プロ御用達 Sweet Honey Overdrive が新しくDeluxe になって登場![記事公開日]2016年6月15日
[最終更新日]2021年09月13日
[ライター]中前 議晴

Mad Professorロゴ

フィンランドのエフェクター/アンプメーカーである”Mad Professor”。

数年前から話題になり今では絶対的な地位を確立し、今では楽器屋さんで「いい歪エフェクターない?」と聞くと、必ず名前の挙がってくるブランドです。

そんな”Mad Professor”ですが、やはり評判がいいのがオーバードライブやディストーションといった歪み系エフェクターです。

中でもオレンジ色のボディーを持った”Sweet Honey Overdrive”はプロのエフェクターボードでも良く見かけるエフェクターであり、非常に出来の良いオーバードライブペダルとなっています。

“Mad Professor”でも人気の高い”Sweet Honey Overdrive”がこの度リニューアルして登場しました!

旧 Sweet Honey Overdrive

旧 Sweet Honey Overdrive

甘く暖かで明るいトーンが特徴で、基本的にローゲインなサウンドを作ります。
ギタートーンの中心となる、基本的な音色としてご使用いただけます。

軽くプッシュされたハンドクラフトの真空管アンプのように、軽いオーバードライブからクリーンまで、ギターのヴォリュームだけで操作することが出来ます。

特に真空管アンプと組み合わせると、DRIVEノブを上げることで強い歪みを作ることも出来ます。
オーバードライブとしてのゲインはそれほど高くはありませんが、音の瞬発力とレスポンス、厚い音色の質感が合わさり、手元の操作だけでまるでディストーションのような音色からブルースやロックのリード、バッキング、ファンクカッティング、ジャズギターなど、どんなジャンルにも対応できる柔軟性が特徴です。まさに「クリーンサウンドのようで歪んでいる音色」です。
SHODは、ピッキングに対する反応性が絶妙で、弾いた瞬間のタッチがそのままアンプを通して表現できるので、思うがままのプレイを実現させることができます。

こちらが今まで市場に出回っていた”Sweet Honey Overdrive”です。

以前、実際に試したことがありますが、ピッキングニュアンスに非常に忠実で、ボリュームコントロールから歪みの量まで右手の強弱でコントロールできるハイクオリティなオーバードライブペダルです。

Onにするとミッドが豊かになり甘くハリのある上質な歪が得られます。

ギター本体のボリュームへの追従性もすばらしいものがあり、そこそこ歪んでいるオーバードライブサウンドから、クランチ~クリーンとリニアに変化していってくれます。

1Vol、1Gain、そして全体のダイナミクスや音色の重心をコントロールする独自のノブFocusというノブの3つ。
シンプルなノブで音作りも簡単です。

ブティック系のエフェクターに有りがちな、スウィートスポットが狭くて音づくりに苦労するようなことはなく、ギターにつないで3つのノブは12時、とかでもある程度いい音はします。

MAD PROFESSOR Sweet Honey Overdrive

この旧バージョンでも十分使い勝手が良く、現場で即使用できるペダルだと感じていました。

が!

この”Sweet Honey Overdrive”のNewバージョンがでしまったのですね。
それが次の”New Sweet Honey Overdrive Deluxe”です。

New Sweet Honey Overdrive Deluxe

New Sweet Honey Overdrive Deluxe

名前にNewとDeluxeまでついてしまいました。
メーカーもよほど自信があるのでしょう!

さて旧バージョンから何が変わったのか?

一目見てわかるのがボディー表面のコントロールノブが増えたこと。

旧バージョンでは、ToneをコントロールするノブはFocusノブ1つだったのですがDeluxeは3つ。

今までのFocusノブに加え、Bass・Trebleが増設されています。

これにより、どんなアンプやギター、現場においても最適なトーンが得られるようになっています。

もちろんミッド豊かな甘くハリのある上質な歪は新しくなっても健在です!

ギター本体のボリュームへの追従性もそのまま残っています。

まとめ

新しくなったことにより、音質やプレイアビリティはそのままに、よりどんな環境でも使える適応能力が備わったといったところでしょうか。

旧バージョンにはハンドワイヤードのバージョンがありましたが新しいNew Sweet Honey Overdrive Deluxeにはないようです。

ただ、ハンドワイヤードとプリント基板を用いたものでそこまで違いがあるかといえば、Noと著者なら答えます。

差額2万円の価値を見出せるかと言ったら…ですね。

その為、New Sweet Honey Overdrive Deluxe にハンドワイヤードのバージョンがなくても全く問題ないと感じます。

ギターの原音に忠実でレスポンスのいい歪をお求めの方は是非試してみてください。

Mad Professor New Sweet Honey Overdrive Deluxe

ライター:中前 議晴

マーティ・フリードマンなどとも共演。親しみやすく和やかな雰囲気でのレッスンが好評!! ギタースクール ROOTSのページ – ギター教室navi

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