松本孝弘(B’z)Gibsonシグネチャモデル経歴[記事公開日]2016年6月6日
[最終更新日]2021年09月13日
[ライター]中前 議晴

tak_guitar_ ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~ Single

日本を代表するギタリストであり、作曲家・アレンジャー・音楽プロデューサーでもある松本氏(Tak Matsumoto)。

彼がギターを弾くB’zは日本人なら誰しも知っている音楽ユニットなのではないでしょうか?

ギターの技術は素晴らしく、B’zでのデビュー以前は浜田麻里やTM NETWORKでレコーディングやライブなどのスタジオワークをこなしていたほどです。

2011年にはラリー・カールトンと共にグラミー賞まで取ってしまいました。

そんな松本氏は、世界で5人目のGibsonとシグネチャー契約を交わしたアーティストです。
アジア人では初。

1999年より契約は続いており、今もなお彼のシグネチャモデルは発表されています。

そんなシグネチャモデルも既に4台目。

今回はそんな彼のGibsonシグネチャモデル4機種をまとめてみました。

TAK MATSUMOTO Les Paul Canary Yellow

1999年、日本人初のGibsonとのシグネチャー契約という事で話題になったギターですね。

ボディカラーは、松本氏の「フェラーリの黄色が良いな」という発言で決定。
ギブソンはそれを受けて、フェラーリ本社から色見本を取り寄せて再現したという話です。

マニアの間ではキャナリーイエローを略して「CY」と呼ぶこともあるようです。

黒のバインディング、ポジションマークのインレイはアバロン(アワビ)と豪華な仕様になっています。

ピックアップはGibson の BurstBucker#1 と #2 を松本氏の好みにカスタマイズされた「TAK Matsumoto Special」と呼ばれるものがマウントされていました。

サウンド面では、中域の良く出たパワフルなサウンドで、ハードなディストーションサウンドが特徴的です。

この頃の楽曲である『Brotherhood』や『ELEVEN』を聴けば上記のようなのディストーションサウンドを彼が求めていたことがうかがえます。

TAK MATSUMOTO Les Paul TAK BURST

2002年から2003年までメインとして使用されていたのがこのキルテッドメイプルの木目が美しいタクバースト。

このボディーカラーもレギュラーラインや今までのレスポールには存在していない、このモデルのオリジナルカラーです。

先のキャナリーイエローと同じく、ブラックのバインディングと、指板には綺羅びやかなアヴァロンインレイといった松本氏こだわりのルックスです。

テクニカルなプレイを意識した為か、ネックシェイプがストレスを感じさせない薄さのあるシェイプになっています。

PU にはオリジナル PU である New TAK Matsumoto Special を搭載。

スッキリとして余計な部分のない鳴り方とパワーのある PU が合わさり、タイトでハイゲインでも芯のあるサウンドが特徴的な個体です。

キャナリーイエローより多少ヴィンテージよりのトーンにシフトしているようです。

TAK MATSUMOTO Double Cutaway

2003年末のB’zツアーで初登場。

その後TMGツアーでも使用され、現在でもライブツアーなどで起用される場面の多いシグネチャモデルです。

2代目まではレスポールモデルを使用してのシグネチャモデルでしたが、今回はギブソンの伝統的なヘッドストック・シェイプに、左右非対称のダブル・カッタウェイという新たなデザインが採用されています。

ヒストリックコレクションなどのレスポールより約6mm薄いボディーを持ち、コントロールレイアウトは2ボリューム1トーンとレスポールより1つトーンが少ない仕様に変更になっていますね。

ピックアップは Burstbucker #2 と #3 をベースにカスタマイズされたものをマウントしているとの事です。

今までの TAK Matsumoto モデルは1色のみでしたが、このモデルはゴールドトップやトラ目のボディートップ、LesPaul Custom のように指板にエボニーを配したものなど複数のカラーと複数の使用が作られています。

TAK MATSUMOTO Double Cutaway
Epiphone Tak Matsumoto DC Custom Ebony Double Cutaway

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TAK MATSUMOTO FIREBIRD

これが現在最新の松本氏のシグネチャモデル。
レスポール、ダブル・カッタウェイときて今回はガラッと変わって Firebird 仕様のモデルです。

2ハムバッカ―に改造して使用していた本人所有のファイアーバードVを元に作成されています。

ファイアーバードのデザインはなるべくそのままに、本人の好みにヘッドストックはレスポール、DC同様のネックとコントロールレイアウトに変更されています。

2014年、松本氏のソロツアー「Tak Matsumoto LIVE 2014 -New Horizon-」でメインギターに採用、フレイムメイプルトップで VINTAGE SUNBURST とTRANS BLACK BURST の2色を使用しています。

もちろんポジションマークのインレイはアヴァロンです。

TAK MATSUMOTO FIREBIRD
Tak Matsumoto Firebird/VS

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ライター:中前 議晴

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