。
本記事では指弾きとピック弾きの切り替えの方法につい、練習が必要なものからすぐに行えるものまで、それぞれ詳しく解説していきたいと思います。
https://guitar-hakase.com/pick/
この方法は初心者の方でもすぐに行える方法です。
説明するほどでもありませんが、ピックをギターの上部に挿しておいて必要なタイミングでピックを取り出します。
カポを付けている場合、カポを付けている上のフレットにピックを挿しておけるスペースがあると思います。
この部分にピックを挿しておくと、演奏中もスムーズにピック弾きに切り替えが可能です。
カポを付けていない場合は、ギターのこの部分にピックを入れておくと取り出しやすいです。
ただし、激しくギターを動かすとピックが落ちてしまうことがあるので注意が必要です。
曲中でピック弾きからまた指弾きに戻す場合、もう一度ギターにピックを挿し戻すのは難しいですし、あまり格好良くはないので、指弾きに戻りたい場合はピックを床に投げる方が良いかもしれません。
曲中に何度も「ピック弾き→指弾き→ピック弾き→指弾き」のように行ったり来たりすることは、この方法では難しいです。
誰でも簡単に出来る方法ですが、見た目が単純に格好良くないと感じる方もいるようです。
●メリット…初心者の方でもすぐに出来る。
●デメリット…あまり格好良くない。ピックを差し戻すことは難しい。
この方法は練習を必要としますが、出来るようになると演奏の幅が広がります。
ピックを手に持った状態で指弾きを行い、必要な場面でピックを持ち、使い終わったらまた手にしまいます。
ピックの持ち方にはいくつかやり方があるので一番やりやすいもので挑戦してみて下さい。
手の平の間にピックを入れて握りながら指弾きします。
慣れてくれば、親指、人差し指、中指、薬指の4本を自由に動かせるようになります。
薬指も使って支えてやるとピックを握りやすいですが、薬指が使えなくなるので出来れば支えなしでピックを握れるとベストです。
人差し指と中指の間にピックを挟む方法です。
ピック弾きの時にピックを握っているポジションから近い位置なので、スムーズにピックを仕舞うことが出来ます。
中指と人差し指をピックを握っている状態でそれぞれ自由に動かすのは結構な練習が必要です。
中指と薬指の間に挟む方法です。
こちらも慣れてくれば4本の指全て使うことが出来ますが、練習が必要です。
先程紹介した、「中指と人差し指の間に挟む」のに比べると若干切り替えがしにくい印象です。
人差し指の第一関節と第二関節の間に挟みます。
こちらも慣れてくれば4本指全て使うことが出来ます。
ピックを握っている人差し指を使うことも可能です。
実戦でスムーズに移行するには練習が必要だと思います。
中指の第一関節と第二関節の間に挟むことも出来ます。
ただし、中指はピックを握りながら動かすことは殆ど出来ません。
4の人差し指の内側に挟むパターンに比べると、切り替えもしにくいですし、中指を殺すことになるのであまり実用的ではないと思います。
個人的には人差し指の内側の方がやりやすかったですが、やりやすい方をチョイスしていただければと思います。
薬指の内側に挟むことも可能です。
この方法では薬指は使えなくなりますが、残る人差し指、中指、薬指は非常に動かしやすいです。
ピックを持つ位置から若干遠いので切り替えは練習が必要ですが、慣れてくれば実践でも使えると思います。
小指の内側も挟めないことはないですが、実戦で使うにはかなり厳しそうなので割愛します。
「ハイブリッドピッキング」というものをご存じでしょうか。
指弾きとピック弾きを同時に行う奏法のことを言います。
親指と人差し指でピックを持ってピッキングしつつ、中指、薬指、小指で指弾きを行います。
元々、カントリーのギタリストがピックを持ちながら中指を併用するスタイルを「チキン・ピッキング」と呼んでいました。
現在では「チキン・ピッキング」も含めて「ハイブリッドピッキング」と呼ばれています。
この奏法、難易度は高いですが出来るようになるとかなりプレイの幅が広がります。
ピックを仕舞う手間もありません。
「ピックを手に握りながら指弾きなんて出来ない」
「ハイブリッドピッキングなんて無理」
という方には「ピックを口に咥える」という裏技もあります。
これ実際にやっているミュージシャンの方もよく見かけますね。
抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、一つのパフォーマンスとしても、さらっと出来るとなかなかカッコ良いですよ。
一番手っ取り早い方法としては、ピックホルダーを購入するという手もあります。
マイクスタンドに取り付けるタイプのものが最もオーソドックスで使いやすいです。
ピックを何枚も挿しておけるので、演奏中にピックを落としてしまった時にも安心です。
ピックホルダーを使ってみると、「硬くてスムーズにピックが抜けない」ということもありますので演奏中に引き抜く練習はしておいた方が良いです。
こちらはギターのヘッドの部分に装着できるピックホルダーです。
弦と弦の間に挟むだけなのでギターを傷つける心配もありません。
こちらは吸盤式のピックホルダーです。
ギターやベースのボディに一瞬で貼り付けることが出来ます。
吸盤式なのでボディを傷つける心配もありません。
こちらはあまり知られていませんがブレスレッド型のピックホルダーです。
演奏中にスムーズにピックを出し入れすることは難しいですが、ファッションとして気になる方は試してみても良いかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
ピックを手に握りながら演奏する場合の、隠し場所は色んなパターンがあります。
自分にとって一番やりやすいものを見つけてぜひ練習してみて下さいね。
何の道具も使わずにピック弾きと指弾きを切り替えられたら便利ですが、初心者はピックホルダーを使うのが良いと思います。
ピックホルダーを購入するのであれば、マイクスタンドに付けるタイプが一番使いやすくオススメです。
ライブ本番では、演奏中にピックを落としてしまったり、ピックが割れてしまうというアクシデントが意外と起こるものです。
マイクスタンドに付けるタイプは予備のピックを何枚も挿しておけるので、そういったトラブルへの対策としてもかなり良いと思います。
ライブハウスのマイクスタンドにピックホルダーを付けっぱなしで忘れて帰ってしまう方が結構いますので、それだけは気を付けて下さいね。
ハイブリッドピッキングも含め、ピックを持ちながら弾くというのは出来るようになるとかなり使えるので、ピックホルダーを購入しつつも少しずつ練習してみて下さい。
ライター:kato
2020年よりフリーライターとして活動。 @kato1155ka
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