iPhoneの登場以来、手軽で便利なギターアプリがたくさん登場しました。DTM系アプリはいまでも色々と面白いアプリがリリースされていますが、ギターアプリはそろそろ打ち止め状態。出揃った感がありますね。

そこで今回はiPhone/iPadで使えるテッパンのギター関係アプリをまとめて紹介しようと思います。ギター初心者から出先でレコーディングしたいギタリストまでオススメの全23選、一気にどうぞ！！

ギターアンプ／エフェクター系

AmpliTubeシリーズ

iPhone/iPad のギターアプリとして最も有名なのが IK Multimedia 社の AmpliTube です。
iPhone/iPadをエレキギターと接続してエフェクター／ギターアンプシミュレーターとして使用することができる人気アプリで、音のクオリティも高く課金することでさらに高品質な音色が増えていきます。

現在ではフェンダーアンプ、オレンジアンプ、ジミ・ヘンドリックスのトーン、スラッシュのトーンを再現したシリーズなど、バージョンもどんどん増えています。

JamUp Pro XT

JamUp Pro XT のギターアンプ・シミュレーターとしての機能は AmpliTube にひけをとらず、エフェクター／チューナー／メトロノームとしても使用可能。ピッチをかえることなく速度変更ができる機能を搭載しているためギターの練習にも使えるという【ギターアンプ系ベストアプリ】との呼び声も高い、万能ギターアプリです。

アンプ・シミュレーターでは、ビンテージ〜ハイゲイン・アンプまで再現しているのでサウンド的にはこれで十分。Dawソフトにはじめから入っているアンシミュなんかよりも全然高品質、レコーディングにも十分使えるクオリティです！！

AmpKit

JamUp Proと共にiRigの対抗馬として登場したのがこの AMPKIT LiNK。使い方はiRigと同様でエフェクターとギターアンプがシミュレートされています。それぞれセッティングしたレシピを保存することも可能。その上メトロノーム、チューナー機能を使うことができます。

iRigに比べても安いので、こちらをチョイスするのもアリですね。

Flying Haggis – Guitar Amp

レトロでキュートなインターフェイスが特徴の iPad 専用ギターアンプ／エフェクト・アプリ。
ヴィンテージ風エフェクター、ギターアンプは他社アンプをモデリングしたのではなく、完全にオリジナル·アンプというこだわり。6種類のスピーカー·キャビネット、マイクの位置を4タイプ選択して音作りができるようになっています。

アプリ内課金や広告はないのでストレスなく、シンプルにギターサウンドを楽しめるようになっています。

Positive Grid BIAS

JamUp Pro XT を産んだ Positive Grid が送るアンプ系アプリ。
BIAS も iPad のみ対応、エフェクターはなく純粋なギターアンプ専用のアプリです。
アンプタイプだけで36種類、上の動画はモダンハイゲイン・アンプの演奏ですが、古いアンプに関しても1940年代のモデルなど歴史に残るビンテージ・ギターアンプをコンプリートするなど、マニア心をくすぐられるラインナップ。良好なレスポンス・リアルな感触とギタートーンも良好です。
キャビネットやマイクの切り替えはもちろん、真空管・プリアンプ・トランス・トーンスタック、真空管のバイアスまで調整ができる上に、自分だけのギターアンプを生み出すことができるという【通】にはたまらないカスタマイズ性の高さです。
より大人向け・本格派向けのアプリですね。

JamUp アプリを同時に使用することでエフェクトも使用することが可能、iPad で最高峰の音作りができるアプリとなっています。

アプリ対応のエフェクト・ペダル

iRig STOMP

iRig STOMP はアプリ「AmpliTube」の好きなサウンドを呼び出すペダルとして動作するiPhone/iPad用オーディオインターフェイス。
インプットからエレキギターやベースへ、アウトプットからギターアンプへとケーブル接続し、さらに本体に搭載されているiOS用端子(4極のミニピン端子)からiPhone/iPadに接続し、AmpliTube の好きなペダルサウンドを呼び出して音を鳴らすことができます。

音楽スタジオやライブステージなどで、気軽にエフェクター音が欲しい時に重宝しそうなアイテムです。（iPhone/iPadを iKlip などで固定して使うといいでしょう）

iStomp

「iRig STOMP」のような機能を持ったストンプボックス。こちらはアンプ・シミュレーターとしての機能はなくエフェクターのみとなりますが、そこはなんといってもペダル・メーカーのDigiTech。定番のものからヴィンテージ・テープディレイなど、20種類以上のコンパクト・エフェクターを使用することができます。（といってもシミュレートされているのはBossやiBanezなど…）

iStomp 専用アプリは無料、ペダル追加毎に450円でダウンロードできます。

ギター練習／学習用アプリ

Guitar Pro iPad

ギター練習補助・学習系のアプリでは最強と名高いのが、PCソフトとしてもリリースされている「Guitar Pro」のアプリ版です。
GuitarPro 形式の TAB 譜を読み込んで表示／再生、ゆっくり再生も可能！！複数の旋律がある場合にはそれぞれのパートの音量調節／ミュートもできます。またピッチを半音単位で上下できる機能もついていて、ギター初心者のための練習アプリとしては「これでもか！」というぐらい機能満載ですね。

WiFiやiTunesによってPCに入っている Guitar Pro ファイルを転送することができます。

TabToolkit

Tab譜閲覧・再生アプリ。高いデザイン性から Apple Design Award を受賞したアプリです。
楽譜は購入、PCからアップロード、オンラインで検索したものなど、すべてが使用可能。
ゆっくりで練習したい人のための【スピードコントロール機能】、特定の箇所をループして練習したい人のための【A/Bルーピング機能】、ギタートラックでは指の位置まで確認できるという、ギター練習を徹底的にサポートしてくれます。

GuitarToolkit

こちらはTab譜の閲覧ではなく、チューナー・メトロノーム・コード表・スケール表・アルペジオ表が一つになったギター初心者サポート・アプリ。
7弦・12弦ギターの他にも様々な楽器のチューニングに対応している他、選択したコードやスケール、アルペジオの再生して音を確認できます。

ポケットに入れておいて、いつでもコードの確認や練習に役立つアプリですね。

Boss Pedal Sketch

Bossのエフェクターの接続順やツマミなどの情報をメモがわりに保存したり、Bossの全エフェクターについてのサウンド試聴や主な特長を見ることが出来る無料アプリ。コレクター気分にもなれるマニアックなアプリ。

Boss エフェクター – Supernice!エフェクター

mimiCopy

ギタリストのためのiPhone/iPad耳コピ・アプリ。音程を変えずにスロー再生、上下1オクターブの範囲で音程を変更、ループ再生、iPodライブラリの楽曲をインポート、などなど…ギター初心者が耳コピする練習の手助けをしてくれます。再生速度を変えても音質劣化が少なく、英語学習に使っている人もいるほど。

YAMAHA THR Session

YAMAHAのギター・アンプ「YAMAHA THR」のシミュレーターと思いきや、iPhoneのライブラリに入ってる楽曲のABリピート機能／ギターキャンセル機能／キーを変えて再生／音程を変えずにテンポ変更などの機能を搭載したギター練習のためのアプリ。「練習のお供に『YAMAHA THR』を使ったらいろいろと捗りますよ」というプロモーションのためのアプリなんですが、これも無料ってんだからスゴい話ですが…

Songsterr

無料で大量のTab譜を閲覧できるサイトのアプリ版。なんと7万曲以上が収録されています！！
楽曲を選んでTab譜を閲覧できるだけでなく再生してサウンドを確認することも可能。ループ再生、テンポ変更、などの機能を搭載しています。ギター以外にもベースやドラムの譜面も見れるスグレモノ！！

ギターコード指板図くん

ギターのコードをカンタンに勉強することができるアプリ。ギター初心者に使いやすいコードブックを閲覧、自分で作ったコードを登録することもできます。有料版にアップグレードすると広告が消えてより見やすくなります。
※ギターコード指板図くんは、2014年にサポートが終了しました

ギター コード – エレキギター博士

チューナー／メトロノーム系

Gibson Learn & Master Guitar Application

無料でチューニングができ、メトロノームがついているアプリ。ギブソン公認です。
シンプルな画面で見やすく、あまり色々な機能がいらないっていう人はこのアプリがオススメ。

楽器チューナー Lite by plusadd

日本語という安心感もある国産クロマチックチューナー・アプリ。 ギター以外の楽器のチューニングもできるようになっています。

HardWire HT-6 FastTune

HardWire HT-6 FastTune は1度に全ての弦のチューニングができるポリフォニック・タイプのチューナーアプリ。チューニングの時間短縮にピッタリです。

MIDI関連

MIDI Guitar

ギターシンセができるアプリ。こちらも無料アプリです。
音をMIDI変換するアプリのため、声でも反応するのでエレキギターでなくても楽しめるのが特徴。ギターで使いたい場合は iRig や Apogee JAM など iPhone/iPad とエレキギターを接続できるオーディオインターフェイスが必要。

アプリ内課金で Virtula MIDI、WIFI MIDIに対応。MIDIレコーディングも可能になります。

MIDImorphosis – Polyphonic Audio to MIDI Conversion

こちらもギターだけでなく、ボーカル／ベース／ピアノとオーディオならなんでもMIDIデータに変換できる iPhone/iPad アプリ。
多少のレイテンシーはあるものの、変換されたMIDIデータはCoreMIDIやUSBによってパソコンのDawソフトに転送することができます。

iPhoneのマイクで拾った音からピッチを判定し、iPhone/iPadに入っているシンセ・アプリ音源を使って音を再生することができるのも楽しいですね。

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